在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”バローロ・カンペ 2005, 2004” ラ・スピネッタ 3

2009-04-30 16:07:43 | Piemonte ピエモンテ
"Barolo Campe'" La Spinetta -Piemonte
ライオンのマークでお馴染み(?)のバローロ。
ラ・スピネッタというとサイのイメージがあるので、バローロもサイでいいんじゃないの?と思ったが、リヴェッティ氏もサイが気に入っていて、サイがいいと思ったそうだ。
しかし、まあ、確かに、それも平凡?と思うのは普通で、バローロ=ワインの王様というところから、ライオンにしたのだそう。

2005年(点数9-)
花や緑、フルーツもあるが、アニマル臭がだいぶ出ている。臭みがあるから、野菜風の香りもないではない。そのほか、濡れた土、腐葉土、コケなど。
味はバローロらしく力強い。やわらかさはお手本のようで、すごい。今、まさに飲み頃という感じ。(枯れた感じが好きならもう少し待っても良いが、力強いワインが好きな人には、今こそ飲み頃と言っても良いと思う。)タンニンの質も良く、しっかり、そして、しまっている感じがある。持続性は申し分なく良い。ボディがあり、力強さ、個性などがはっきり表れている。

2004年(点数8.5)
革、アニマル、腐葉土などが出て臭い。(決して嫌いではないが。)
やわらかさが前面に出ている。2005年もアニマル臭は出ているが、それよりもさらに臭い。アルコールをやや感じるか。バローロらしいボディはある。
(臭い、臭いと随分言ったが、=悪いというわけではないので、誤解なきよう。)

バローロも悪くないけど(最近は評価もかなり高いし)、やっぱりバルバレスコの方がラ・スピネッタらしい、と思うが、いかがなものか。。


高速のサービスエリアでの新たな盗難

2009-04-30 09:20:47 | もろもろ、つれづれ
少し前にテレビでやっていたが、イタリアの高速のサービスエリアでの新たな盗難である。

サービスエリアに着く。
リモコンで車の鍵を閉め、コーヒーでも飲みに行く。
何気ないごく普通の光景である。

さて、ドロボウは、リモコンで鍵を閉めている間、暗号(というのだろうか)を近くに停めた車から機械で読み取る。
用意しているリモコンにそれを読み取らせ、リモコンで車を開け、中の物を盗む。
再びリモコンで閉める。

車の持ち主が、車に戻ったらリモコンで車を開ける。
バッグが盗まれていることも気付かずに発車。
どこかで、バッグがないことに気付く。

という仕組みだそうだ。
もちろん、人によってはすぐに気が付くが、気がつかない人も多いという。
それも、場合によっては、どこでなくなったかもわからないケースがあるという。

盗難もここまで来たか、という感じ。
ただし、これを予防するには、リモコンで車を閉めるのではなく、シンプルに鍵で車を閉めれば良いのだそう。

イタリアで運転する可能性のある人はぜひお気を付けを。

”バルバレスコ・ガッリーナ””スタルデーリ” ラ・スピネッタ 2

2009-04-29 22:35:58 | Piemonte ピエモンテ
“Barbaresco Gallina 2005, 2004”
“Barbaresco Starderi 2005, 2004” La Spinetta –Piemonte
今は畑違いが何種類あるのか?おそらく3種類だと思う。
とにかく、その中でも有名なのがガッリーナとスタルデーリであるのは間違いない。
スタルデーリの方がエレガントかつバローロらしい力強さを持つので人気があるようだが、二つを比べた場合、個人的にはガッリーナの方が好みであった。
ガッリーナのバルベーラで有名になったこともあると思うが、昔からのラ・スピネッタのファンはガッリーナには思い入れがあるような気がする。私もその一人ではある。

2005年(点数9+)
花とフルーツ(森の木の実)がとてもきれい。全体的にやや線が細い感じであるが、エレガント。スパイスと緑の香りがほのかに香る。
口に含んだ瞬間は素晴らしい。モダンなワインは一般に好みではないが、これくらいよくできているとやはり評価しないではいられないだろう。
まろやかであるが、よくある、まろやか!という気張った感じ、まろやかだろ~という自慢する感じがないのがうれしい。
酸味とタンニンのバランスがとてもよく、非常に魅力的なワインである。後味がそれはきれいで、曇ったものがない。最後は辛口でキーナ風の香りがやや細めだが長く続く。しかし、2004年よりややや短い。

