在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Vinitaly 2019 続きの続き〜

2019-04-04 15:00:56 | イタリア・ワインABC
ヴィニタリー 会場の配置をざっと頭に入れよう





ここからダウンロード。


https://www.vinitaly.com/globalassets/pdf/mappa/mappa-2019/mappa-vinitaly-2019.pdf


まだ初心者なら、絶対にダウンロードをして、ざっと配置を頭に入れたほうが良い。


一般人の入り口は、

一番メインとなる CANGRANDE ①



そのほぼ横のほうにある SAN ZENO ②

そして

横の入り口にあたる RE TEODORICO ③

の3つ。

無料のシャトルバスは、正面、つまり① の道路を渡った正面か地図の「右側」に着く(発着する)ので、①の出入り口を利用するのが一番一般的。
しかし、だから、当然一番混む。

チケット売り場に立ち寄るような必要がなければ、②に行っても良い。
①よりは空いている。

しかし、おおー、ヴィニタリー、来た〜のノリで記念写真でも撮りたいと思えば、やはり①から入るのが良い。(笑)

③は思うより遠いので、車をそちらに停めるようなことがなければ(ないだろう)行く必要はない。
ただし、ピエモンテ・ブースに近いので、もう何がなんでも一番にピエモンテ・ブースに直行したいような場合は便利。
(ただし、そんな必要はそうないと思う)

パビリオン(パディリオーネ)1は、エミリア・ロマーニャ、2はシチリア、フランチャコルタはPALAEXPO。。。。。と一応州別に分かれているが、これはあくまでも目安。

全然違う州に入っているワイナリーも多いし、どこかのグループに入っていたりする(加盟している)と、もうどこのパディリオーネに入っているのか全然わからない場合も多い。

ただ、意図的に変えない限り、毎年同じ場所に配置されているので、興味のあるワイナリーは、ある程度、場所を覚えておくと便利。
または、最初は覚えられなくても、回を重ねるごとにだんだんわかってくるのであるが。。。

あとは、ワイナリーのHPにスタンドナンバーが出ていないか見たり、州内のパディリーネに入っていない場合は、メールなどで聞くのも手。


なお、ワインの他、オリーブオイルのブース(C)、一番奥には醸造機械のブース(F)もあるので、時間はないかもしれないが、足を伸ばしてみるのも面白いかもしれない。


お昼は、きちんと座って食べていると時間が勿体無いので、各所にあるバールでパニーノを食べることになるだろうが、これがすぐに飽きてしまうので、丁重に(ゾンザイではない)扱ってくれる知り合いのワイナリーのところに行こう。
地元から食べ物を持ってきているところもあるし、味気ないパニーノよりはるかに美味しい。

帰りは、勇気があれば、SAN ZENOの先にあるガソリンスタンドで一杯引っ掛けて帰っても。
記事をすでに書いているのだが、夜は、ちょっとびっくりするくらいの場所に変身する。



Vinitaly 2019 続き〜

2019-04-03 11:30:26 | イタリア・ワインABC
さて、次は、どうやって会場まで行くか。
もちろん、帰るか(の方が問題)。。。。




会場の近くのホテルに泊まった場合、歩ける距離なら歩いた方が良い。
会場に近づくにつれて、とにかく道路が混むからである。

会場近くに泊まって、タクシーで往復しよう、の考えはお勧めしない。
行きはなんとかなっても、帰りは、時間を大きく外さないと、会場前のタクシースタンドが大行列だからである。

はるか前のことだが、タクシーの行列に1時間かそれ以上並んだことがある。
ヴェローナ郊外のホテルに泊まり、市バスはあったのだが、贅沢にもタクシーで帰ろうということになったのだが、甘かった。
まだ、なかなかこない市バスを待ち、どんなに混んでいてもバスに乗って帰る方が正解だった。

以来、会場からタクシーで帰る、という選択は完全に捨てている。


そこで、泊まるところがシャトルバス(無料)の路線から大きく外れいている場合は、要注意。

市バス(有料)があれば、それに乗る。

歩ける範囲なら頑張って歩く。

ホテル独自でシャトルバスを出しているというなら、値段を聞いて、利用する。
ただし、帰りの集合場所と時間はきちんと聞いておくこと。
置いて行かれた場合は、結構悲惨なことになるかもしれない。


または、一番普通の方法として、無料シャトルバスで、駅やら市中心部へ出て、そこから歩ける範囲のホテルやアパートを探す。

シャトルバスは頻発しているので、決して不便はしない。

駅は駅前の広場から。
市の中心はブラ広場から出ている。

乗り場は、行けば、だいたいすぐにわかる。

わかりにくいのは会場からの帰りの方。
路線によって、会場前から出ているものと、会場脇から出ているものとに分かれているので、その辺りに注意。

あと、列のようなものはなく、また、次から次にくるバスがどこに停車するかわからないので、この辺りで待っていれば、次のバスに乗れるかも、という狙いをつける必要がある。

