Vinaioli di Langa e Piemonte by Tiziana Gallo
今年もVinaioli di Langaが行われた。これで5回目位になるだろうか。正確にはVinaioli di Langa e Piemonte、つまりランゲ地方以外の生産者も参加している。
素晴らしい友人のTiziana Galloがオーガナイズしている。彼女は、春に行われるVini Naturaliのイヴェントで成功した。こちらはもうかれこれ10年近くにいなるだろうか。
まだローマで、というかイタリア全体でも自然派ワインのイヴェントが珍しかったころ、思い切って始めた。かなり苦労したのは知っている。最初のころの規模はあまり大きくなく、それでも珍しかったので入場者は結構いて、だんだん参加生産者も増え、今では、ローマでもかなり有名な試飲会の一つ、かなりの入場者になっている。ローマに住んでいる人だけではなく、近郊から、私のウンブリアの友人たちも目指してやってくるようになった。最初のころの苦労を良く知っているだけに心から嬉しい。
ということで、春は自然派、秋はランゲの生産者、そして、不定期にシチリアのエトナの生産者のイヴェントなど、年間いくつかの試飲会がTiaiznaによってオーガナイズされている。今回はランゲとピエモンテの生産者。
場所は市中心のとてもエレガントはホテル、Excelsior。ここ数年、ホテルが力を入れているのだろう、食関係のイヴェントを多くやっている。それほど大きくはないホールの一つを使い、ちょうどよい大きさ、そして、ちょうど正方形なので周りやすい。
参加生産者の数もちょうど良く、1日目の土曜日はかなり混んでいたようだが、2日目の日曜日は、早めに行ったのでだいぶ空いていて(夕方にはかなり混んできた)、かなりゆったりと試飲ができた。
参加生産者は30社程度?ただし、それぞれが4種から6種程度、またはそれ以上のワインを持ってきていたので、ワインの数はかなりだった。
幸い白が少なかったので、白を少し、ドルチェットと大好きな品種ではあるのだが、バルベーラを飛ばし、ネッビオーロとバローロにほぼ集中。
全部飲んだわけではないが、飲んだ中で、以下、いくつかメモ。
Vairaのバローロはこの前の試飲会でも飲んだが、かなり好み。軽やかで、とにかくきれい、透明感があり、非常に心地よく、個人的に好みである。いつ飲んでも美味しい安心感もある。リースリングも個人的に好きなワイン。
Luuigi Baudanaは、さらに重厚感が増し、やはりかなり良い。白のドラゴン(ボール。。。もちろんジョーダン)は香りが華やかで、万人に受けそう。
Rinaldi とCavallottoは、文句なしに好み。
Bovio のバローロは30日のマセラシンに大樽という伝統派で、かなり堅いバローロ。2008、2007、2006年の3ヴィンテージを持参。2006年でやっと「飲める」ようになっているような気がするが、2010年を持ってこなかったのも堅過ぎ、だからだそうで、うなずける。
10年たつと、こういうバローロが勝ってくるだろう。
同じく、30日マセラシオン、大樽のBaraleは堅さの中にきれいな透明感を持ち、やはりかなりきれい。スプマンテも良かった。
Borgognoは2009年3種と2006年のRiservaを持ってきていたが、大違い。2006年はBorgognoらしさがまだ残っているが、2009年は柔らかく、今は飲みやすいが。。。Listeは好きだったのに悲しい。
その他、アルト・ピエモンテでいくつかとても良い生産者があったが、特に気に行ったのはTenuta Sella。セッラ銀行というのがあり、イタリア王国が生まれた頃大蔵大臣を務めたということで、大蔵省の前(正確には裏の出口)にはクインティーノ・セッラの像が立っている。(なお、近くにある、ローマの日本大使館はクインティーノ・セッラ通り)そのセッラファミリーのワイナリーなのだそう。LessonaとBramateraは、高地になるので酸味が増し、非常にきれいで、口当たりがさわやか。重たさがなく、しかし、しっかり造られていて、毎日でも飲みたいワイン。
