在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリアコロナ>>日本コロナ 日本への一時帰国 5

2020-05-29 10:01:10 | もろもろ、つれづれ



コメントをいただきました。
時差があるため、反映させてはいませんが、ちゃんと届きます。
ありがとうございます。

フランス、いいですね〜

本当は、昔々、フランスに移住したかったんです(笑)



私も、出発がこれだけ早まるとは思っていなかったのですが、元々一時帰国の予定はあったため、出発前から、コロナの関連記事にはかなり注意していました。
発表されなかっただけかもしれませんが、しばらく、空港のPCR検査で発見された陽性の人はいなかったか、ほとんどいなかったか。。。
しかし、2−3日前、ブラジルから来た人が成田空港の検査でなんと4人も陽性、また昨日は、どこからということは言いませんでしたが、2人見つかった、とのニュースでした。

この状態では、空港でのPCR検査がなくなる可能性は低いかもしれません。


また、全国の封鎖が、段階的とは言え解除され、ほっと一息ついたのもつかの間、一部で、じわっと感染者数が増えてきています。

このコロナの面倒な「時差」で、統計に出た人が実際に感染した日はもう少し前ですが、全国で解除になった今、外出は増えてきているため、これから、一時的であっても確実に感染者が増えます。


そこで、解除でホッとしたのは一時で、もう第2波の心配。


海外組の「PCR検査+自己隔離セット」がなくなるのは、かなり少し先になるような嫌な予感(涙)



現実問題、到着の空港から比較的近いところに住んでいて、ご家族は健全、空港までお迎えにも来れるという方は、空港から自宅へ直行、あとは、自宅でのんびりと自己隔離の14日間を過ごすと良いと思います。


一番問題なのは、公共機関(新幹線か飛行機)を使わないと自宅へ戻れない方、です。

同じフライトで、ちょうど同じ時間に空港を出ることになった方のご両親が車で名古屋から迎えに来ていらっしゃいました。
イタリアでも、同じようにかなり遠くから家族が迎えに来ています。
(ただし、空港でPCR検査をやるわけではないので、妥当な措置)

公共機関を利用する方は、特にフライトに関しては14日経たないと搭乗拒否されるともいわれるため、空港近くなどで14日を過ごすことになってしまいます。
同じフライトでも、空港周辺ホテルに向かっている方もいらっしゃいました。


私のように、万が一をことを考えて自宅直行を避け、自宅から比較的近いあたりで隔離用のアパートを確保した場合は、今は、感染の安全圏を過ぎた10−12日程度で、公共機関を使わなければ、自宅へ移動し、14日まで隔離を続けることは決してできないことはないかも、と思いました。



細かく見ると、空港でいただいた書類の内容(多分、改定されていない?)と、厚生労働省などのページに記載されている内容は微妙に食い違いがあります。

それは、多分5月16日から変わったのではないかと思うのですが、

指定された場所から外出しないでください

が、

不要不急の外出を避け、待機する

となっています。


現実問題、外出できないとなると、毎日どうやって食べていけばいいんだろう、ですよね。
もちろん、ウーバーイーツとかはありますが、お金がかかる上に栄養が偏る。。。
それも、数日ならともかく、14日です(涙)


それが、少しは現実的にはなったような気がしました。
とにかくPCR検査で陰性をいただいているわけですから。


私は、ラインがライン・イタリアなためか、アプリは今ひとつうまく作動せず、保健所からの連絡は、今のところ(連絡先になっている)自宅にも入っていません。

体温は毎日測り、自主的にラインのアンケート(簡単な質問が2件だけ)に回答を送っているので、これで大丈夫なのか?



6月からフライトがだいぶ増えるようですね。
そこで、帰国者が増えると、また状況も変わると思います。
改善されることを祈ります。

イタリアコロナ>>日本コロナ 日本への一時帰国 4 成田空港に着いてから

2020-05-27 17:30:58 | もろもろ、つれづれ



たぶん、一番気になるのは、空港に着いてから。


成田空港に着陸して、1時間程度機内で待たされたというような情報もあり、結構どーんと構えていたのだが、乗客は少ないし、飛行機が止まってから15分程度で降りることができた。

以前は、自宅へ帰る組と帰らない組に分けて、自宅に帰る組が先に降り、帰らない組はその後降りる、としていた(こともある)ようだが、乗客は少ないし、分けることもなく前方の人から順番に降りていった。

10人程度づつ、乗務員から指示される。


ここから先の行動は、すべて職員の案内による。

成田で降りる人と、乗り換えの人(外国人ばかりで意外に多かったのだが、15人くらい?)とに分かれる。

降りる人は、案内されてさらに進み、検疫所の手前で少し待つ。

検疫所には、7−8つ程度のテーブルが並んでいる。
機内で記入した(3枚のうちの)2枚の書類を提出し、確認、ライン・アプリの使用の同意書、職員から案内をちゃんと聞きました、という同意書など3枚に署名する。



これがライン・アプリの案内。


ここで笑ったのは、同意書などに鉛筆で署名。。。

ありえない〜
イタリアじゃ、絶対にありえない〜
書類が無効になる〜


各テーブルに、使い捨ての鉛筆が置いてあって、それを使って署名する。
自分の持っているペンを出してください、とは言わない。
ある意味、何て優しい(笑)

もちろん、感染を防ぐ為の非常措置なのだが、それでも、イタリアでは、鉛筆でサインをした書類に有効性はない。


また、どうやって空港を出発するのかというのは、嫌という程聞かれた。
ここだけでなく、この後も、何度も、何度も。

その度に、
車を頼んでます〜

その後、5分も待たないうちに、呼ばれて検査。

片方(だけ)の鼻の穴に綿棒を突っ込み、5秒。
ちょっとだけ痛い。


ある程度の人数が揃うと、待機所の方への案内がある。

20人くらいが、ぞろぞろと案内され、入国審査を通り、荷物はすでにまとめられてあったのを取り、税関は形だけでほとんど素通り。


生ハム犬なんていないし、税関で、スーツケースを開けることもないという雰囲気(笑)

いいんだろうか。。。。
これなら生ハム持ってこれたかも?