おとなしく後ろの方で待っていたら何台目のバスになるかわからないので、この辺りは図々しく頑張ろう。

しかし、とにかくバスは頻発しているので、急がなければいつかは乗れる。


というわけで、初心者に一番わかりやすいのは、市内のホテルを利用し、市中心部か駅往復の無料シャトルバスを利用するというもの。

値段は高くても、市中心部のホテルが無事に取れれば、ブラ広場から往復している無料シャトルバスを利用。
ただし、この期間のヴェローナ市内のホテルは本当に高い。。。。
3つ星でも結構なぼったくり値段になるので、要注意。
多少質が劣っても、諦めるしかない。

または、周辺都市、例えば、マントヴァの駅前ホテルに泊まり、ヴェローナ駅までは鉄道で往復、そこから往復無料シャトルバスを利用するというのは、時間はかかるが決して悪くはない。


なお、周辺道路がめちゃ混むので、車での会場入りはお勧めしない。

大きな駐車場はあるが、値段が安くない上に、出遅れると一杯になる。
車で動く場合は、スタジアムなど、無料シャトルバスの出ているところに停め、シャトルバス利用で会場まで行くのが正解。


シャトルバス、パーキングの詳細インフォは以下のサイトを参照。

https://www.vinitaly.com/it/informazioni-per-i-visitatori/

Vinitaly 2019 続き

2019-04-02 00:14:31 | イタリア・ワインABC
今年のヴィニタリーは4月7日から10日 続き






さて、開催の時間は、

日曜日から水曜日までの
9:30から18:00まで

18:00に閉館である。

昔と違って、今は結構閉館時間にうるさい。
放送がガンガンなる。
そこで、粘っても、試飲はほぼ18;00で終わり、その後は出口に向かうような予定になる。

なお、述べたように、最終日、水曜日は、午後になると誰もいなくなるスタンドが出てくるので注意。
重要なアポは取らないほうが良い。

15時を回るとそろそろ閉会ムードになってくるので、早めに切り上げて、ミラノやらローマやら、他都市に移動してしまうのも手。
4日目となると疲れが出てくるので、律儀に最後までいて、移動が遅くなるより、多少早めの列車を予約するほうが体に優しい。

そして、もし、1日しかいけない場合、間違っても最終日を選ばないように。
2日しかいけない場合も、最終日を入れるとやはり勿体無い。
とにかく、最後の日、水曜日は半ドンくらいの気持ちでいたほうが良い。
ここはイタリア〜である。




朝の入場は、ちょっとのんびりしてるとものすごい混雑に遭遇する。
初日は特にすごい。
本当にすごい。
毎回思うのだが、どうもまあ入場の効率が悪く、入場にまあとにかく時間がかかる。

そこで、律儀な日本人は、早起きをして、早めに並ぶことをお勧めする。
イタリア的に9時30分に着けばいいだろうくらいの気持ちでいると、いやーすごい人に遭遇する。
おまけに、実にイタリア的に、いったい列がどんなになっているのかもわからず、横入りもいるし、少し進む列と全然進まない列と、訳がわからずイライラしてくる。

だから、イタリア人の友人とどうしても一緒に行かなければいけない場合は仕方ないが、時間がもったいないと思ったら、それを振り切って早く行くことをお勧めする。


次にどこに泊まるか。
これは切実な問題である。

会場のすぐ近くのホテルに泊まる人は少ないだろう。
値段がべらぼうに高いからである。

通常は市内のホテル。
特に観光客であれば、夜、ちょっと観光も兼ねて、市の中心部に泊まりたい所である。

しかし、この時期は、値段が本当に上がる。
ぼったくり値段に近い。
おまけに、3泊4日、通しでないと貸さないホテルも多いから、余計に金額が張る。

アパートも多数あるが、これも大抵通しで貸すところが多いのと、早めに予約しないと、良い所、便利な所はすぐに埋まってしまう。

あとは、隣町のヴィチェンツァあたりのホテルの場合、有料で送迎の車を出してくれるところもあるので、ホテルに相談してみるのも手。

結構奥の手、意外と便利なのがマントヴァの駅前のホテル。
マントヴァは、駅前にいくつかホテルが並んでいて、結構便利。
そして、列車でヴェローナまで往復する。

ちょっと面倒に思うが、ホテルの値段自体がヴェローナに比べると安いので、ヴェローナで、変な安ホテルに高額な値段を出すくらいなら悪くない。

列車は1時間に1本しかないが、45分の道のりで片道4ユーロちょっと。

また、夜もざわざわしているヴェローナに比べると静かである。

もちろん、車のあるイタリア人はいろいろなところに泊まる。
ヴェローナの郊外でも良いし、近場でガルダ湖、あとは、品の良いアグリを探すのも良いかも。

またまた続く〜



Vinitaly 2019 は4月7日から10日 ヴェローナにて

2019-04-01 21:33:02 | イタリア・ワインABC
Vinitaly 2019



今年のヴィニタリーが迫ってきた。

春には移動祭日の復活祭があるので、その予定に振り回されるのだが、早いと3月終わり、遅いと4月半ばを過ぎて開催される。
今年は、4月に入って最初の週末、という理想的な日程かと思う。

