在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Delyus 2016 Marta Valpiani

2017-05-28 21:07:06 | Veneto, Emilia Romagnaヴェネト、エミリア
Delyus 2016 Marta Valpiani
エミリア・ロマーニャの白ワイン。



少し前、ローマで、初めてと言っても良い、その場でワインを買える試飲会が開かれた。
記憶によると初めてだと思う。

そう、試飲会では、(ある程度)好きなだけ飲めるが、ワインを買うことはできない。
これは、ヴェローナで行われるヴィニタリーでも同じである。

売って〜と言っても売ってはくれない。

さて、この試飲会は、そうとは知らないで行ったのだが、先に来ていた友人に、買えるんだよ〜と言われ、購入できます、との放送が流れ、本当に買えるんだぁ、とちょっとびっくり。

と言っても、現金だけのところが多いし、うちのワインクーラーはいつも満杯状態で、そうたくさんは買えないのだが、適当に数ケースを購入した。

うち、ちょっと買ったワインの1本がこれ。

本当はサンジョヴェーゼの2015年を買いたかったのだが、これは、結構早めに売り切れていた。(やっぱり目指すものは同じ)
そこで、これから暑くなるし、白を2本購入。



品種はブレンドで、Trebbiano Romagnolo, Grechetto Gentile、土着品種のAlbanaがわずか混ざっている。

色はそれほど濃くない。
熟した白いフルーツのちょっと甘い香りに、塩味〜という香りが覆いかぶさる。上品にミネラル臭、とかではなく、塩味〜( 塩)辛いですよ〜と香りに出ている。
アタックからすでに塩辛い。その後酸味がつん、と出たかと思うと、また塩味が出てくる。酸味と塩味が余韻に残る。でも、全体に悪くない。面白い。+++

エミリア・ロマーニャのワインが好き、という人は少ないと思うが、ランブルスコは置いておいて、サンジョヴェーゼも、白も結構好き。
かしこまらず、気軽に飲める。
重たいブルネッロよりいい、という人は少ないだろう。
しかし、選べば結構よくできていて、値段も安い。
ちゃんと選べば、かなり狙い目。

Dolcetto d'Alba 2015 Roagna

2017-05-21 22:42:51 | Piemonte ピエモンテ
Dolcetto d'Alba 2015 Roagna
期待の2015年




ああ、このワイン好き、とか、このワイナリー好き、というのがあるが、私にとって、このワイナリー好き、という一つが、このロアーニャ。

ロアーニャは、大胆というか野暮ったい、しかし、一度見たら絶対に忘れられないラベルが印象的。

ロアーニャです〜と書いてある。

昔はこういう、ワインの名前より、ワイナリーの名前の表記のほうが極端に大きいラベルが多かったが、今はだいぶ少なくなり、ワイナリー名がデザインの一部になって、大きくてもおしゃれに表記されている。

しかし、これは、ロアーニャです〜(笑)

さて、ロアーニャを初めて知ったのは、ジョヴァンニ・ビエッティ氏のビオワインの本。

今ではビオワインも、ビオワインの本も巷にあふれているが、ずっと以前は、ひっそりとしていた。

ジョヴァンニ・ビエッティ氏は、実は、ローマのオペラ座で、オペラレッスンを1ヶ月に1度程度開く、高名な音楽家である。
このオペラレッスンが、これまた最高に面白い。
面白い出し物の時は時間があれば行く。ほぼ2時間近く、ピアノを弾きながらの講義。
非常に有意義で、最高。素晴らしい。お見事。

最初は、あの本の著者と、この、音楽関係の本も多数出し、ラジオにも多数出演している高名音楽家が同一人物???と思ったものだ。

さて、ロアーニャは、そのビエッティ氏が出しているビオワインの本で紹介されていたのが最初のきっかけ。
ラベルは一度見たら忘れられない。

ロアーニャです〜

しかし、そう簡単に手には入らなかった。

ビオ試飲会でちらちら見かけ、飲んだが、なかなか手に入らない。
ところが1年ちょっと前から、近所のご贔屓エノテカで、このドルチェットだけ棚に並ぶようになった。(私以外に誰が買うのだろうか、とちょっと疑問)