(建物内の)外に出た後も、まだまだずんずん進むのに着いていく。

そして、待機所の前で、グループを分けた。


結果を待たずに帰る人たち。
それも、もうすでに迎えが来ているグループと、まだ来ていないグループ。
すでに迎えが来ているグループは、ここで帰ることになるのだが、職員がしっかり付いてくる感じだった。
万が一陽性の可能性もあるから、確かに公共機関に安易に乗ってもらっては困る。

検査結果を待ってから空港を後にするグループ。
ここでダンボールベッドが見られるか期待したのだが、多分場所が違うのだろう、そこまで広くはない。


待機所には、一人用のソファが、間隔を空けておいてある。
しかし、これが、かなりの拷問だった。。。

背もたれが低すぎて寄りかかれない。。。



途中で、壁際の席が空いたので移ったのだが、いや、この椅子は本当に苦しかった。

トイレは近くにあるし、飲み物の自動販売機もある。
SIMカードを借りたい人なども、いいですよ〜という案内はある。

しかし、原則、ひたすら待つだけ。



軽食と水は用意されていて、勝手に取れる。
でも、これだけ。。。
せめて、おにぎりとかサンドイッチとか欲しかった(笑)

そして、バナナのちっちゃいのには笑ってしまった。


待つこと4時間、着陸して5時間半後、結果がでた。
ただし、全員の分ではない、との話。


ここで、私の場合は「自宅で結果を受け取る」に丸が付いていて、さらに待つ。

あれだけ、自宅には帰らない、車を頼んである、結果を待ってから空港を出る、と再三言ったのに〜
お願い〜

さすがに、あれだけ言ったのだから、間違えないでください!とは言った。

急ぐ旅ではないが、椅子の拷問から解放されたかった。。。。

幸い、30分後、つまり4時間半後、着陸して6時間後に検査結果が出た。

予想通り陰性。



これが、検査番号が入った紙。


その後は、もうすっかり放し飼い。

誰もついてくることはなかった。。。


やっぱり、ゆるゆる?

検査結果も、口頭だけで、渡される書類などはない。

なんか、ゆるゆる。。。


なお、メールで、正式に検査結果が入ってきたのは2日後。
だから、結果を待たずに、自宅に直行した人は、結果が2日後に判明したことになる。(と思う)



以上、帰国を考えている方のために。

6月からフライトが増えると思うので、空港での混み具合がまた違ってくるかもしれない。
また、宿泊が復活するかもしれない?
ダンボールベッドは復活しないと良いが(笑)

お迎えの方がいらして、すぐに自宅という方は、ある意味なんとでもなるが、送迎を頼ままくてはいけない方、宿泊施設を自分で確保しなければいけない方は、本当に、いったいいつ(何日に)空港を出られるのか、が一番の焦点となる。

フライトがまた増えたら変更はあり得ると思うので、事前インフォメーションがどうしても必要な方は、たらいまわしにされても、検疫所に電話してみることになると思う。

イタリアコロナ>>日本コロナ 日本への一時帰国 3 KLMのフライト

2020-05-27 14:56:55 | もろもろ、つれづれ



今は、ヨーロッパでは、マスクを着用していない乗客は、フライトの搭乗を拒否される。

KLMからは、1週間程度前に、ご丁寧にも電話で、マスク必須です、との電話が入った。
イタリアからではなく、オランダから。




久々のローマの空港は、人が少ない。
本当なら、この時期、多くの観光客で結構人が多いはずなのに。

念のために早めに空港へ行ったが、チェックインは余裕、セキュリティ・チェックを過ぎると、警察によるコントロールがある。
「移動証明書」を提出し、移動理由の簡単なチェック。
(今は同じ州内の移動の場合は、移動証明書の携行、提出義務がなくなったのだが、州をまたぐ移動、国外へは提出が必要)
私はちゃんとした理由があったためすぐに通過できたが、何やら長い説明を受けている人もいた。



空港内はこんな感じで、人は少ない。




ローマからアムステルダムまでのフライトは、100人乗りのかわいい小型機。
席は、通路を挟んで2−2、という構成。
その席を交互に利用。
空席が少しあったので、搭乗客は40名程度?