ずっと昔は5日に渡って行われていたヴィニタリーも、4日になって久しい。
そして、週末を挟んでいたのが、日曜日から水曜日という、業界の人間ではない人にとっては、ちょっと困る日程になっている。

さて、毎年、初めて、という人もいるので、いくつかインフォ。

まず、ヴィニタリーの公式サイトは以下。イタリア語と英語がある。

https://www.vinitaly.com/it/

一番気になるのはチケットの値段。

1日券は 85ユーロ。
4日の通し券は 150ユーロ。

つまり、2日行こうと思ったら、4日の通し券を買った方が得、ということになる。

こういう料金体系は、こちらにいると最近は割とよくあるので驚かないが、日本の感覚でいう

4日で150ユーロなら、1日はせいぜい50ユーロが(計算上)妥当な値段だよね

とはならない。

ましてや、2日券、3日券。。。なんてものも存在しない。

そこで、この値段が安いか高いか。。。。

もちろん、タダ券は出回っているので(昨今少なくなってきた)、それが確実に手に入るのであれば大きな節約になるが、もともと4日行く予定にしていれば、150ユーロは高くはないと思う。

しかし、当日、
余ったチケット買うよー 
とか、
チケットあるよー
というダブ屋はいるので、1日か2日しか行かないとすると、それをあてにするという手はある。

それから、日程を立てる時、気をつけないといけないのが最終日。

日本なら、最終日の閉会時間までちゃんとみんな仕事をするのではないかと思うのだが、こちらは最終日は午後になったらすでに人がいなくなっているスタンドもある。
それを見越して、こちらも列車を適当な時間に予約するのであるが、そう、もちろん最後の最後まで見学する予定を立てても良いが、ちゃんとした真面目なアポイントは避けたほうが良いと思う。
ダメ、とは言われなくても、このアポがなかったらもう少し早く出発できる(帰れる)のに〜と思われないように。

つまり、4日の開催日とはいえ、ほぼ3日半の感覚なので、以前の5日の開催日からすると、本当にあっという間に終わってしまうようになったものだ。

続く。



レストランでワインを選ぶのは難しい

2019-03-28 08:15:34 | イタリア・ワインABC
ワインを選ぶのは本当に難しい、と思うときは多い。

先日、男性が多く、ほとんどがお酒を飲むという10人ちょっとのグループの夕食の席でワインを選んで欲しいという要望があった。

実は一番苦手で、本当なら選びなくない、やんわりと断りたいタイプのケースであった。

ワインを選んでください〜って言われたくない〜と思っていた。

なぜかというと、グループの平均的なワインの好みがまだわかっていないこともあったのだが、日本の典型的なタイプ、つまり、最初にビールから初めて、ビールが終わらないうちに白、ほとんど同時に赤を頼み、つまり、お皿の前にビール、白ワイン、赤ワイン、時には加えてスプマンテと、3種類から4種類のグラスが並び、どれも中途半端な量で残っている(残りしている)。。。。

つまり、これでは、何を飲んでも本来の味はわからない。

レストランは、平均的に有名ワインのみを取り揃えているタイプで、結構な値段を取っていた。(笑)

まず、白からと言われた時に、
辛口ね、絶対に辛口を頼むね
と言う、リーダークラスの方の言葉があった。

すぐに、来たー、と思った。

このパターンは実は多い。

中小企業の社長となると、今では、日本でもいろいろな場面でワインを飲むだろう。
そこで、いろいろと飲んで、ワインは辛口が好き、と信じているのは良いのだが、何が辛口なのかをわかっていない人が、実は多いのである。

ほとんどが自分の印象。

もちろん、自分の印象で好みを決めたいただくことに問題はない。

しかし、どうか、せめて甘口と辛口のABCを理解していただきたい。

つまり、糖分の甘さとまろやかさの違いを、できれば理解していただきたいということである。

糖分の少ないタイプが好きなのだろう。
しかし、良いワインになるとまろやかさが出る。
これを甘いね〜、という人は多い。
若くてフレッシュなタイプは、すっきりしているので一般に辛口の印象だが、今度は、若いね〜とくる場合も多い。
また、フルーティさが強いと、これも、甘いね〜

違う、違う、ちょっと違う。。。


そこで、無難に、やや硬めの、塩味も含むワインを一応選んだが、良いワイナリーのものなので、フルーティーさも含んでいる。
やっぱり。。。。
やや甘いねー、女性に受けるワインだねー、まだ若いねー

もちろん、これ、美味しい、と(小声で)言ってくださった方もいらした。


決して甘いわけではない。まろやかさも含むのである。
女性に受けるワイン=甘いワインではない。
年を経たワインはまろやかになり、「甘く」なる。つまり、好みから遠ざかる。

この辺りを理解していただくのが本当に難しい。

人数が少なければさらっと説明するところだが、無勢に多勢。
沈黙が正解。
それに、みんな、自分の舌に狂いはない、と思っている。
自分の感覚は間違いがない、と思っている。