さて、ロアーニャはバルバレスコ、パイエが涙が出るほど美味しい。

しかし、こちらは値段が高すぎ、たぶん、誰も買わないだろうと思うのか流石に棚には並んでいない。
そこで、仕方がないので、ドルチェットで我慢。

2014年ヴィンテージから並び始め、しかし、2014年ヴィンテージは細く、デリケートなので、次が出ないかと心待ちにしていた。

この前、ついに2015年ヴィンテージを発見。

おお、これは買うしかない。

何度飲んでも、やっぱり、大好き。
2014年よりやや濃いめの色。
甘さが引き立つ中、綺麗な酸味が出ていて、スパイシーな面もある。香りの長さ、十分、そして、アタックが優しく、酸味が続き、余韻が最初はちょっと太く、そしてやや細くなったかと思うとすぐには消えず、しばらく残る。++++

実は、ドルチェットは個人的には好きな品種ではないのだが、リナルドのものなども含め、よくできた、ドルチェットらしくないドルチェットは大好き。

ロアーニャのドルチェットは、ドルチェットにしては値段がかなり高いのだが、これも数本、買い占めるしかないような気がしてきた。
数年後に飲むために。

Valle d’Aosta Rose’ Larmes du Paradis 2014 Cave Cooperative de Donnas

2017-05-21 06:40:32 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
Valle d’Aosta Rose’ Larmes du Paradis 2014 Cave Cooperative de Donnas
お気に入りのロゼ、最後の1本





ワインの楽しみはいろいろある。
だからワインはやめられない。

1種のワインでヴィンテージ違いを飲むことも面白いが、これと思ったワインの同じヴィンテージを数年に分けて飲むのも最高。

このロゼは、ラベルは、これ以上野暮ったいラベルはそうたくさんはないだろうと思うくらい野暮ったいが、中身は美味しい。
この意見は私のだけではなく友人の間の共通の意見で、ラベルがもっとかっこいい、またはおしゃれ、スッキリならもっといいのに。
いや、それで売り切れたら困る(笑)ので、これでいい。

さて、ワイナリーはもう15年以上前から知っていて、ヴァッレ・ダオスタのワイナリーの中では悪くない、と思っていた。(その頃はこのロゼはなかったような気がする)
他のワインも美味しいが、これは絶対に美味しい!と思うワインには若干欠ける、と失礼ながら思っていたが、いやー、このロゼは美味しい。

そこで2ケース、12本買って、最初はイッキに、残りが少なくなってからはちびちびと飲んでいた、いよいよこれが最後の1本。
2014年ヴィンテージだから、2年以上経っている。

2014年はあまりよくはないヴィンテージなので、最初はやや細く、デリケートな感じだった。
すっきり酸(と塩味)がきれいで、香り仄か、キリッと冷やしてすっきりと飲んでいた。

2年経って、もともと薄い色のロゼではないが、若干濃いめというか落ち着いた色調を帯び、花の香り、木イチゴ、イチゴ、森の木の実の香りが豊か、甘く、大胆になっていた。
見事に、とてもきれいにまろやかさが出て、そこに、持っている酸(と塩味)が加わり、それは素敵なワインになっていた。

白はすぐに飲み、ロゼならなおさら、と思うかもしれないが、良いワインは少なくとも1−2年は置いてから飲むほうが絶対に美味しい。

飲み頃最高。

あー、最後の1本が終わっちゃった。(涙)

Portofino Bianchetta genovese e Vermentino 2016 Bisson

2017-05-12 12:41:47 | Liguria リグリア
Portofino Bianchetta genovese 2016
Portofino Vermentino 2016
Bisson