座席の上に、小さな箱に入ったスナックが置いてあった。
水とサンドイッチとクッキー(のようなもの)。




機内、途中で少し寝てしまったが、乗務員がサービスのために廊下を通り過ぎることは全くなかった感じ。

乗務員はもちろんマスクをしている。


定刻より早めに出発、アムステルダムにも、定刻より早く着いた。
スキポール空港での乗り換えは非常にスムーズに行き、次のフライトまでは結構待ち時間があった。

空港の店舗は、もちろん閉まっているお店も多いとはいえ、想像よりは開いていた。
簡単なお土産も買えるし、軽食程度なら取れる。




イタリアのソーシャル・ディスタンスは、以前は1.5mだったのが、解除にあたって、もっと現実的な数字、1mに変更になった。
オランダでは、1.5m。





さて、いよいよ、日本までのフライトは、この飛行機で。


乗客は50人程度だったと思う。

使用していけない席は、3−4−3の構成で、3人席の真ん中1つと4人席の真ん中の二つ。
なぜか、3席の窓側をとった私の一つ空いた隣に、ルーマニア人の男性がやってきたのだが、あとで考えると、向こう側と間違えたのではないかと思った。
とにかく、距離が近すぎるし、こんなに乗客が少ないのに、なんで3人席を二人で使うわけ??と思い、離陸後、空いてる席に移動した。
(離陸後の移動は全く自由、と言われた)



席には、結構大きな袋にいっぱい入っているスナック、他にサンドイッチが置かれていた。
袋の中には、水、コーラ、そして、スナック、チョコレート、ビスケット(みたいなもの)などが雑多に、あとはみかんが2つ入っていた。

9時間を超えるフライトは、暖かい食事を1回出すことになっている。
離陸して3時間目にお持ちします、との案内が事前にあった。



トレーに載ってでてきた食事は、ビジネスクラスも同じで、冷たいパスタで作ったサラダ風の一品と暖かいマカロニ、デザート(甘かった〜)と水。
いたってシンプル。

飲み物、スナックは、案内は一切ないが、ギャレーに行くと置いてあったので、水などが足りなくなったら、勝手に取ることはできる。

温かい飲み物は一切なし、アルコール類もない。

もともと乗客が少ないが、みんな最低限しか席を立たない雰囲気。

商務員が、時々、トイレの消毒をしているようだった。

かなりきちんとしていて、安心できる感じ。


日本へ近づくと、(日本人には)3枚の書類を配ります、との案内。
着いてから提出していただくものなので、必ず機内で記入してください、との案内。

ー携行品、別送品申告書(いつもの書類)
ー入国される方へ検疫所よりお知らせ 
ー質問票

質問派もっと細かいかと思ったが、そうでもない。
熱や症状はあるか、などなど、いたって平凡な質問ばかりだった。
ホテルやアパートに滞在する場合は、「ホテル」「アパート」などの表記だけで、名前まで書く必要はない。
空港までのお迎えに関しても、誰が迎えに来るのか、間柄のようなものも書く必要はない。

日本って厳しいと言いながら、なんか、甘い、なんかゆるい。。。。という感じが書類から漂う。。。。


そして、いよいよ着陸〜

イタリアコロナ>>日本コロナ 日本への一時帰国 2

2020-05-26 10:26:02 | もろもろ、つれづれ




日本への一時帰国を決め、自宅に帰るにしても、どこかの宿泊所に泊まるにしても、気になるのはPCR検査。
結果が陽性というのはほとんど疑っていなかったが、陰性でも結果がいつ出るのか。


これで、車と宿泊所の手配も変わってくる。


家族の方が迎えに来てくれて、結果が万が一陽性であっても、あと聞くので大丈夫という人は、検査が終わったら、(すぐにではないが)空港を出られる。

しかし、検査結果を待ってから空港を後にする人は、検査結果がいつ出るか、これが、ある意味最大の焦点。


帰国の予定を立てた時、調べると、当日出ることもあるが、1−2泊する(ことが多い)ように、随分と読んだ。
中部空港まで飛行機で運ばれた話や、ダンボールベッドで寝た話などもあり、当日はでないと思われた。

そこで、迷ったのだが、あとは野となれ山となれ、でフライト到着の翌日からアパートの予約をいれた。
また、検疫所の都合で泊まる場合、翌日は、幾つかの方面へ送ってもらえるバスが出るらしいというので、予約したアパートに近い羽田空港からの車の利用としていた。


ところが、ちょうど、出発の週になって、日本での感染者がかなり少なくなり、もしかしたら当日結果が出るかも?と焦った。
泊まるところも、車もない。



イタリア大使館の人から言われていた厚生労働相に直接電話をかけてみたが、わからず。
当日に出ることもあるし、1−2泊もありますね〜、と。

たまたま、成田空港職員の方がお客様の中にいらしたのを思い出し、連絡を取ると、丁寧に調べてくださった。
KLM(午前中に到着)は、当日に結果が出ます。

あれ〜

その時にわかったのは、検査の結果が何時頃出るのかがある程度はっきりとわかるのは検疫所、ということ。
電話をして問い合わせるなら、検疫所が良いと思う。


ということで、当日結果が出るということが直前にわかり、ホテルと車の同時手配。

出発前日になんとか全部予定が立てられた。


最近は、フライトがかなり少なく、利用客も少なく、検疫所も慣れてきたこともあり、だいぶ迅速になっているように感じた。
しかし、6月に入り、フライトの数が増えたら、どうなるかわからない。
もちろん、PCR検査を撤廃、ということはあり得るかもしれない。


もし、当日、どこかホテルを探さなければいけない場合は、空港には、開けているホテルが必ずある。
開いていれば、まず間違いなく、空いている。

だから、最悪はなんとかなる。



KLMからは、事前にメールと電話までいただき、マスク必須です、そして、サービスがかなり限られることはわかっていた。
とても丁寧な対応には安心だった。

さすが、オランダ人。

アリタリアにはできないよね〜(笑)