結局は、ワインなんてたかが飲み物なわけで、(自分が)美味しければ良い、食事を引き立てれば良いだけなのだが。。。。。(涙)


赤の方は、トスカーナのものが良いと言われ、ぐっと安いワインを選んだら、正解だった。
すっきりしてて美味しいー

そう、実は、辛口がいい、というリクエストがあった場合、安いワインを選ぶと正解だったりするのである。

第52回目 今年のVInitalyは4月15日〜18日 

2018-03-23 22:20:19 | イタリア・ワインABC
今年のVinitalyは4月15日から18日



第52回目のVinitalyが4月半ばから開催される。
もちろんヴェローナにて。

毎年、復活祭が移動祭日なので、それに合わせてというか、それを適当に避けて、3月終わりから4月半ばの開催。

あまり早いとまだボトル詰めしたばかりとか、中には、昨日詰めてきた(笑)というのも混じるが、今年は4月半ばなので、ワインにとってはちょうど良いと思う。

それに4月も半ばなら、ヴェローナも少しは暖かくなり、オーバーコートが要らない。
(寒い年の3月だと、ローマではすでに要らないオーバーコート、ブーツ持参となる。。。)

開催まで1ヶ月を切っている。
日本からだともうすでに予定しているとは思うが、イタリアにいて、一度は行ってみたいと思う方は、そろそろ準備を。

いろいろあれど、ヴィニタリーはやっぱりヴィニタリー。

有名どころをハシゴして歩くのも楽しいが、マイナーな州や地方を訪ねてみるのも、面白い発見がきっとある。

会場があまりに広いので、出会うことはないと思うが、もう見かけたらお声をかけてください。


http://www.vinitaly.com

Alto Piemonte 2 (セシア川右岸)DOC Lessona, Bramaterra, Gattinara(DOCG), Coste della Sesia の規定

2018-01-19 14:40:05 | イタリア・ワインABC
アルト・ピエモンテ 2
Lessona, Bramaterra, Gattinara(DOCG), Coste della Sesia DOCの規定



アルト・ピエモンテの続き。
前回はセシア川の左岸、つまり地図で右側。(川は北から南に流れている)

もう一度地図を見ると、真ん中にセシア川。
(セージアと発音するかも?イタリアのSはスだったり、ズだったり、ちなみにZもズだったり、ツだったり。。。)

川の(地図上の)右側、ノヴァーラ県は、ボーカ、ゲンメ、スィッツァーノ、ファーラが縦に仲良く並んでいる。

川の(地図上の)左側、こちらはヴェルチェッリ県とビエッラ県。
横に、3つのDOCが並んでいる感じ。
西から東に、以下。

Lessona DOC レッソーナ
Bramaterra DOC ブラマテッラ
Gattinara DOCG ガッティナーラ

Coste della Sesia DOC コスタ・デッラ・セシア はこの辺りを含むようにして範囲が広い

ガッティナーラは、ヴェルチェッリ県、レッソーナはビエッラ県、間に位置するブラマテッラと範囲が広いコステ・デッラ・セシアはヴェルチェッリ県とビエッラ県となる。




1。一番右に位置する GATTINARA DOCGから

Gattinara, Gattinara Riserva、それぞれ畑名入り、がある。

品種は、
Nebbiolo(Spanna) 90-100%
Vespolina, Uva Rara(Bonaria di Gattinara) 10%まで

Gattinara 35ヶ月の熟成(うち24ヶ月が木樽)最低12、5%アルコール
Gattinara Riserva 47ヶ月(36ヶ月)13%

2。中間に位置する BRAMATERRA DOC

Bramaterra, Bramaterra Riserva、それぞれ畑名入り、がある。

品種は、
Nebbiolo(Spanna) 50-80%
Croatina 30%まで
Vespolina, Uva Rara(Bonaria novarese) 20%まで

Bramaterra 22ヶ月の熟成(うち18ヶ月が木樽)最低12%アルコール 
Bramaterra Riserva 34ヶ月(24ヶ月)12%


3。一番左に位置する LESSONA DOC

Lesiona, Lessona Riserva, それぞれ畑名入り、がある。

品種は、
Nebbiolo(Spanna) 85-100%
Vespolina, Uva Rara(Bonaria novarese) 15%まで

Lessona 22ヶ月の熟成(うち12ヶ月が木樽)最低12%アルコール 
Lessona Riserva 46ヶ月(30ヶ月)12%


4。地域の広い COSTE DELLA SESIA DOC

赤、ロゼ、白、Nebbiolo または Spanna, Croatina, Vespolinaがある。

Coste della Sesia 赤、ロゼ
品種は、
Nebbiolo(Spanna) 50%以上
その他の赤 50%
アルコール度 11%以上

Coste della Sesia Nebbiolo または Spanna
品種は、
Nebbiolo 85%以上
その他の赤 15%まで
アルコール度 11%以上(畑名入り11、5%)