さっき置いていった見本があるから、とマルコが出してくれた2本。

リグリア州のワイン。
ポルトフィーノは、日本人にはまだあまり知られていないが、イタリアの高級バカンス地。



ビアンケッタは、そんな品種があったね〜と思われる1本。
香りは、すぐにりんごと黄色の花、結構強い。安定性があり、あまり変化はみられないかと思ったのだが、しばらくたって、海の塩味が出てきた。
味は一瞬酸味が出てきたかと思うと、塩味に消されてしまう。そして、再び出てきた酸味と塩味とほろ苦さが一緒になって余韻に残る。余韻は結構長い。(マルコ曰く、ちょっと苦すぎ)
これだけ飲むとちょっと塩味がキツすぎ、ほろ苦さが立ちすぎ。きりっと冷やして軽めの料理、海辺でというシチュエーションなら悪くない。++(+)

ヴェルメンティーノの方は、ビアンケット比べると、香りがかなりニュートラル。
熟した白いフルーツの香りに、白い花、白胡椒などスパイス臭がほんのり、そして、塩味がすぐに上がってくる。その先に、若干気になる香りがないわけでもない。
味は、こちらも塩味いっぱい。ほろ苦さもある。余韻はまずまずで、最後、消えてしまうところがちょっと残念。++

Barbera d'Asti Vigna del Noce 1999 Trinchero トリンケロのバルベーラ 1999

2017-05-10 11:41:36 | Piemonte ピエモンテ
Barbera d'Asti Vigna del Noce 1999 Trinchero




昔は、ご贔屓エノテカ、土曜日の無料立ち飲み試飲会にできるだけ参加するディ・ビアジョでも売っていたので時々買っていたのだが、売らなくなってもう随分になる。

以前から特殊なワインであったし、そして好みが大きく分かれ、決して安くはないので(昔は安かった。。。)置かなくなったのも無理はない。
そして、他のエノテカ(といっても以前ほどあっちこっちを見に行くことはなくなったが)でもほとんど目につかない。

そう考えると、一体どこに置いてあるんだろう?と、ふと考える。

もしかしたら、かなりが日本に入っているのでは???
(冗談ではない)

さて、話変わって、昨年いろいろやらかしたおかげで、今年から趣向がかわったアルマンドの試飲会、いや正確には試飲会ではないのだが、で、やっと出た。
こういう場合、Finalmente! と言う。

昨年、AISのオーガナイズがボロボロ、最悪で、毎回クレームが出ていたアルマンドの試飲会、おかげで、今年はなし、となった。

そこで、場所と趣向を変えて、今年は「ワインとアートの講座」。

だから、アートがメインになるのは当然で、アート好きの私はそれでも良いのだが、ワインが。。。。(涙)

毎回3種しか出ないのは仕方がない。
(アートの講義は、毎回3時間以上)

しかし、チェサネーゼのオンパレード。
そして、フラスカーティ。。。。

アルマンドが選ぶのだから、それなりに悪くはないワイナリーのものばかりなのだが、そして、私も知らないワイナリーの面白いワインも出てくるのだが。。。。

で、やっと(つまりFinalmente!)トリンケロが出てきた。



おー

それも1999年。

バルベーラ100%。

バルベーラ・ダルバではなくてバルベーラ・ダスティ。(満足)

熟成7年。

未だにスミレの香りがあるくらいで、ブラインドだと、逆立ちしても1999年とは思えない。

よく、7年熟成しました〜と言って、いい加減疲れた、または、1年も経つとお疲れワインになるだろうな〜と思うワインを出しているワイナリーがあるが、トリンケロはあと10年は持つだろう、と思わせる。(冗談ではなく10年)

レッドベリーのような酸味のある森の木の実、スパイスが上品にワインを引き締め、香りが長い。
アタックは一瞬優しいが、すぐに酸が広がり、酸のあるワインの嫌いな人には向かないが(そういう人は飲まなくていい)、酸がタンニンを覆い、品よく余韻に残る。

