乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

京の年中行事 當る卯歳 吉例顔見世興行 十三世片岡仁左衛門を偲んで『沼津』  2010年

2010-12-12 | 歌舞伎











   十三世片岡仁左衛門を偲んで

        



第四 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)

   沼津

          呉服屋十兵衛       仁左衛門
           平作娘お米       秀太郎
            池添孫八       進之介
           荷持安兵衛       歌 昇
            雲助平作       我 當


  


 このお芝居が見たくて前半ではまずお昼の部に決めたわたし。

 期待通りのおもしろさと感動。

 

 わたしが見たのは12月1日。

 顔見世興行二日目ということもあり、そのおもしろさも味わえる。

 仁左衛門さんの腰に付けられた印籠が中々見つからず、観客は息をのんで見守っていた。

 芝居は見る度に微妙に変わるからおもしろい。



 それにしても我當さんの雲助平作、よかったなぁ。

 我當さんと仁左衛門さんの「棒鼻の場」は笑わせていただきました。

 仁左衛門さんの最後の情にほだされる場面は素敵。

 秀太郎さんは上品でかわいらしくて美しい…。

 仁左衛門さんと歌昇さんの掛け合いも楽しく、今回の『沼津』は満足感に満ち足りております。
 


 




























京都四條南座

京の年中行事
當る卯歳 吉例顔見世興行
       東西合同大歌舞伎

平成22年11月30日(火)~12月26日(日)


昼の部(午前10時30分開演)


第一 羽衣(はごろも)

              天女       孝太郎
              伯竜       愛之助




第二 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

   寺子屋

             松王丸       吉右衛門
              千代       魁 春
              戸浪       芝 雀
          涎くり与太郎       種太郎
            園生の前       扇 雀
            春藤玄蕃       段四郎
            武部源蔵       梅 玉




第三 阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)

           出雲の阿国       玉三郎
            女歌舞伎       笑 也
            女歌舞伎       笑三郎
            女歌舞伎       春 猿
            女歌舞伎       吉 弥
             男伊達       愛之助
             男伊達       翫 雀
           名古屋山三       仁左衛門




   十三世片岡仁左衛門を偲んで

第四 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)

   沼津

          呉服屋十兵衛       仁左衛門
           平作娘お米       秀太郎
            池添孫八       進之介
           荷持安兵衛       歌 昇
            雲助平作       我 當




【南座12月「當る卯歳 吉例顔見世興行」配役変更のお知らせ】


 この度、南座12月「當る卯歳 吉例顔見世興行」出演予定の市川海老蔵が休演につき、下記のように配役を変更して上演させていただきますので、皆様には何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

●昼の部
 『阿国歌舞伎夢華』
  名古屋山三  片岡 仁左衛門

●夜の部
 『外郎売』
  曽我五郎    片岡 愛之助

  小林朝比奈  市川 猿 弥
  梶原景時    市川 寿 猿











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京の年中行事 當る卯歳 吉例顔見世興行 『阿国歌舞伎夢華』 玉三郎 仁左衛門 2010年

2010-12-12 | 歌舞伎










第三 阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)

           出雲の阿国       玉三郎
            女歌舞伎       笑 也
            女歌舞伎       笑三郎
            女歌舞伎       春 猿
            女歌舞伎       吉 弥
             男伊達       愛之助
             男伊達       翫 雀
           名古屋山三       仁左衛門


【南座12月「當る卯歳 吉例顔見世興行」配役変更のお知らせ】


 この度、南座12月「當る卯歳 吉例顔見世興行」出演予定の市川海老蔵が休演につき、下記のように配役を変更して上演させていただきますので、皆様には何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

●昼の部
 『阿国歌舞伎夢華』
  名古屋山三  片岡 仁左衛門




 

 海老蔵さん事件で急遽代役して下さった仁左衛門さん。

 会場は何の混乱も嘆きも聞かれず、喜びに満ちた顔でいっぱいだった。

 幕間には海老蔵さん事件真相のうわさ話と、代役が仁左衛門さんと愛之助さんになってうれしいと言う歌舞伎の好きな人たちの喜びの声が飛びかう。

 わたしは事件後間もなくの12月に1日に見たものだから、みなさんの興奮度も高い。幕間に休憩されている人日の声は声高で、ロビーを満たしていた。


 わたしは今回一人鑑賞だったが、複数のグループの方々に声をかけられる。

「海老蔵さんのファンですか?」 
と探りを入れられた後、同じ趣味で安心した方々は、せきがきれたように勢いに乗って話し始められる。

 わたしの聞いたみなさんのお話は、名古屋山三が仁左衛門さんに変わり、おまけに考玉でうれしいということと、愛之助さんの助六が見られてうれしいということ。

 成田屋さん以外のご贔屓の方が、問題の起こった某役者の出入り時の横柄さにはへきへきしていたということもいわれていた。

 今回は話しかけられるくることが多く、おまんじゅうを頂いたりお菓子を頂戴したりと和やかな幕間であったので、いい意味で舞台の余韻に浸るどころではなかった。



 わたしは今回の事件を知り、11月28日朝,夜の部のチケットを追加予約した。

 以前観た愛之助さんの『伊勢音頭恋寝刃』は熱演で、ほれぼれする舞台だったことを覚えている。

 わたしは愛之助さんの助六なら見てみたい。



   




 今回の考玉の阿国は会場中の多くの方が期待を寄せられていた。

 女性の感嘆は芝居中度々聞くことがあるが、今回は男性でさえも
「わぁあぁあ~~~」
と思わず声を出されていた。
 
 見つめあう阿国と三山。

 玉三郎さんと仁左衛門さんのみつめあうとろけるような甘美に,無意識に声が出てしまう。

 色々なご意見もあり、また書く役者ファンも多いと承知の上が、従来の歌舞伎ファンは本物が見たかったんだと痛感した。

 そういったファンの方にとっては海老増さんとファンの方々にはお気の毒だが、会場でお話させていただいた方々にとってはボーナス舞台だったといえるのかもしれない。


 