そして、いよいよ出発〜


イタリアコロナ>>日本コロナ 日本への一時帰国 

2020-05-25 20:21:51 | もろもろ、つれづれ



やっと、日本で落ち着いた感がある。

いま、帰国を考えている人のために。

たかだか一時帰国(もう何十回もしている)をするだけなのに、こんなに面倒だと思ったことはない。
こんなに大変だったことはない。

でも、友人と知り合いの協力(本当にありがたや〜)で、無事に日本に着き、PCR検査を経て、現在日本で自己隔離中。


今日、東京を含め、日本全国が緊急宣言から解除になった。
しかし、外国からの入国に関して、自己隔離がなくなるのはいつになるかわからない。



まず、帰国を感えたら、
在住している国の大使館のHPで、情報を確認
外務省の海外安全ホームページを閲覧
厚生労働省のHPで新型コロナウィルス感染症についてのページで、帰国関連情報を閲覧
をすると良い。

6月に入ると、フライトが増える(ようだ)が、5月中は、極少。

イタリア大使館情報で、幾つかの選択方法があるように見ていたが、結局はKLM以外の方法はなかった。

本当はルフトハンザで羽田着にしたかったのだが、HPを見ると、フランクフルトでの乗り換え21時間。。。ひえー

つまり、ローマ〜フランクフルト、1日2本のうち、うまく乗り継げる午前中のフライトはずっと満席、夜便に乗り、フランクフルトに1泊してから翌日の羽田行きのフライトに乗り継ぐしかなかった。
すぐに却下。

そこで、乗り換え空港で、乗り換えに問題が起こらない、そして、荷物のスルーが確実、という情報のフライトを選ぶことになり、選択はKLMだけになってしまった。

幸い値段は安かったので、到着が成田空港だが仕方ない。
これで妥協する。



日にちを決める。

都合で、できるだけ早く帰りたかったのではあるが、一つ、まずったことがある。
できるだけ早い方が良いと思ったので、たまたま予約したフライトが土曜日着だった。

もし、誰かが空港まで迎えに来てくれるなら、何曜日でも問題はない。

しかし、もしも、空港から送迎車を頼む予定であれば、平日着にして、週末は避けたほうが良い。

平日でも週末でも値段は変わらないのだが、いくつかある会社のうち、安い会社は早くから予約でいっぱいになってしまうようで、ダメだったり、時間の融通が聞かないようだった。
そこで、結局利用した会社は、とても良い会社だったが、成田空港から都内まで30000円。
この出費は結構痛かった。

今は、ソーシャル・ディスタンスの関係で、9人まで乗れる車に4人までしか乗れないようになっているのだが、それを、一人で豪快に利用。
ドライバーさんとの間に、ビニールの仕切りがあるかと思ったのだが(そうしている会社もあるよう)、それはなかった。

毎回の送迎前後にちゃんと消毒してるんだろうなぁ、という安心感があった。
もちろん消毒している光景を見たわけではないが、ドライバーさんの雰囲気から、間違いないだろう、と感じられた。



そして、自己隔離のための宿泊所の予約。

私はキッチン付きが良かったのでアパートを予約。

これも、直前だと、週末のほうが予約が難しくなるため、やはり、平日に到着したほうが良いと思う。

最初目につけたところは、出発の日にちなどを考えているうちに週末部分がダメになり、別なところを予約。

ただし、今は違うと思うが、宿泊を拒否されたというケースがあった(という情報)ため、念のために、予約前に確認することとする。

この時、日本の友人が直接電話して聞いてくれて、本当に助かりました〜
もう、涙、涙の感謝でした。

アパートの予約完了。



ただ、問題は、空港で行われるPCR検査結果がいつ出るかがわからないこと。
当日出るかもしれないという情報もあったが、ほとんど、1−2泊することになる、とあった。
そこで、1泊するかもと踏んで、到着の翌日からアパートを予約した。

また、1泊すれば、羽田空港までの送迎バスが出る、という情報だったので、実は、車も成田からではなく羽田からの予約としていた。

あとは野となれ山となれ。。。

続きます〜


イタリア コロナ ロックダウン解除2 やっと少し空気が変わってきた

2020-05-16 22:11:54 | もろもろ、つれづれ



5月4日からの封鎖の段階的解除で、17日までを フェーズ2−1 とすると、5月18日からは フェーズ2−2。


やっとやっと空気が少し変わってきた。


発表された、5月18日からの解除内容。

州内の移動はやっと自由になり、州内で動く分には、移動の際の自己申告書が必要なくなった。
そこで、イタリア人はセカンド・ハウスを持っている人が多いが、同じ州内であれば、問題なく行けるようになった。

ただし、州外への移動は、6月2日までは、仕事、健康、理由が自宅に帰るとか、他、急な用事でない限りは許されていない。


やっと友人と会うことが許されるようになった。
5月4日から、家族、親戚、恋人同士などは会えるようになったが、友人や知り合いと会うことはまだダメで(もういい加減隠れてあっている人は多いが)、しかし、18日からはそれも堂々と会えるようになる。
ただし、室内であれば、1mのソーシャル・ディスタンス(1.5mだったのが1mになった)を取ること、マスクをすることという規定はある。

