Nebbiolo 2015 Luigi Einaudi
Nebbiolo Capisme.e 2015 Domenico Clerico
Nebbiolo d’Alba Valmaggiore 2013 Sandrone
Barbaresco 2014 Castello di Verduno
Barbaresco 2014 Produttori del Barbaresco
最近は試飲会の値段が値上がりしている。
ちょっとした試飲会、着席で30ユーロは普通、50ユーロも当たり前、それ以上になるとちょっと高過ぎの傾向はあるが、80ユーロでも、もちろん内容にもよるのだがやっているところはある。
立ち飲み式でも10ユーロなら安い方、25ユーロや30ユーロも増えている。
もちろん、関係者は無料または割引のところも多く助かっているが、あちらこちらでまともに参加費を払っていたらたまらない。
エノテカでもちょっとした試飲会、というよりワインを振る舞うことは多いのだが、それにお金を取るところも増えている。
しかし、家から比較的近いところにあり、懇意にしているエノテカ、ディ・ビアジョは、今でも毎週1回、土曜日の午後の試飲会を無料で開催している。(12月や夏など、季節によってはやらないこともあるので注意)
その時によって、ワイナリーを決めたり、テーマを決めたり、いろいろ。
今回のテーマはネッビオーロ。
しかし、ネッビオーロは3種で、バルバレスコ(品種はもちろんネッビオーロ)2種、合計5種のワインを振る舞った。
もちろん無料。
もう、すごい大判振る舞い。
今時、ここまで振る舞うエノテカはローマでは少ない。
しかし、無料とはいえ、できたら何か買うのは一応常識。
当日試飲のワインは10%割引で提供、その他、ワインの品揃えは豊富だし、また、もともとお菓子屋さんから始まったので、お菓子コーナーも広く、実に豊富。
ちょっとした食品も含め、買いたくなるものは見つかる。
Nebbiolo 2015 Luigi Einaudi
ちょうど昨日の夜、マッソリーノのネッビオーロ2015を飲んだばかり。
マッソリーノが花とフルーツにタンニンが少し、軽やかな印象だったのと逆で、こちらはタンニン、そして花とフルーツ、硬い印象。
マッソリーノも魅力的で大好きなのだが、エイナウディのこの硬さ、伝統派のこの頑固さもいい。ちょっと地味、と思う人も多いだろうが、モダンネッビオーロにはない魅力がある。そして、値段が安いのにびっくり。++++
Nebbiolo Capisme.e 2015 Domenico Clerico
今年の夏前に逝ってしまったクレリコ氏。
ワインの勉強を始めた頃、せっせと試飲会に通っていると、いつも見かけた。
ご本人自らワインを注いでくれて、言葉少なく説明してくれるその姿が印象的だった。
彼がいなくなって、またワインが変わっていくのだろう、という気もするが。。。
ワインはすでにモダン。花やフルーツは綺麗なのだが、香りが短い。
タンニンもまろやか〜で、こういったモダン、まろやかワインが好きなら良いと思う。+++
Nebbiolo d’Alba Valmaggiore 2013 Sandrone
サンドローネは、賛否両論のワイナリーだと思う。
20年くらい前、話題に上がり、初めてバローロを飲んだときには感動だった。その後、ちょっと質が落ちたように 思ったが、また回復したような気がする。
値段を考えるとエイナウディの方がいい。ほぼ同じ値段と思うとクレリコより断然いい。
しっかりしたベースに、程よい個性の主張があり、インパクトも良いし、モダンと伝統の中間を行く感じで、香りも味わいも納得出来る。++++
Barbaresco 2014 Castello di Verduno
ヴェルドゥーノは魅力的なワイナリーの一つだと思う。
色が綺麗で、香りも綺麗で、味わいも可愛らしい。
しっかりした味わいというのとは違って、かしこまらない、肩肘張らない。
花やフルーツの香りが綺麗で、女性的。優しいまろやかさがある。++++
Barbaresco 2014 Produttori del Barbaresco
協同組合のワインなのに美味しいのは、アルトアディジェのものとこのプロドゥットーリのバルバレスコではないかと思う。
本当に、いつ飲んでも、どこで飲んでもよくできている。
もちろん他にもっと良いバルバレスコもあるし、同じプロドゥットーリのでもアジリなどのクリュものの方が良いわけだが、それにしても、このベースのバルバレスコはいつ飲んでも納得出来る。+++++