Mater Matuta 1997 Casale del Giglio
Syrah 85% Petit Verdot 15%
最近はワインを外で飲むことが多くなった。試飲会、ワインバーなどで飲む。そこで家飲み用のワインを買う頻度が少なくなっている。または、買うとなったらすぐに飲むのではなく、しばらく取っておくために買う。そこで、新しいヴィンテージの、気軽に飲めるワインが正直ほとんどない。そこで、ワインクーラーを見回し、なんとなく1997年のこれを開けてみた。
ラツィオのワイン。正直、どうせダメになっているだろう、と思って開けた。
ところが、これがかなり良かった。
たしか、ガンベロ・ロッソのトレ・ビッキエーリを取ったように思う。そこで、ちょっとおいておいてみようかと思って、そのままになったワインだったように記憶している。まだ結構トスカーナや南やローマ周辺のワインを飲んでいたころに買った1本。
色はすっかり茶系の色合いかと思ったら、これがかなりきれいで、ビビッドなガーネット。爪はオレンジ系になっているが強くなく、よく見ると、という程度で、深みの中に輝きがある。ちょっとびっくりな色だった。
当然アニマルが出ているが、もっともっとすごい感じで出ているかと思ったら、これもそうではなく、腐葉土、バルサム臭、キーナなど、よく熟したワインらしい香りで、強さが十分あり、なかなか複雑。
味もインパクトが十分あり、タンニンはまろやかで、持続性も十分あり、ほろ苦さのまじる後味が心地よい。
ラツィオのワインは、最近Cesanese、というよりPiglioと呼ぶべきなのだが、Casale della Ioriaのワインの相当古いヴィンテージを飲んで、しっかりもっているのに感心したが、見直すところはあるように思った。
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Syrah 85% Petit Verdot 15%
最近はワインを外で飲むことが多くなった。試飲会、ワインバーなどで飲む。そこで家飲み用のワインを買う頻度が少なくなっている。または、買うとなったらすぐに飲むのではなく、しばらく取っておくために買う。そこで、新しいヴィンテージの、気軽に飲めるワインが正直ほとんどない。そこで、ワインクーラーを見回し、なんとなく1997年のこれを開けてみた。
ラツィオのワイン。正直、どうせダメになっているだろう、と思って開けた。
ところが、これがかなり良かった。
たしか、ガンベロ・ロッソのトレ・ビッキエーリを取ったように思う。そこで、ちょっとおいておいてみようかと思って、そのままになったワインだったように記憶している。まだ結構トスカーナや南やローマ周辺のワインを飲んでいたころに買った1本。
色はすっかり茶系の色合いかと思ったら、これがかなりきれいで、ビビッドなガーネット。爪はオレンジ系になっているが強くなく、よく見ると、という程度で、深みの中に輝きがある。ちょっとびっくりな色だった。
当然アニマルが出ているが、もっともっとすごい感じで出ているかと思ったら、これもそうではなく、腐葉土、バルサム臭、キーナなど、よく熟したワインらしい香りで、強さが十分あり、なかなか複雑。
味もインパクトが十分あり、タンニンはまろやかで、持続性も十分あり、ほろ苦さのまじる後味が心地よい。
ラツィオのワインは、最近Cesanese、というよりPiglioと呼ぶべきなのだが、Casale della Ioriaのワインの相当古いヴィンテージを飲んで、しっかりもっているのに感心したが、見直すところはあるように思った。
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