もちろん、友人の集まり(人数に規定はない)はダメで、当然、イタリア人が好きな誕生日会などもダメ。
だから、しばらくは、せいぜい2−3人での集まりになるだろうけれど、それでも、やはり友人と会えるようになるのは嬉しい。


美術館も、同じく、予約や、ソーシャル・ディスタンスやら、いろいろの制約はあるが、やっと18日からオープンする。

各美術館や史跡によって実際のオープンの日にちは違うが、ローマのコロッセオも、人数をうんと限定して、入場できるように準備をしているところである。


そして、この時期、イタリア人が一番気になるのは、海。
海大好きのイタリア人が、海に行けなくなったら、イタリアの太陽の下で干からびそう。

一つのパラソルの空間は10㎡、チェアやベッドの間隔は1.5mとなった。
利用は予約制。

結局、パラソルごとにプレキシグラスで囲むとか、(たぶん木製素材)で丸いドームを作って囲んでしまうとか、ユニーク案がいくつか出されたが、「幸い」ボツになったよう。
でも、取り入れるのは構わないので、 この夏は、イタリアのどこかにそんなビーチが登場するかもしれない。


また、イタリア人が好きなのは、美容室。
日本人より利用が多いのではないかと思う。
これももちろん予約制での利用。
多くの制限があるが、6月1日からオープンとなっていたのが前倒しになった。


食料品以外の店舗もオープン。
広さにより、一度に入れる人数がきまる。


レストラン、バールも、どうなるかと思ったが、最終的なソーシャル・ディスタンスは1m。
レストランに関して、隣のテーブルだけでなく、向かいの同行者との間にもプレキシグラスを設置することになるのか、距離を守ればなくても良いのか、テーブルの大きさなどはレストランによるので、実際にどうなるか。

前にグラスがあったら、乾杯はグラス越し、グラスが空になっても、注いであげることはできないし、お熱いカップルが多いイタリアで、手を伸ばすことができな(笑)のだけど。



今日の新たな感染者は、875人。
5月4日に解除が始まり、人の移動が増えた。
北イタリアに止まり、復活祭にも家族に会いに行くことができなかった人たち、同じ町にいても会うことができなかった家族間の移動が始まっている。
コロナは「時差」があるので、それらの移動がどのような悪影響を及ぼすかは、誰にもわからない状態だったが、10日以上たち、新たな感染者の発生がだいぶ抑えられている。


ということで、18日からは、いよいよイタリアの空気が、本当に少しだけかもしれないが変わる。


さて、これでやっとコロナから一歩脱出、晴れて友人にも会える〜 と思うのだが、実は、急な用事で日本に行かなくてはいけないことになり、結局は、日本でまたコロナの渦中に引き込まれる。(涙)

帰国したら、空港でのPCR検査、そして、陰性でも14日の自己隔離義務があるし、一体いつになったら「私のコロナ」が終わるのか。。。。。

それでも、1月の終わりから始まったイタリアのコロナに、収束へ向かう光が差してきたことが心から嬉しい。



イタリア コロナ ロックダウン解除 解除から1週間

2020-05-11 23:40:17 | もろもろ、つれづれ



イタリア全土のロックダウンが解除されたのは5月4日。
段階的解除の第一歩目を踏み出した日。

今日になってやっと、ローマのある州、ラツィオ州での新しい感染者数が25人にまで減少した。

それも、ラツィオ州は、5つの県からなっているのだが、ローマ県以外はゼロ、という快挙。

ラツィオ州は幸い、北部のように多くの感染者は出なかったのだが、400人に上った日が1日あり、通常、100−200人だった。
4月20日ごろから徐々に減少していたとはいえ、25人という数字は、さすがに少ない。

ラティーナ県 0
ヴィテルヴォ県 0
フロジノーネ県 0
リエーティ県 0

そして 
ローマ県 25 
だが、ローマは広いので、その内訳、
ローマ市 12
ローマ県のローマ市外 13
の合計 25人

となっている。

一人の感染者が他の人を感染させる数値は 0.3 まで下がった。


そして、イタリア全体でも、新しい感染者数は744人。
死者も200人以下となっている。


やっとここまで来た、という感じ。
しかし。。。

もう日本でも理解されていると思うが、このコロナには「時差」がある。

つまり、5月4日の(段階的)解除後、州をまたいでの移動が条件付きでできるようになり、まだ本屋などの一部の店舗しか開いていないが、多くの人が外出するようになり、どうなるか。

この結果が出るのは、10−14日後となるため、今週後半から末となる。

多少の感染者の増加は仕方がないとしても、許容範囲内であることを心から祈る。


日本も、新しい感染者数が減少しているが(ようだが)、本当にじれったいことに、「その日」の結果が出るのに10日はかかる。
そこで、今日の油断が跳ね返ってくるまで時間がかかるので、どうか、本当に警戒を緩めることがないように心しないと。



イタリア映画の紹介 Tutti i santi giorni 「来る日も来る日も」(2012)

2020-05-10 05:36:36 | 何故か突然イタリア映画



Tutti i santi giorni 邦題 「来る日も来る日も」
監督 Paolo Virzi' パオロ・ヴィルズィ
2012年作品
シリアス・コメディ


大御所監督パオロ・ヴィルズィの映画では、私は何と言ってもIl capitale umano 「人間の値打ち」(2014)が好きで、これは何度見ても飽きない。
スリラーというか、事故死するウェイターを誰が(偶然)殺したのか、その犯人がわかっているのに、何度でも見れてしまう。
オチがわかっていても、見るたびに新しい発見がある。
それくらい、面白い。