Coste della Sesia Vespolina
品種は、
Vespolina 85%以上
その他の赤 15%まで
アルコール度 11%以上(畑名入り11、5%)

Coste della Sesia Croatina
品種は、
Croatina 85%以上
その他の赤 15%まで
アルコール度 11%以上(畑名入り11、5%)

Coste della Sesia 白
品種は、
Erbaluce 100%
アルコール度 11%以上



以上、セシア川の左岸と右岸に分けたが、値域としてはそれほど広くない値域に関わらず、土質に大きな違いが見られる。
そして、品種、熟成期間もかなり違う。

品種の基本はネッビオーロ(地元ではスパンナと呼ばれる)だが、そのパーセンテージも大きく違い、ネッビオーロ100%では造れないものも多い。
そして、多くに、ヴェスポリーナ、ウーヴァ・ラーラ、場合によってクロアティーナが ブレンドされる。

また熟成期間が全体に長く、木樽熟成の期間も長め。

なお、ガッティナーラとゲンメはDOCGなので、他より知名度が頭一つ出ているが、その分値段も張ってくる。(特にガッティナーラは熟成期間も長いが、昔から有名なこともあり、高い)
その他のDOCは、まだ値段が比較的良心的なものが多いのが嬉しい。

なお、前回のセシア川左岸で、間違い、タイプミスなどがあったので修正。


Alto Piemonte (セシア川左岸) DOC Boca, Ghemme(DOCG), Sizzano, Fara e Colline Novaresi 規定

2018-01-17 23:00:01 | イタリア・ワインABC
アルト・ピエモンテ (Riva sinistra della Fiume Sesia セシア川左岸)
BOCA, GHEMME(DOCG), SIZZANO, FARA, COLLINA NOVARESI DOCの規定




ワインの良い生産地には割と川が流れているもの。

海もいいが、気候が穏やか、温暖になりすぎ。
湖も同じく、しかし、緯度が高い場合など、寒い気候を緩和してくれる。
そして、川。同じく、寒く厳しい気候を緩和してくれ、程よい湿気をもたらし、ぶどうの栽培に良い作用をもたらすことが多い。

アルト・ピエモンテにはセシア川Fiume Sesiaが流れている。
140キロの長さの川で、北から、つまりアルプスのモンテ・ローザの氷河から、ほぼ南へ一直線という感じで、ポー川に流れ込む。

そのセシア川左岸(北から南に流れるので、地図でいうと川の右側)をみてみる。

ピエモンテ州のノヴァーラ県には5つのDOCがある。
北から南へ、川に沿ってほぼ並んでいるわけではないが、綺麗に南北に並んでいるような位置関係。

Boca DOC  ボーカ
Ghemme DOCG  ゲンメ
Sizzano DOC スィッツァーノ
Fara DOC ファーラ

なお、Collina Novaresi DOCは地域が広い。






1。一番北に位置する BOCA DOC

Boca, Boca Riserva、それぞれ畑名入り、がある。

品種は、
Nebbiolo(Spanna) 70-90%
Vespolina, Uva Rara(Bonarda novarese) 10-30%

Boca 34ヶ月の熟成(うち18ヶ月が木樽)最低12%アルコール 
Boca Riserva 46ヶ月(24ヶ月)12%(畑名入りは12、5%)



2。次に北に位置する GHEMME DOCG

Ghemme, Ghemme Riserva、それぞれ畑名入り、がある。

品種は、
Nebbiolo(Spanna) 85%以上
Vespolina, Uva Rara (Bonarda novarese) 15%まで

Ghemme 34ヶ月の熟成(うち18ヶ月が木樽)+6ヶ月以上のボトル熟成 最低12%アルコール 
Ghemme Riserva 46ヶ月(24ヶ月)+6ヶ月 12、5%(畑名入りは12、5%)



3。次は SIZZANO DOC

Sizzano, Sizzano Riserva、がある。

品種は、
Nebbiolo(Spanna) 50-70%
Vespolina, Uva Rara (Bonarda novarese) 30-50%
その他の赤 10&まで

Sizzano 22ヶ月の熟成(うち16ヶ月が木樽)最低12%アルコール 
Sizzano Riserva 34ヶ月(24ヶ月)12%



4。一番南に位置する FARA DOC

Fara, Fara Riserva、がある。

品種は、
Nebbiolo(Spanna) 50-70%
Vespolina, Uva Rara (Bonarda novarese) 50%まで
その他の赤 10%まで

Fara 22ヶ月の熟成(うち12ヶ月が木樽)最低12%アルコール 
Fara Riserva 34ヶ月(20ヶ月)12、5%



5。最後に COLLINE NOVARESI DOC

赤、白、ロゼ、ノヴェッロ、Nebbiolo(Spanna), Uva Rara(Bonaria Novarese), Barbera, Vespolina, Croatina、がある。

Collina Novaresi 赤、ロゼ、ノヴェッロ
品種は、
Nebbiolo(Spanna) 50%以上
その他の赤 50%まで
アルコール度 11%以上

Collina Novaresi Vespolina
品種は、
Vespolina 85%以上
その他の赤 15%まで
アルコール度 11%以上(畑名入り11、5%)

