乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

しゃばけ

2006年06月19日 | 読書全般(古典など以外の一般書)
     しゃばけ




 

                   畠中 恵作


                   2001年 12月 20日 発行

                  (株)  新潮社

                   250ページ

                   1500円+税





 とにかく痛快で面白い。




 仁吉の台詞の言い回しがどうしても かぶき役者のかんざぶろうさん とかぶってしまう


 若旦那は みつごろうさん の姿を思い浮かべて、先を進んだ。


 他にも  やじゅうろうさん たのすけさん ははずせない。


 饅頭屋の跡継ぎはそめごろうさん。


 饅頭屋の妹は  きくのすけさん  といきたいところですが、この小説のイメージでは しちのすけさん がぴったりかもしれない。

 おっと、切りつけてくる得体の知れない男はにざえもんさんってとことか。


(にざえもんさんは個人的に好きなので、こじつけでも登場していただこうっと・・・)

 





 舞台の様子まで思い浮かべられるこの小説は、また違った意味で二倍楽しめました。






 民話を読むときと同様、語り口調で先に進むと、イメージの広がる作品で、楽しくって満足しました。





 理屈抜きでおなかを抱えて笑える、大衆小説。

 本当に、面白かったヮ、この本・・・

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溺れる魚

2006年06月19日 | 映画
     溺れる魚




             楽しめど   ★★☆☆☆






               2000年   日本 101分

               監督    堤幸彦

               脚本    横谷昌宏

             キャスト    椎名桔平
                      窪塚洋介
                      仲間由紀恵
                      IZAM 他






 初めこの映画を見る前は題名から考えて、『水にないプール』のようなイメージを持って楽しみにしていました。


 ところが空けてみてビックリ。おもちゃ箱をひっくり返したようなハチャメチャでサイケデリックな画面。


 コマーシャルフィルムのつなぎ合わせのような出だし、は結構好きでした。






 3分の2あたりからがらりと雰囲気は変わり、警察権力の腐敗風刺化と思いきや、なんだか私には理解できない、最近観た中で一番難解な映画かもしれない。





 何のことはない、楽しければいいや。


 椎名桔平など男前は多いし、窪塚洋介の助走はかわいいし、IZAM もいい感じ。

 特にIZAMが病的な登場人物の性格上ぴったりと合っていたような気がする。

 仲間も格好がいいが残念なのは『トリック』と完被りしている点。

 でも・・・好きだな、彼女。





 なんだか今回珍しくあらすじを書く気にはならない映画でしたが、とにかく面白かった。


 映像や色感が斬新で、結構イメージが広がった一作品でした。



 ・・・ということで・・・・

 面白かった。






 

 

 



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