この「来る日も来る日も」は、ヴィルズィ監督の「人間の値打ち」のちょうど前作にあたる。


さて、よくできている作品だとは思ったが、私の中では、1度見れば2度見なくても良いと思ってしまうカテゴリーに入る。

でも、評価も高いし、一度は見ても良い。

特に、子供ができなくて悩んでいたら。



グイドとアントニアは、全然性格が違うのに、付き合って6年、今でもラブラブ。

グイドは、すごく硬くて真面目、本の虫、高い教養の持ち主だが、性格がとにかくシャイ。
大型ホテルの、夜間専門の勤務をしている。

アントニア(33歳)は、駅のレンタカー会社のカウンター業務だが、夜は、ナイトクラブで弾き語りをし、どちらかというとロック系。

二人とも収入はカツカツなので、ローマのすごーく郊外のアパートに住んでいる。


年齢的に、周りは、子供がいる人が多いのだが、6年たってもできない。
特に避妊しているわけでもないのに。
そこで、医者にかかり、人工授精までトライすることになるのだが。。。


グイドは、髪がちょっと長くて、ハンサムな、ルカ・マリネッリが演じているのだが、超話題になった、”ジグ・ロボ”、「皆はこう読んだ、鋼鉄ジーグ」(2015)のジンガロ役、悪徳のボスを、かなりの迫力で演じ、当たり役となった。
そこで、先にシグロボから見てしまうと、「来る日も来る日も」の方は、これが同じ俳優?と一瞬思ってしまう。


ところで、性格が正反対のカップルの話だと、よく、どうしてこの二人が一緒にいるわけ??と不自然さが前面に出てしまうことが多いが、グイドとアントニアのカップルはそういった不自然さを感じさせない。

そういうところ、脚本の良さとか、俳優、女優の味とかだと思うが、見ていて、性格が全く違っても、波長が同じなんだね〜とか、似ているところと違うところのバランスがいいんだよね、とか、思ってしまう。

コメディなのだが、しっとりした、シリアスタイプのコメディ。

イタリア映画の紹介 Se Dio vuole 「神様の思し召し」(2015)

2020-05-08 18:18:48 | 何故か突然イタリア映画



Se Dio vuole 邦題 「神様の思し召し」
監督 Edoardo Falcone エドアルド・ファルコーネ
2015年作品



コロナも感染者数が減少傾向にあり、心に少し余裕が出てきたら、気晴らしにイタリア映画を。

イタリア映画は、かつての栄光とはウラハラに、しょぼいものが多いのだが、それでも、たまにキラッと光るものもある。


以前は、イタリアのゴールデン・グローブの試写会で、毎週(もちろん行けなかった時も結構ある)1本イタリア映画を見ていたが、諸事情が重なり行けなくなり、今は、たまにネットで見るくらい。

このコロナの封鎖で、時間はあるので、また、たまにチラチラ、時には集中して見るようになった。
もちろん、ネットで。


さて、こちらは2015年の映画で、主役は、もう超有名になったマルコ・ジャッリーニ。

ジャッリーニは、コメディに(にも)よく登場するが、たいてい、絶対に笑わないシリアスな役。
そこが面白い。

ローマの、ある病院の心臓外科医。

なお、病院の撮影は、今回イタリアのコロナの中心的役割を果たした感染症専門病院、スパランツァーニで行われている。
なんども通ったので、見てすぐ、あれ〜と思ったのだが、モダンで、面白い構造なので、確かにこういった撮影には新鮮なアングルを使える、と、選択に納得。

有名心臓外科医トマソ、この雰囲気は、実は私の友人の医者(専門は違う)に似ている。
見た?と聞いたら、「だから、見た」と、本人も自覚しているよう。

優秀、とにかく真面目、そして、厳しい。
仕事でもプライベートでも、自分の主張があり、それを絶対に通す。
そして、家族にも通させるタイプ。
気に入らないことはすべてスルー。

トマソは、当然金持ちだし、テラスからサン・タンジェロ城が見えてしまうようなすごーく素敵な家に住んでいる。
お手伝いさんもいて、うらやまし〜

専業主婦をしている従順な妻と、向かい(といっても同じアパートの同じ階の向かい)に住んでいる娘とその婿、食事は毎日、実家でしている。
そして、まだ学生で、将来は医者になることを期待されている優しい息子、アンドレアがいる。

そのアンドレアが、やっと自分の将来が決まった、と宣言することになったのだが、それが、「司祭」。

医者のトマソにとって、非科学的な宗教などは当然受け入れられない。

そこで、なんとか、司祭になるのを回避しようとするのだが。


そして、まるでスーパースターのような司祭の登場。
こちらも、やはり有名俳優、アレッサンドロ・ガスマンが演じている。
適役。


なお、この二人は、2017年の別監督の映画「Beata ignoranza」(「無知に限る」邦題なし)で再び共演している。
でも、映画は、こっち(神様の思し召し)の方がいい。(とは個人的見解)