あー、久しぶり。
+++++

Tenuta Bosco エトナのワイン 6種

2017-05-10 10:53:30 | Sicilia シチリア
Tenuta Bosco のワイン





ラベルがかわいい〜、おしゃれ〜で飲んでみたワイン。

イタリアでは山は女性で表現される。(イタリア語でも女性形)
だから、エトナから立ち上がる煙を女性の唇で表現。

山と煙の色のバリエーションがとてもかわいい。

エトナの北に畑を持つ。
150年の畑で、650−700mの標高。


Piano dei Daini 2016 +++
カリカンテ90%、他、カタラット、グレカニコ、インソリア10%
香りはきれいで、エレガントな雰囲気があり、ピーチの香りにケッパー風の緑、塩辛いかと思わせるような香りが上がる。
しかし、味は酸味が強く、余韻の長さはまずまず。もう少し期待したのだが。

2015 +++
全体にもう少しインパクトが出て、香りも強いのだが、味にフレッシュさに欠けるところが出てきていて残念。

ロゼ 2016 +++
ネレッロ100%
香りがきれいで味わいも悪くない。

2014 +++(+)
香りはとてもバランスが取れ、パーフェクトなのだが、そうなると味に期待してしまう。余韻の長さがもう少し欲しいところ。酸味とのバランスは良い。

赤 2014 +++(+)
香りは悪くないが、味にやや化粧っぽさが残る感じ。甘さ(まろやかさ)に加えほろ苦さのコントラストがあり、余韻の長さは悪くない。

Vigna Vico 2013 +++
香りも悪くはなく味も良いのだが、値段が高すぎ。そして、そこまでのインパクトがあるわけではない。

最近ビオの認証を取ったということで、ヴィンテージのよってはすでに記載されてる。
香りは全体にきれいで、透き通る感じも含み非常に良いのだが、味わいに若干物足りなさがある。

Lasciati andare di Francesco Amato イタリア映画の紹介「なるがままに」

2017-05-09 14:05:00 | 何故か突然イタリア映画
Lasciati andare なるがままに
監督 フランチェスコ・アマート




エリア・ヴェネツィアは、本も出している著名な精神科の医者。
結構な年なのに、甘いものは好きだし、仕事では座って人の話を聞いているだけ(居眠りもするが)なので、医者に、運動をしなさい、ジムに通いなさい、と言われる。

近くのジムに行ってみると、その雰囲気にびっくり。
患者にあったりもするので、入会をためらっていたところ「入会金が浮くわよ〜」と、パーソナルトレーナーを申し出る調子のいいスペイン人トレーナー、クラウディアに出会う。

早速、ジョギングやら、雨の日は室内トレーニングやら、ハードなトレーニングが始まる。

エリアには優しい妻がいるが、壁を作って、隣同士、2軒別々の家にして暮らしている。食事の支度、洗濯など、こまごまとした世話を夫のために長年にわたってせっせとする妻のジョヴァンナ。(やさしい〜)

さて、エリアの方は、次第にハチャメチャパーソナルトレーナーのクラウディアと、その娘も巻き込んで(巻き込まれて)爆笑コメディが展開される。

しかし、このところ、どうも、妻のジョヴァンナに恋人ができた模様。
おしゃれをして出て行く妻が相当気になるのであるが。。。

次第に、エリアとクラウディアの間には(ちょっと甘い)友情のようなものが芽生え、そんな中、ジョヴァンナは恋人と別れ、クラウディアは国に帰ることになり、エリアは、本当は妻を愛していたのだと自覚し、ハッピーエンド。



主演のトーニ・セルヴィッロは、ソレンティーノの代表作「グレート・ビューティー」、最近は(日本のイタリア映画祭でも上映された)「告解」で超シリアスを演じているが、なにせ有能な俳優(演出もする)なので、コメディも上手い。いや、コメディの方が上手いかも、と思わせる。

テンポの速さは見事でさすが、トーニ。うーん、大好き、と個人的趣味が出てしまう。

ただ、セルヴィッロのコメディは、「ローマに消えた男」(というタイトルなんだぁ〜ビックリ)がめちゃくちゃ面白いので、これには負ける。
(イタリア語タイトルは「自由万歳」)