Collina Novaresi Nebbiolo(Spanna)
品種は、
Nebbiolo 85%以上
その他の赤 15%まで
アルコール度 11%以上(畑名入り11、5%)

Collina Novaresi Uva Rara(Bonaria novarese)
品種は、
Uva Rara 85%以上
その他の赤 15%まで
アルコール度 11%以上(畑名入り11、5%)

Collina Novaresi Croatina
品種は、
Croatina 85%以上
その他の赤 15%まで
アルコール度 11%以上(畑名入り11、5%)

Collina Novaresi Barbera
品種は、
Barbera 85%以上
その他の赤 15%まで
アルコール度 11%以上(畑名入り11、5%)

Collina Novaresi 白
品種は、
Erbaluce 100%
アルコール度 11%以上



次はセシア川の右岸。。。。。








Alto Piemonte アルト・ピエモンテ

2018-01-17 12:26:55 | イタリア・ワインABC
Alto Piemonte 試飲会




アルト・ピエモンテ。

ピエモンテというと、ランゲ地方が世界遺産になり、イタリアワインもすっかり日本に浸透し、バローロやバルバレスコが知られてくるようになると、だいぶ日本人にもお馴染みになってきた。

ピエモンテ>>ランゲ>>バローロ、バルバレスコ。。。

この構図はこれでいいのだが、ピエモンテのワインはこれだけではない。

それは、白ワインもある、ということもあるが、ランゲ地方を外れたところにもとても良いワインがある、ということである。

バローロやバルバレスコはハレの日のワイン。

高級感があり(実際に高級)、重たく(注:べったり重たいというのではない)、タンニンの存在感、北のワインらしい酸味、つまり、ちょっと開けて飲もー、というワインではない。

しかし、ランゲ地方、同じ品種のネッビオーロでも、ネッビオーロ(ワイン名の意味)となると、ぐっと飲みやすくなるし、それが、アルト・ピエモンテの物になると、もっと飲みやすくなる。

場所はランゲ地方よりもう少し北、一番北にはアルプスが控えている辺り。

品種はネッビオーロ以外に(ちなみに、この地方ではスパンナと呼ばれる)、ヴェスポリーナ、ウーヴァ・ラーラを一般にブレンドし、色が薄く、軽め、酸味がキリッとワインを引き締め、タンニンが細く繊細なワインとなる。

ワインは、最も有名なのがガッティナーラとゲンメ。
しかし、そのほか、今はDOCが増えていることもあり、多くのDOCワインを生産している。



今回の試飲会はピエモンテの4つの県の生産者からなっている協会から20社程度が参加。
かなり盛況。

アルト・ピエモンテワインのファンとしては、
ネッビオーロはバローロとバルバレスコだけではない
ピエモンテのワインはランゲ地方だけではない
というのが証明されたようでとても嬉しい。

もう少し詳しい地域の説明や、DOCワインに関してはまた時間があるときに。。。。。

ウェブで見つけて、とてもよくできているので拝借。(怒られませんように。。)


試飲会でなんとなく







ワインを飲み干さないことのススメ

2017-12-25 23:24:53 | イタリア・ワインABC
少し前のワイン会での質問というわけではないが、ワインは開けてしまったら飲まなきゃ、というので、そんなことはないですよ、と答えた。

参考になればと思うので、それについて少し。

確かに、ワインのことについて知る前は、私も開けたワインはできるだけ飲むようにしていた。

ワインの勉強を始めたら、今度はヴァキューヴァンを買ってきて、残ったワインはしっかり真空保存。

今ではヴァキューヴァンも使ってない。

正確には、ヴァキューヴァンの栓で蓋をするが(使いやすいので)、真空にはしない。

面倒臭い、と言ったら性格がばれそうだが、例えばちびちびと飲む時など、いちいち真空にしていたら面倒くさいからである。


また、ワインは、飲み干すつもりで開けない。
もちろん、終わってしまえばそれでいいし、わざわざ少し残して取っておくことをするわけではない。
しかし、全部飲めないから開けない、とか、残ってしまってどうしようー、とは考えない。

数人集まっての食事会などでは、ボトルが終わってなくても開けていく。
全部飲み干してから次のワイン、ではなく、次のお皿に合わせてワインを開けていく。

ワインが残っても別に問題ないし、残ったワインを翌日、2日後、場合によっては1週間後に飲むことも楽しみなのである。

翌日、もっと良くなっていることもあるし、ダメになっていることもある。
1週間過ぎてもまだ美味しさを保っているワインは嬉しいし、数日でもう飲めない状態になっていることもあるが、その場合、そのワインの限界が見えてくるので勉強になる。
硬かったワインがまろやかになったり、違う香りの発見があったり。
これもワインの大きな楽しみのうち。

だから、ヴァキューヴァンの栓のようなちゃんとしたものは絶対に持っていた方が良いと思うが(開けやすい、閉めやすい)、それを使って、ワインを後日飲んでみることをオススメする。