司祭のピエトロは、刑務所を出てから目覚めて、改心。
普通の司祭とは全く違い、説く内容がエキセントリックで、若者の心を大きく掴んでいる。

本当にこんな司祭がいたら、惹きつけられるよね。
いや、今のフランチェスコの法王の人気になんとなく通じるものも見えて来る。


息子が司祭になるのを阻止するのに、こういう流れ?というところが、コメディ。


しかし、妻が反抗して、家を出ていくかと思ったら、別の部屋への「家出」だったり、弟から勧められた聖書を読んで、姉まで信仰深くなったり、不動産業のなんか頼りない娘婿とその協力者が良い色を出していたり、トマソの妻役を引き受けさせられたりしてしまう甘いもの大好きな助手とか、多くの笑える伏線が張ってあって面白い。

でも、最後は。。。。


このオチは言えない。
見ないと〜


Netflixで、日本でも見られると思うのだが。


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然55 解除2日目

2020-05-05 10:54:00 | もろもろ、つれづれ




コロナ封鎖解除1日目を終えて、昨日はまずまず、悪くない様子だったらしい。

ただ、結果が出るのは、10日から2週間後だから、本当のところはまだわからない。

私は、一人でも多くの人が外出方が良いに限ると強く思っているわけではないが、特に用事がなかったので、結局1日家で過ごした。

公共機関の乗車制限が厳しいとは言われていた為、車での出勤、外出者も多かったようで、道路は結構の渋滞のところもあったよう。
家から大通りが見えるのだが、車の流れは、数日前と比べて、明らかに増えていた。

そして、今日はどうしても用事があって郵便局に行ったのだが、長蛇の列。
待ち時間、1時間以上。
この前までは、ここまで列がなかったのだが。。。
やはり外出者は増えてる、を実感。(涙)


さて、封鎖が始まって、最初は、
解除になったら、シャンペンでも開けるか〜
いや、それよりバローロ?
気分だったのだが、封鎖が進み、コロナのことを理解するようになってくるとそんな気分はどんどん消えていった。

むしろ、今は、
コロナが収束するまで酒断ち
が本音なのだが、本当に酒断ちすると、飲めるのがいつになるか全くわからない。
それが数ヶ月単位なら考えたが、年単位になるのはほぼ確実で、それは流石に困る。

そして、冗談じゃなくそれが本当になるだろうと、だんだんわかって来る。


そこで、結局テキトウなワインを開けた。

蔵出しのキャンティ。
キャンティ・クラシコの地域の中でも最も標高が高い場所になる。
ヴィンテージは2010年で、10年経った。

モダン・キャンティのような、ドンとした甘さはなく、しっとりエレガント。
でもリザーブ物なので、ちゃんした主張がある。

きっちり真面目で、これからのフェーズ2の始まりには合ってるかも?



イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然54 解除はされたが

2020-05-04 23:02:30 | もろもろ、つれづれ



解除1日目。

本当なら、この解除1日目は、4月4日の筈だった。
その後、2週間程度ずつ2度延びて、最終的に、封鎖の解除が今日となった。


3月10日、イタリア全土封鎖になった時、友達と、

しばらく会えないけど、4月に入ったら会おうね〜、なんのワインを開けようか

と話していた時(もちろんチャットで)は、まだカワイイ方だった、と今は思う。


イタリアは、コロナの来襲が早かったため、いろいろなハンディがあった。

その頃は、コロナは空気感染はしないと言われていたし、距離は1メートル、飛沫などの話もほとんどなく、物を介した接触では感染しないと言われていた頃。

ところが、だんだんいろいろなことが見えてくると(わかってくると)、なんか違う。。。


しばらくして、

封鎖は確実に延びる
レストランやワインバーとか、開く?
開いても、何人かでグラスを傾けて今までのように飲むことなんてできる?
と、たくさんの疑問が湧いてきた。

そして、現実が見えてきた。

延びた封鎖は解除されたが、
友人と会うのは禁止
レストランとバールはテイク・アウトのみ。

レストランのテーブル・サービスが開始になっても、今までのように友人と集まることが果たしてできるか?
テーブルの上、前にも横にもプレキシグラスを立てるというレストランも出てきている。
つまり、友人とは、向かい合って、ガラス越しに食事をする。。。。
これなら、うちで食べた方がいいかな、と私は思う。

ワインバーのようなところは、微妙。。。
立ち飲みも多いし、そんな雰囲気がよいのだが、一体どうなるのか?


「1ヶ月自粛しても、コロナは収束しない」、の記事を読んだが、まさに。

医療を最善の状態で保つために、高齢の方たちを守るために、あと1ヶ月(近く)の自粛は必要だと思うが、それでコロナが収束するわけではない。

だから、今は、以前のように友人たちと、ワインバーで、気ままに立ち飲みでグラスを傾けることができるようになるのは、ワクチンができてからかもしれない、と覚悟している。

どうか1日も早くワクチンが開発されますように。

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然53 解除前日

2020-05-03 22:06:53 | もろもろ、つれづれ



今日が、明日の封鎖解除の前日、前夜となる。
今晩、12時を過ぎたら、5月4日、封鎖解除となる。

しかし、結局、あまり大きく変わらないのかも、とも言える。
もちろん、明日から、自宅待機していた人たちの多くが仕事に出る。

しかし、一度に大量の労働者が通勤を始めては、当然、再び感染の危険性が大きく増すため、スマート・ワーキングを続ける会社、会社員も多い。
むしろ、スマートワーキングを続けてもらわないと困る、というのが政府の本音でもある。

地下鉄、バスなどの公共機関は、半分かそれ以下の乗車率で動かすことになっている。
ホームで立つ場所は示され、座ってはいけない席にはシールが貼ってあり、降りたら、流れに沿って進み、できるだけ接触を避ける工夫はされている。