Angimbe 2015 Cusumano

2017-05-02 15:18:00 | Sicilia シチリア
Angimbe 2015 Cusumano



いつの間にかラベルが微妙に変わったかも。
品種はインソリアとシャルドネのブレンド。

クスマーノは、土着品種の単一でもワインを造るが、結構国際品種とブレンドする。
本当は、単一でもブレンドでも土着品種だけのほうが好みだが、リストにないのと、サルデニアのワインの後にはシャルドネが混じっているくらいが変化があっていいかも。
ちょっと変凡ではあるが。。。



シャルドネの柑橘が結構きりっと出るかと思うと、インソリアのちょっともたっとした感じも出ている。どちらの主張も強い。
味も同じ。柑橘、まろやかさがほどほど、わずか酸、ボディ、ミネラルがモザイクのように出てくる感じ。+++

あっかんべ〜 (ジョーダン)

Villa Solais Vermentino di Sardegna 2016 Santadi

2017-05-02 15:03:33 | Sardegna サルデニア
Villa Solais Vermentino di Sardegna 2016 Santadi



太陽いっぱいワインがいい、というリクエストで選んだサルデニアのワイン。
ワインリストにサルデニアのワインが必ずあるとは限らないが、ここは数種類揃えていて、悪くないかもと選んだワイン。

サンターディは久々。テッレ・ブルーネ(赤、カリニャーノ)はよく飲んだものだ。
こちらはベースの白。

ヴィンテージはすでに2016年。
ヴィニタリーも終わり、リリースが2016年に移行しつつある。



いたってシンプル、白いフルーツの香りにちょっと塩辛さがすでに上がってくる感じ。
ボディほどほど、酸味がないわけではないが、塩味に消されてしまっている。しかし、サルデニアのワイン、魚介系、味薄めのアンティパストにはちょうどいい。ミネラルを感じさせる余韻が結構続く。+++



Vereto Salice Salentino Riserva 2013 Vallone

2017-05-02 11:16:47 | Puglia プーリア
Vereto Salice Salentino Riserva 2013 Vallone



太陽がいっぱいのワインが好きというリクエスト、シチリアのワイン他、昨日飲みました〜、自然派はあまり。。。で、ワインリストを見る。
プーリアのヴァッローネが目に付いたので決める。

宣言しているように私は北イタリアのワイン派なので、選ぶのは北のものが多いが、ワインリストには全体にざっと目を通す。

プーリアのワインはたいてい2−3種類、それもちょっと選びたくないものが多いのだが、ここは幸いヴァッローネをこれだけだが置いていた。



品種はネグロアマーロ。

よく熟したフルーツ、さくらんぼなどがとても綺麗に出ている。甘すぎない程度のスパイス、しばらくすると、バルサム臭ではなく、カフェやカカオがだんだんと出てくる。
アタックがかなり心地よく、酸味とタンニンのバランスがとても良く、甘いほろ苦さを残す余韻が綺麗。
南でもこの程度の酸味はあったほうがいい。タンニンはこれくらいのほろ苦さを残すくらいで心地よい。++++

Cesanese del Piglio Campo Novo 2015 Casale della Ioria

2017-05-02 10:30:21 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
Cesanese del Piglio Campo Novo 2015 Casale della Ioria



チェサーネーゼが結構好きというリクエストで頼んだ久々のイオリア。
最近はチェサネーゼも日本で知られるようになってきているのかと思うとちょっと意外。

チェサネーゼは間違うと飲めないので、一応確実なものを選ぶ。

その昔、一番美味しいチェサネーゼ、唯一飲める(ごめんなさい)チェサネーゼとしても知られていたイオリア。(ちゃんとボトル詰めして一般に流通しているものが少なかった時代でもある)

久々のイオリアで、ラベルがおしゃれになっていた。



香りはフルーツ、バルサム臭、スパイスなど、全体にホワッとして、何かが突出している感じではない。ニュートラルな印象。
酸味が、思うよりある。それがきりっと引き締めている感じで良いのだが、酸味が苦手な方にはちょっと強すぎる感じ。ほろ苦さが残る。ほどほどの長さの余韻。++(+)