2004年(点数9++)
最初、閉じている感じがある。しばらくたって出てきたら奥行きがかなり深い。甘さがあり、ややアルコールが上がる感じがあるが。ヴィッショレ(酸味の強いサクランボ)、マラスカ(こちらはややほろ苦さのあるサクランボ)、よく熟していて、コンフィに近い感じ、甘いスパイス、甘いリコリースなどが一緒になり、モンシェリ(サクランボのチョココーティング)を思わせる。
味は、一瞬するっと入ってしまう感じがあるが、しばらくすると大きく広がる。申し分のないボディがあり、果肉を感じるくらい。タンニンはしっかり。後味は太く長く、チョコとフルーツの甘さが残る。
最初は2005年の方が良く感じるが、じっくり飲むと2004年の方が良いと思えてくる。

2005年(点数8.5)
スタルデーリの畑は樹齢50年ほどという。
確かに、バルバレスコの力強さを持ち、人気といえば、こちらの方が高いのだろう。
緑がかなりあり、ユーカリ、ミントの香りが強い。なので、強さの上にエレガントさもある。ミルク風の香りがあるのは気のせいか。そして、鉄分風の香り、バルサム臭。
味もエレガントであるが、それよりも、まだ生という感じも受ける。全体的に辛口で、タンニンの質は素晴らしく良く、持続性があり、やや細めだがとてもきれい。

2004年(点数8-)
梅風の香り、シソの香りがある。(イタリア人にはわからないだろうなぁ)そして、バナナと言ったら、怒られそう。。さらに、野菜と言ったら、村八分??難しいワインだと思う。わかりにくい。しかし、決して悪いわけではない。
ややするっと入る感じがあり、持続性もやや短め。グラッパのような感じ、くどいが、梅シソ風の香りが残る感じがあるのが、最後、若干鼻につく(正確には鼻ではなく、後味というべきだが。)



インターシティの存在しない席

2009-04-28 23:00:32 | もろもろ、つれづれ
最初から嫌な予感はした。ネットで予約した席が、6号車の101番。
以前、110番台の席を持っている人の席がなく、つまり席が存在していなく、列車もかなり満員に近く、がやがやざわざわもめたことがあるからだ。

インターシティは、コンパートメント式、オープンタイプと、等級によって変わるのではなく、号車によってかわるから、列車がきて乗り込むまで自分の席がどんなタイプがわからない。
昔は全てコンパートメントで、110番台までは普通にあったが、それを一部オープンタイプに改造して、号車によっては100番台のいくつかのみ、そして110番台は全然存在しないこともある。

で、乗ってみたら、予想した通り、101番の席がなかった。それも、なんと80番台の席までしかなかったのである。
偶然、車掌の姿がすぐ近くに見えたので、席がない、と訴えると、3号車が空いているから3号車に行きなさい、と。
連休の最後だったので、ほかの車両は結構混んでいるのに、3号車はガラガラである。
そして、どうも、同じように存在しない席に当たったらしき人がちらほら乗っている。
それでも、ローマまでの旅は長い。
途中から、そこは私の席です、という人が乗ってきて、席を動かなければいけなくなるのは面倒である。そうなった場合、完全予約制の列車なので、なんでそんなことをしなければいけないのかと怒りたくもなる。
そこで、検察の時に、車掌に聞いてみたら、大丈夫、と。かなり自信を持っている。
いったいどういう仕組みになっているのかはわからなかったが、確かに、座ったコンパートメント全部の席に、予約したという人は乗ってこなかった。(予約していない人が何人か入ってきたが。)

だから、逆に、他の車両は混んでいるなか、空いている車両で快適な旅ができたのだが、イタリアは本当に不思議な国である。
存在しない席を販売することも不思議だが、他は混んでいるのに、ある車両だけガラガラ状態というのも不思議だし、また、ついでを言うと、完全予約制の列車を予約しないで乗るイタリア人の多いこと。
日本人であったら、予約をちゃんと変更してから乗るところだが、いったいどういう神経をしているのだろうと思う。
しかし、そんなことには動じないイタリア人がうらやましくもある。