時差通勤、シフト制が奨励され、今までのようなラッシュは、ワクチンが開発されるまではあり得ないわけだが、どうなることやら。

始発か、始発近くから乗る人はまだ良いが、中心近くからでは、乗車することもできないかもしれない。

ローマでは、定員に達したバスはバス停を通過して良いということになっているので、うちのバス停に停まるバスは少ないような嫌な予感。
中心までは4キロ程度の距離だが、歩くことを覚悟するしかないかもしれない。
または、車で出るか(ただし、車も二人までしか乗れないはず)、自転車のシェアリングがあるので、(まだ利用したことはないのだが)使ってみるか。。。

結局、家で大人行くしていてくださいね、ということか。


一般のショップは、結局5月18日からしか開かない。(子ども用品、本屋、文房具屋はすでに開いた)


バール、レストランは、早めに開くようになる可能性はなきにしもあらず、と匂わせているが、今の所は6月1日からしか開かない。


美容室も、今の所、6月1日オープンとなっている。


これらのお店は、幾つかの手段で、「静かな抗議運動」というのをすでにやっている。
3月、4月と2ヶ月までは我慢ができた、資金もなんとかなった、なんとかした、しかし、5月中も開けられないとなると3ヶ月になり、日本でも問題になっているが、クローズしなければならないお店がかなり出てくるだろう、という状況。

もちろん、これらのお店が5月4日から一斉に開く、というのは期待してはいなかったが、それにしても、6月1日はまだ遠く、結局は、封鎖が以前続くという印象は薄れない。


また、5月中は、家族しか会えないことになっている。
その範囲は、例えば夫、妻のいとこまでokと、範囲は広がったが、友人と会うのは禁止。
「友人たち」ではなく、「友人」。
カテゴリー外の人となり、会えないというより、はなから禁止である。
そして、友人とはいつから会えるようになるのかは、全く述べられていない。


警戒を緩めてはいけないことはわかるが、結局は、制限だらけの解除になってしまった。

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然52 酒は減らすに限る

2020-05-03 11:43:18 | もろもろ、つれづれ



日本での閉鎖、自粛期間があと1ヶ月程度延びるということがほぼ確実に決まり、さらに不安になっている人も多いだろう。

それでも、全体の感染者数がやや減少傾向にはあるようで、多少の成果が出ているとは言えると思う。

日本は、ダイアモンド・プリンセスでのコロナを経験して、その後のコロナ再来という感じで、経済にすでに細く長く影響が続いていたところに、この緊急事態宣言では、たまらない、というのが本音だと思う。

いや、本当に、たまらない。

どうにかしてくれ

いい加減にしてくれ

と言いたい。

しかし、相手が目に見えないウィルスでは、どうにもできない。


それも、こちらは、なんとか光が見えてきているものの、日本はまだ闇の真っ只中で、どれだけストレスが溜まっていることやら。


この状況で、酒量が増えている人が多い、と聞いた。

酒好きには、結構きついかもしれないが、そして、ソムリエの私がいうのもナンだが、封鎖の間の酒量はくれぐれも減らしたほうが良い。





時間はあるので、つまみを用意したり、料理をちょっと凝ったり、テーブルセッティングも一応きちんとして、ちびちび。ちびちび。。。
最初の頃、仕事が減り、暇はあったので、ワインクーラーにあるワインを結構開けた。

仕事柄、180センチのワインクーラーは、当然いっぱいいっぱいで、いや、溢れているものもあり、その中で、友人のところに持っていくのが怖いもの、という基準で開けていった。
古くてもうダメになっているかもしれないワイン、である。

今は、ワインクーラーが、結構スカスカになって、ちょっと寂しいくらいになった。
またせっせと買い足さなきゃ、とも思ったり。



フェーズ1(54日になるか?)で飲んだワインの瓶を数えると、25本。
だんだん量を減らしていったので、結果的には、それほど多くない数に収まった。

結果的に、うち1本がブショネ、数本、ちょっと行き過ぎかな、と思うワインもあったが、大体がかなりいい線、そして、数本は大変良い味に変化していた。
もちろん、全部が古いヴィンテージのワインではなく、途中で買い足した新しいヴィンテージのワインが数本混じっている。



ワインは、ボトル1本でグラス6−7杯になる。

つまり、昼に3杯、夜に3杯飲むと、1日で1本が終わる。
(一緒にいる娘は全く飲まないので、飲むのは私一人)
最初は、今まで時間に追われていたのが嘘のようで、もちろん、感情のアップダウンはあれど、それなりに、楽しんでいた。

でも、6日くらいで胃が痛くなった。


お酒は、生活のリズムを乱す。

ストレスは溜まるので、眠れない、眠くなる、寝たは良いが、真夜中に起きてしまう、など。

反省し、その後は、1本を3日ペースで開けることにしたが、ついつい飲みすぎると、やはり、真夜中に起きてしまったり。


明日からフェーズ2が始まるが、フェーズ2は、たくさんの休肝日を設けていこうと思っている。

それとも、コロナが終息するまで願掛けて、酒断ちとか。

いや、一瞬思ったが、そうするとワクチン開発まで酒が飲めないことになってしまう。
だから、これはやめ。

やはりペースを落とすしかない。

コロナの自粛期間中は、酒と良い友達でいるためには、やはり、量は減らすことをお勧めする。
いや、絶対に減らしたほうが良い。