   



 最後になりましたが、代役の仁左衛門さんと愛之助さんの一ヶ月間のご健康を願っております。

 お身体ご自愛の上、わたくしたちに舞台を疲労して下さいますよう心より祈っております。



 海老蔵さんのご回復を祈願しております。



 わたしは歌舞伎のことは何も知りません。

 文中に失礼な記述があるようでしたら、お許し下さい。





















京都四條南座

京の年中行事
當る卯歳 吉例顔見世興行
       東西合同大歌舞伎

平成22年11月30日(火)~12月26日(日)


昼の部(午前10時30分開演)


第一 羽衣(はごろも)

              天女       孝太郎
              伯竜       愛之助




第二 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

   寺子屋

             松王丸       吉右衛門
              千代       魁 春
              戸浪       芝 雀
          涎くり与太郎       種太郎
            園生の前       扇 雀
            春藤玄蕃       段四郎
            武部源蔵       梅 玉




第三 阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)

           出雲の阿国       玉三郎
            女歌舞伎       笑 也
            女歌舞伎       笑三郎
            女歌舞伎       春 猿
            女歌舞伎       吉 弥
             男伊達       愛之助
             男伊達       翫 雀
           名古屋山三       仁左衛門




   十三世片岡仁左衛門を偲んで

第四 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)

   沼津

          呉服屋十兵衛       仁左衛門
           平作娘お米       秀太郎
            池添孫八       進之介
           荷持安兵衛       歌 昇
            雲助平作       我 當







【南座12月「當る卯歳 吉例顔見世興行」配役変更のお知らせ】


 この度、南座12月「當る卯歳 吉例顔見世興行」出演予定の市川海老蔵が休演につき、下記のように配役を変更して上演させていただきますので、皆様には何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。


●夜の部
 『外郎売』
  曽我五郎    片岡 愛之助

  小林朝比奈  市川 猿 弥
  梶原景時    市川 寿 猿







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京の年中行事 當る卯歳 吉例顔見世興行 『羽衣』『寺子屋』 2010年

2010-12-12 | 歌舞伎









第一 羽衣(はごろも)

              天女       孝太郎
              伯竜       愛之助





 松葉目物『羽衣』は美しかった。

 松は左右に分かれ、立体感と高度を出す。

 右側松(並木)は高さをあらわし、天女は天に舞う。

 摺り足は控えめ。

 曲のリズムに乗る。

 能楽とは違う趣向。




 



第二 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

   寺子屋

             松王丸       吉右衛門
              千代       魁 春
              戸浪       芝 雀
          涎くり与太郎       種太郎
            園生の前       扇 雀
            春藤玄蕃       段四郎
            武部源蔵       梅 玉



 おなじみの『寺子屋』松王丸はわたしにっとっては幸四郎さんのイメージが強い。

 ご兄弟で若干表情が似ている場面もあり。

 吉右衛門さんと幸四郎さんでは場面メリハリの強弱が多少違い、おもしろく感じる。

 吉右衛門さんの方がわが子を思う二ヶ所の仕草が大きく、分かりやすいかもしれない。

 この表現は好みで分かれるところであろう。

 悲しみを噛み締める幸四郎さんの表情は捨てがたい。

 わたしは両方好き。
















京都四條南座

京の年中行事
當る卯歳 吉例顔見世興行
       東西合同大歌舞伎

平成22年11月30日(火)~12月26日(日)


昼の部(午前10時30分開演)


第一 羽衣(はごろも)

              天女       孝太郎
              伯竜       愛之助




第二 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

   寺子屋

             松王丸       吉右衛門
              千代       魁 春
              戸浪       芝 雀
          涎くり与太郎       種太郎
            園生の前       扇 雀
            春藤玄蕃       段四郎
            武部源蔵       梅 玉




第三 阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)

           出雲の阿国       玉三郎
            女歌舞伎       笑 也
            女歌舞伎       笑三郎
            女歌舞伎       春 猿
            女歌舞伎       吉 弥
             男伊達       愛之助
             男伊達       翫 雀
           名古屋山三       仁左衛門




   十三世片岡仁左衛門を偲んで

第四 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)

   沼津

          呉服屋十兵衛       仁左衛門
           平作娘お米       秀太郎
            池添孫八       進之介
           荷持安兵衛       歌 昇
            雲助平作       我 當




【南座12月「當る卯歳 吉例顔見世興行」配役変更のお知らせ】


 この度、南座12月「當る卯歳 吉例顔見世興行」出演予定の市川海老蔵が休演につき、下記のように配役を変更して上演させていただきますので、皆様には何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

●昼の部
 『阿国歌舞伎夢華』
  名古屋山三  片岡 仁左衛門

●夜の部
 『外郎売』
  曽我五郎    片岡 愛之助

  小林朝比奈  市川 猿 弥
  梶原景時    市川 寿 猿








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十三世片岡仁左衛門

2010-12-12 | 舞台・音楽 雑感メモ





 2010年12月

 京都南座の顔見世興行で、十三世片岡仁左衛門を偲んで 松嶋屋さんの『伊賀越道中双六』が演じられた。

 南座館内には、十三世片岡仁左衛門さんのレリーフ。

 華やいだ和服姿の目だつ中、十三世仁左衛門はんの懐かしいお顔はひときわ輝いていた。

 


 





 第四 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)

   沼津

          呉服屋十兵衛       仁左衛門
           平作娘お米       秀太郎
            池添孫八       進之介
           荷持安兵衛       歌 昇
            雲助平作       我 當







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