戻ってきたクリスマスカード

2009-04-21 05:38:59 | もろもろ、つれづれ
クリスマスカードが戻ってきた。
こちらから出したクリスマスカードが、である。
原因は切手がはがれてしまったからである。
それにしても、今は4月。。。

その昔のイタリアの切手はしょぼかった。
紙の質も悪いし、印刷も悪く、お世辞にもきれいとは言えず(物珍しい目から見たらきれいだが)、特にのりが悪かった。
つまり、丁寧に水をつけても、封筒に貼った時に、どうしても四隅がぷかっと浮かんでしまう。これでもかと思うくらいびちょびちょになるくらいに水をつけて、やっときれいにくっついたように思う。

ユーロになって、切手も変わった。
今は、2種類あり「まるでシール」のタイプと「のり付き」のタイプがある。
まるでシールタイプでも、のりに粘着力がないため、はがそうと思えばはがれるのである。(実際にはがしたことがある。)それも、薄い封筒ならちょっと難しいが、カードに使われるようなしっかりしたタイプの封筒なら、いとも簡単にはがれてしまう。
そして、のり付きタイプは、さらにのりが悪い。
昔のしょぼい切手ほどではなくなったが、これもきちんと水を付けないとはがれてしまう。

この前のクリスマスカードの切手は「のり付きタイプ」だった。
貼っていて、大丈夫かな~、と思ったのではあるが、数が多いし、いちいち気にしてはいられない。
それでも、できるだけ丁寧に貼ったつもりではある。
そして、切手をちゃんと貼ったかどうかは、投函前にちゃんとチェックした。

しかし、いくつかが見事にはがれたようだ。(まあ、毎年のことではある。)
1月の時点で、数通が同じように切手のはく奪で戻ってきた。
この時点でなら、理解できる。許せる。

しかし。。。今は4月である。
今頃になって1通が戻ってきたのである。
いったい、どこで、どうしたら、これだけ返却を遅らせることができるのだろう。
日本に3カ月以上放置されていたのか?とは考えにくい。
おそらく、イタリアで放置されたと思われる。(トーゼンだよね~。。)
それでも、出した手紙が数年後に届いたという話が、昔は随分あったので、たったの4か月なら早く届いた方かも知れないが。。。
本当にイタリアはミステリアスな国である。。。


”ペトラ 2001-2004” ペトラ 2

2009-04-19 00:29:57 | Toscana トスカーナ
“Petra 2001-2004” Petra -Toscana
ペトラのペトラ。この辺の土地は、同じトスカーナでもサンジョヴェーゼが必ず合うとは限らない土地である。むしろ、メルロー、カベルネの方が良さを発揮できる土質を持っている。

2001年 カベルネ50%、メルロー50%(点数7-)
カルーバcarrubba、カルダモン、ラバルバロrabarbaro、キーナ、カカオなどの暗い香りにミントが加わる。良くできているが全く感動しない。イタリア人には通じないが、しょうゆ系の香りに感じる。
頑張っているのはわかるけど、個性がない。と言っても、リリースされた時は、おー!と言われたと想像するし、優等生的に良くできているのはわかるのだが、そこまで無理してたら疲れちゃうよ、という感じである。

2002年 カベルネ55%、メルロー45%(点数7.5)
ユーカリ、ミントの緑が出るのでエレガントな印象。ヴィッショレ(酸味の強いサクランボ)、スパイス臭なども。
酸味とタンニンのバランスが良い。加えて塩味もある。フルーツがきれいに残る。
2002年は悪い悪いと言うが、スヴェレートあたりは決して悪くはなかったという。
(個人的には2002年は割と好き。何故なら、良くも悪くも驚きがあるし、苦労して造りました~という功労賞ものだからである。)