Colomberaのティモラッソも好み。相変わらず美味しい、と言いたい。
今年もVinaioli di Langaが行われた。これで5回目位になるだろうか。正確にはVinaioli di Langa e Piemonte、つまりランゲ地方以外の生産者も参加している。
素晴らしい友人のTiziana Galloがオーガナイズしている。彼女は、春に行われるVini Naturaliのイヴェントで成功した。こちらはもうかれこれ10年近くにいなるだろうか。
まだローマで、というかイタリア全体でも自然派ワインのイヴェントが珍しかったころ、思い切って始めた。かなり苦労したのは知っている。最初のころの規模はあまり大きくなく、それでも珍しかったので入場者は結構いて、だんだん参加生産者も増え、今では、ローマでもかなり有名な試飲会の一つ、かなりの入場者になっている。ローマに住んでいる人だけではなく、近郊から、私のウンブリアの友人たちも目指してやってくるようになった。最初のころの苦労を良く知っているだけに心から嬉しい。
ということで、春は自然派、秋はランゲの生産者、そして、不定期にシチリアのエトナの生産者のイヴェントなど、年間いくつかの試飲会がTiaiznaによってオーガナイズされている。今回はランゲとピエモンテの生産者。
場所は市中心のとてもエレガントはホテル、Excelsior。ここ数年、ホテルが力を入れているのだろう、食関係のイヴェントを多くやっている。それほど大きくはないホールの一つを使い、ちょうどよい大きさ、そして、ちょうど正方形なので周りやすい。
参加生産者の数もちょうど良く、1日目の土曜日はかなり混んでいたようだが、2日目の日曜日は、早めに行ったのでだいぶ空いていて(夕方にはかなり混んできた)、かなりゆったりと試飲ができた。
参加生産者は30社程度?ただし、それぞれが4種から6種程度、またはそれ以上のワインを持ってきていたので、ワインの数はかなりだった。
幸い白が少なかったので、白を少し、ドルチェットと大好きな品種ではあるのだが、バルベーラを飛ばし、ネッビオーロとバローロにほぼ集中。
全部飲んだわけではないが、飲んだ中で、以下、いくつかメモ。
Vairaのバローロはこの前の試飲会でも飲んだが、かなり好み。軽やかで、とにかくきれい、透明感があり、非常に心地よく、個人的に好みである。いつ飲んでも美味しい安心感もある。リースリングも個人的に好きなワイン。
Luuigi Baudanaは、さらに重厚感が増し、やはりかなり良い。白のドラゴン(ボール。。。もちろんジョーダン)は香りが華やかで、万人に受けそう。
Rinaldi とCavallottoは、文句なしに好み。
Bovio のバローロは30日のマセラシンに大樽という伝統派で、かなり堅いバローロ。2008、2007、2006年の3ヴィンテージを持参。2006年でやっと「飲める」ようになっているような気がするが、2010年を持ってこなかったのも堅過ぎ、だからだそうで、うなずける。
10年たつと、こういうバローロが勝ってくるだろう。
同じく、30日マセラシオン、大樽のBaraleは堅さの中にきれいな透明感を持ち、やはりかなりきれい。スプマンテも良かった。
Borgognoは2009年3種と2006年のRiservaを持ってきていたが、大違い。2006年はBorgognoらしさがまだ残っているが、2009年は柔らかく、今は飲みやすいが。。。Listeは好きだったのに悲しい。
その他、アルト・ピエモンテでいくつかとても良い生産者があったが、特に気に行ったのはTenuta Sella。セッラ銀行というのがあり、イタリア王国が生まれた頃大蔵大臣を務めたということで、大蔵省の前(正確には裏の出口)にはクインティーノ・セッラの像が立っている。(なお、近くにある、ローマの日本大使館はクインティーノ・セッラ通り)そのセッラファミリーのワイナリーなのだそう。LessonaとBramateraは、高地になるので酸味が増し、非常にきれいで、口当たりがさわやか。重たさがなく、しかし、しっかり造られていて、毎日でも飲みたいワイン。
Colomberaのティモラッソも好み。相変わらず美味しい、と言いたい。