ワインによっては大きな発見があるかもしれない。






DOC Bolgheri ボルゲリの規定

2017-10-08 14:23:40 | イタリア・ワインABC
DOC Bolgheri の規定




とても綺麗なボルゲリの地図
他の土地もこういう風に作って欲しいものだ



ボルゲリの規定を調べる機会があった。

規定は調べてみると面白い。
さて、ボルゲリDOCのワインは7種類。

ボルゲリと言ったら赤。

Rosso
Superiore もあり、
おなじみSassaiaもある。

でも、白もある〜
ヴェルメンティーノは想像が付く。

しかし意外なことにソーヴィニオンがある。へー

そして、ロゼ。

これで7種。
だから、ワインの規定は、時々こうやって調べてみると、発見があって面白い。

DOC Bolgheri (Rosatoも同じ)
Cabernet Sauvignon 0-100%
Merlot 0-100%
Cabernet Franc 0-100%
Syrah 0-50%
Sangiovese 0-50%
副品種 30%まで
アルコール度 11.50%以上

DOC Bolgheri Superiore
Cabernet Sauvignon 0-100%
Merlot 0-100%
Cabernet Franc 0-100%
Syrah 0-50%
Sangiovese 0-50%
副品種 30%まで
熟成 2年以上(うち1年以上は樫の木樽)
アルコール度 12.50%以上

DOC Bolgheri Sassicaia
Cabernet Sauvignon 80%以上
熟成 2年以上(うち225 ltのバリックにて18ヶ月以上)
アルコール度 12.50%以上

DOC Bolgheri Bianco
Vermentino 0-70%
Sauvignon 0-40%
その他 30%まで
アルコール度 11.00%以上

DOC Bolgheri Vermentino
Vermentino 85%以上
その他 15%まで
アルコール度 11.00%以上

DOC Bolgheri Sauvignon
Sauvignon 85%以上
その他 15%まで
アルコール度 10.50%以上

木の樽、その以前のオークに関して

2017-04-20 22:37:09 | イタリア・ワインABC
Civiltà del bere、今年の2冊を購入したわけだが、 第1号にとても興味深い、樽、オークなどについての特集があった。

この雑誌は以前からとても面白いとは思っていたが、ますます面白くなっている。



ちょっとこれから数日忙しくなりそうで、さわりだけ。

オーク関しては、当然知っていることも多いが 、実は知らないことの方が多いと認識。
いろいろな発見。

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木の樽の初めての使用は紀元前5世紀、エトルリア人によると思われる
広めたのはガリア人
そこで、フランスで発展している

高品質のバリックと質の劣る木樽は比較の対象にならない

もっとも良い種類は quercus sessiflora, quercus peduncolata
樹齢は180−240年のもの

それより若い場合は、木が熟していいない
それより年をとった場合は、木の繊維に弾力がなくなる

木はまっすぐ、きめ細かいものがよく、コブなどがあってはいけない
良いのは、痩せた土壌、砂質、雨量が少なく、温度が平均して低いところ

良質産地は、フランスの中央部に集約される
Allier, その中のTroncais(わずか12、5ヘクタールしかない)
そして、悪くないのはVosgi

18-30ヶ月の乾燥期間が必要
生の木は50%の水分を含む
少なくとも15%にまでにする必要がある
この乾燥には数年かかる
積み重ねた木は、上の方が乾燥しやすいので1年に1度は積み替える必要がある

この間、乾燥するだけではなく、木の中で生物学的変化が起こり、香りや味わいが変化する
1本の良い樫の木で得られるのは平均してバリック2つ分
それは20%程度で、残りの80%は他に使用される

Pinot Nero ピノ・ネーロ おさらい

2017-04-17 22:01:44 | イタリア・ワインABC
Civiltà del bere, Pinot Nero 特集
非常に興味深い特集
ピノ・ネーロのおさらい



毎年、別冊の小雑誌になったCivilta’ del bere のレストラン、ワイン・ランキング本を買っているのだが、今年は別冊の発行を止めてしまっていた。

そこで、本誌に掲載されている今年の号2冊(第1号と第2号)を買ったのだが、第2号がピノ・ネーロ特集だった。
読むとかなり興味深い。

知っていることの復習のようなものだが、かなり真面目な雑誌なので、きちんと書いている。

以下、メモ。おさらい〜

ピノ・ネーロは、ブルゴーニュに2-3世紀から存在する品種(3-4世紀という説もある)

気候に大きく左右される品種

水はけによりストレスを受けやすい(特に水分が少なすぎる状況に敏感)

暑い気候がダメで、
暑いと成熟が速く進む
酸が少なくなり糖度が上がる
熟成直後からぶどうが乾燥し易くなり好ましくない香りを与える

適さない気候だと、
フェノールの成熟が劣る
その質が劣る(刺激的なものになる)
アントシニアニンの含有量がただでさえ少ないのに
ぶどうも未熟のまま

石灰質土壌を好む

寒い気候でないとダメ

イタリアでは、例えばTrentino Alto Adige と
Oltrepo Pavese で栽培が多いが(両者で2500ヘクタール、ほとんどがスプマンテ用)これは、ブルゴーニュとシャンパーニュに次ぐ量
他 は、フリウリ、ヴェネトの東側
興味深いのはペーサロ周辺の小さなエリアやエトナで、面白いワインに仕上がっている