2003年 カベルネ65%、メルロー35%(点数8)
暑い年、だからボディがある。カベルネが多く、そのせいもある。しかし、エレガントな一面もあり、とても良い。やっとペトラらしいペトラと言える。スミレ、ミント、チョコ、カシス、インク、キーナ、リコリースなどなどで華やかかつモダン。
味もよくできている。とにかくボディあり、果肉を感じるくらいで、存在感がある。
ただし、ずっと飲んでいると疲れるだろうとは思う。。。

2004年 カベルネ30%、メルロー70%(点数7)
灰、タバコ、黒い木の実、ミネラル、グラフィティ、カカオ、カフェなどで、閉じている感じがあり、やや弱いか。
酸味がかなりあり、酸味のみが残る感じあり。

”クェルチェゴッボ 2001-2006” ペトラ 1

2009-04-18 17:49:36 | Toscana トスカーナ
“Querciegobbo 2001-2006” Petra 1 -Toscana

超モダン、超ド派手なワイナリーのペトラ。南米の神代の昔の神殿を思わせる、と言ったら言い過ぎ??何段あるのか知らないが、一番上からはきっと畑の全貌が見えるのだろう。
フランチャコルタの有名なベッラヴィスタの、トスカーナのワイナリーである。1997年創設、トスカーナでは新興産地にあたるスヴェレートに位置する。
ボルゲリのガヤのワイナリーもそうだが、何もない所に十分な資金をつぎ込み、計算されつくした箱を造るので、条件の悪いところで頑張っているワイナリーにはうらやましい話だろう。

ワイナリーは清潔が第一、もちろん、不潔なワイナリーはご免だが、古くて伝統のあるワイナリーには良い家付き酵母が付いている。ペトラのような新しくて、モダンで、超清潔なワイナリーに良い家付き酵母が付くようになるのはいったいいつのことか、と思うが、むしろ、良くも悪くも家付き酵母がワインについてもらったら困る、と思っているのだろうから、根本のコンセプトが違うということがわかる。。。

メルロー100%のクェルチェゴッボ。
色はどれも、もちろんかなり濃い。爪に若干透明感がある年もあるが、モダンできれいな色。
2001年(点数7)
ひたすらモダン。熟したフルーツ、赤と黒の木の実、ドライプルーンなど。タバコ、葉巻、カルダモンに加えて、コケ風の緑と、鉄分、錆びの香りがある。
ボディは当然あり、タンニンは柔らかくなっている。そして、強烈な塩味。かなり塩辛い。
初リリースの年とのこと。樹はまだ若い。

2003年(点数7+)
香りがやや弱め。バルサム臭、ミネラルにミントの香り、花の香り、香草など。
ボワっと口の中に入る。2001年と違って酸味がかなりあり、タンニンもある。そこで、全体のバランスがとれているのだが、最後若干消えてしまう。
2003年はひたすら暑い年で、そこにこれだけの酸味。添加を疑うが、まああまり突っ込まないことにしよう。。。

2005年(点数8)
ボディがあり、緑の香りが強くエレガントでもある。ヴィッショレ(酸味の強いサクランボ)、鉱物的香り、バルサム臭、キーナ、コケ、血、ブラッドオレンジが少々。複雑性があり、とても良い。
やわらかく、しかし、程よい酸味を持ち、タンニンの存在感もあり、持続性もよい。そして、何よりも、今まさに飲み頃です!と言っている感じ。

2006年(点数8-)
甘く、サクランボの香りが際立ち、ちょっと甘すぎ。ミント、ミネラル、香草などもある。お披露目されたばかりのヴィンテージと言うが、まだ若すぎ。
塩味が先に出て、他を隠してしまう。深見は感じるし、良いのだが、バランスが取れる状態になるにはまだもう少しかかるだろう。

”ピン 2004、 2000” ラ・スピネッタ 1

2009-04-07 23:23:29 | Piemonte ピエモンテ
“Pin 2004, 2000” La Spinetta –Piemonte (点数8.5+、8-)
もう、モダンなワイナリーは個人的にあまり好きではないが、ラ・スピネッタは許そう。
ジョルジョ・リヴェッティ氏は、結構好きである。
その昔、リヴェッティ氏の試飲会に参加した時からすると年をとったわけだが、ラ・スピネッタらしいフィロソフィーは一応まだ健在である。もっとも、有名になりすぎで、一時ほどのエネルギーは見られないように思うが。

ラ・スピネッタの試飲会に行った。と言ってもお金を払わなかったのだから、招待していただいた方が近いかも。
リヴェッティは遅れてくること50分。日本なら、主催者は真っ青になるところだろうが、イタリアではまあこれもあり。初めてましょ、ということで、30分遅れで試飲会は始った。

今でこそ、ラ・スピネッタというと、バルバレスコ、バローロで有名だが、もとは、モスカートを造っていたワイナリーである。それを知っている(知識ではなく感覚と経験で)人の方が少ないような気がする。
そのころ、モスカート・ダスティ、アスティ・スプマンテ=スーパーで売っている安くて甘い発泡性ワインのイメージで、クリスマスに飲む定番だった。(今でもだが。。)
ところが、リヴェッティ氏のモスカートは、こんなにおいしいモスカートが存在するなんて!という感じだった。
発泡はやや弱め、甘さと酸味が心地よく、何種類か出ているうち、ブリッコ・クァリアが一番好きだったが、一番手に入りやすかったビアンコスピーノはよく飲んだものだ。
そして、ピン。そのころは、値段も安く、よく友達のお呼ばれに持っていったものだ。
値段も手ごろ、持って行って、気を使わず、しかし恥ずかしくない値段、そして、ローマの人は、トスカーナワインを飲むことの方が多いので、そうでなくピエモンテ、しかし、バローロのように気取らず、モダンで、誰もがおいしいと納得できる味と香り。
そう、当時は、品質、値段、知名度、受けなどなどを総合すると、個人的にかなり上位にランクされていたワインだったのである。
ところが、ラ・スピネッタがどんどん有名になり、ユーロ導入の値上げ(便乗値上げ?)により、あれよあれよという間に、高根の花になり、お呼ばれに持っていくにはちょっと高い?という値段になってしまった。(現在40ユーロ程度?)

というわけで、久々に飲んだピン。(ただし、古いのがまだ家にあるような気がする。。)
2004年.
色はピンらしく濃い。香りはかなりきれいで華やか。これもピンらしい。よく熟したフルーツの甘さ、森の木の実、ブルーベリー、マラスカ(ブラックチェリーの一種)、バラ、スミレのドライ、バルサム臭、鉄分、甘いスパイス、リコリースにユーカリ風の緑の香り、薬っぽい香りも少々あり。味はまだ若い感じで、まろやかな中に繊細なタンニンがしっかり。そして、酸がきれいである。ボディもあり、最後はカカオ風でバルサム臭がかなり残り、華やかさの王道を行く感じ。
2000年.
バルベーラの割合が多いそうな。
色はまだガーネット色できれい。やや閉じている感じだが、そこはかとなく野菜臭。そして、フルーツのコンフィ。アニマル臭もやや目立つ。タンニンはまろやかで、ボディもあるし、華やかさもあるのだが、2004年と比べるとだいぶ控え目。

ところで、昔はネッビオーロ、バルベーラ、カベルネ・ソヴィーニンのブレンドだったが、今はカベルネは入っていない。また、ブレンド比率も毎年微妙に変わっている。

ローマ(?)の地震

2009-04-07 23:12:08 | もろもろ、つれづれ
今回の地震のことで、ずいぶんいろいろな方からメールをいただいたり、はるばる日本よりお電話をいただいたいたりしましたが、本当にどうもありがとうございました。
ローマはほぼ問題なく、ほとんど被害もなく(カラカラ浴場に被害が!?という話もありますが。。。)すみました。

でも、久々に揺れましたねー。(震度4位?)
アッシジの地震以来、久しぶりのローマでの地震でした。
でも、日本での地震のほうがよっぽどです。
横揺れで、これくらいなら大丈夫、震源地にはそう近くないと直感し、日本での数々の経験から学んでるじゃん!と思いました。
ローマっ子は、当然地震には慣れていないので、外で過ごした、その後眠れなかったなどなど。。いろいろな話を聞きました。

というわけで、被災地はだいぶ悲惨な状況ですが、ローマは大丈夫。
地震が怖いから、ローマにいくのをやめる!という必要は決してありません。