繊細なグリーンハーヴェストが非常に重要

低い垣根式、 グイヨー、コルドン式などが適している

国別の栽培面積は
フランス
アメリカ
ドイツ
イタリア
ニュージーランド
オーストラリア
の順

定期講読をするか。

Civiltà del bere il Top delle guide vini 2017 今年のワイン・ランキング

2017-04-14 11:03:51 | イタリア・ワインABC
Civiltà del bereの、こちらはワイン版。
正確にはランキングではないのだが。。。



vinitalyで毎年購入する小雑誌。
ただしこちらも別冊ではなくなり、掲載されている今年の第1号を購入。

レストランと同じく、こっちも点数制にすると面白いと思うのだが、レストランに比べてきっと複雑すぎというか、数がありすぎ。(だと思う)
そこで、ワイン年鑑本の掲載数で競う。

2002年のを見てみると5冊で競っていた。
レストラン年鑑本と比べ(減っている)、こちらは出版数が増えている。

現在は全8冊が対象。
ソムリエ協会は分裂し、チェルニッリ氏も独自の本を出し、ガンベロとスローフードも別れ、計8冊。

それぞれ最高得点の趣旨と数は違うのだが、その辺には目を瞑る。



ソムリエ協会AISのVitae  514本
ビベンダのBibenda(昔のDuemilavini) 605本
チェルニッリ氏発行のGuida essenziale ai Vini d’Italia 220本
エスプレッソ発行のL’Espresso 300本
ガンベロのVini d’Italia 429本
マローニ氏のAnnuario dei migliori vini italiani 326本
スローフードのSlow Wine  426本
ヴェロネッリ氏受け継ぐI Vini di Veronelli 346本



8冊全てで選ばれたのは、今年は、いや今年も Sassicaia 2013 のみ

サッシカイアにケチをつけるワイン本はないので、当然の結果。ある意味、もう面白くない。
当然、リリース直後パフォーマンスが良いワインが有利。

7冊で選ばれたワインは2本
San Leonardo 2011 外したのはMaroni
ES 2014 外したのはガンベロ

この2本も常連。



6冊で選ばれたのは13本
この辺りから少し顔ぶれが変わる。

Giacomo Conterno Francia Barolo 2012
Giuseppe Mascarello Monprivato Barolo 2011
Giulio Ferrari Riserva del Fondatore 2005
Speri Vigneto Monte Sant’Urbano Amarone 2012
Solaia 2013
Tignanello 2013
Biondi Santi Brunello Riserva 2010
Paleo 2013
Asseto 2013
Kurni 2014
Lungarotti Rubesco Vigna Monticchio 2011
Valentini Montepulciano d’Abruzzo 2012
Donnafugata Ben Rye 2014

5冊は17本

4冊は61本

3冊は140本

2冊は337本

以前は1冊だけ選ばれたワインというのもあったが(ご愛嬌〜)、きっとページの削減で、リストは割愛。

あとはワイナリー別、過去2年との比較などが州ごとの一覧になっている。

パフォーマンスの良いワインが断然有利、バローロのようにクリュをたくさん出しているところはばらつきが出るので不利、などかなりクセがあり、あくまでも参考程度にしかならないが、見てると結構面白い。

これも小雑誌だったころが一番見やすかったのだが。。。

Vinitaly 来年は4月15-18日

2017-04-13 10:41:43 | イタリア・ワインABC
今年のヴィニタリーが終わった。



50年+1年 エディション。

昨年が50年だったので、要は51年目。

もう5年くらい前から、開催期間5日だったのが4日に減り、木曜日から月曜日までだったのが日曜日から水曜日になり、少しは楽になった。

が、やはり4日は体力勝負。
正確には肝臓勝負。

座っている時も多いので、すごく歩くわけではないが、それでもかなり広いので、あっちからこっちへの移動はかなり疲れる。

帰りの列車で爆睡、帰ってからも爆睡。

終了直後入ってきた情報によると、

142カ国から12万8000人の入場者数
うち
3万人の 外国人のトップバイヤーの来場があり
これは8%の上昇

とのこと。

国別の内訳によると、日本は2%の上昇率。
一番高かったのはロシア42%で、ついでブラジル29%、中国12%。

参加企業は4270社で、30カ国から。
これは4%の上昇率、特に外国からは74%。

今年はイタリア州別のパビリオンに加えて、「インターナショナル」パビリオンというのも特設されていたので(なかに酒スタンドも6社程度入っていた)、74%の上昇率は納得。



時間とタイミングの勝負で、行けなかったところがどうしてもあり、ゴメンなさい。

さて、来年は4月15日から18日。