乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画『じんじん』4,5★/5 監督 山田大樹 脚本 坂上かつえ  出演者  大方 斐紗子5★ 大地康雄 佐藤B作 中井貴恵 村田雄浩 中田喜子 小松美咲 絵沢萠子 井上正大 若村麻由美

2022-09-23 | 映画

写真は矢田寺

 

 映画『じんじん』4,5★/5 監督 山田大樹 脚本 坂上かつえ  出演者  大方 斐紗子5★ 大地康雄 佐藤B作 中井貴恵 村田雄浩 中田喜子 小松美咲 井上正大 絵沢萠子 若村麻由 美板尾創路

 

 

じんじん

2013年

129分

監督 山田大樹 脚本 坂上かつえ  出演者 大方 斐紗子5★ 大地康雄 佐藤B作 中井貴恵 村田雄浩 中田喜子 小松美咲 井上正大 絵沢萠子 若村麻由 美板尾創路

 

 

 映画『じんじん』を見た。

 私の好きな要素が揃う。

   民話

   伝統芸能

   東北(北海道)

 

 まず映画が始まり、大方 斐紗子さんの民話の世も聞かせ及び語りに圧倒され、惹きつけられる。

 山形弁という設定で語り読む大方 斐紗子さんの『三昧のお札』は、幼いころ父が膝の上に座らせてくれ、抑揚をつけて読み聞かせてくれた好きなお話の一つであった。

 まだ幼稚園にうも行かない頃の私は、空飛ぶ絨毯の様に動かす父の膝の上で、物語の中にのめり込んだ。そして、この話は怖く心の中で必死に逃げた。

 その懐かしい感動を、大方 斐紗子さんは思い出させてくださった。

 大方 斐紗子さんのこの重厚でど迫力な映画の一コマはあとあとまで気持ちを繋いでくれた。

 ただし、映画の最後の終わり方は多少浅く感じたのは口惜しい。

 

 大方 斐紗子さんが素晴らしすぎた。

 映画が終わった後ももう一度、大方 斐紗子さんの場面を見て見た。

 式だな!こういった演じ方のできる女優(声優)さん。

 二度見ても、重厚だと感じた。

 ブラボー、大方 斐紗子さん。

   どんとはらい 

   スコーンスコーンこめだんご

 そして

   とっぴんぱらりのぷぅ^^

である。

 

 

 佐藤B作さんが自然な演技で好感が持てた。

 大地康雄はこの役をこなしておられうまかったが、多少、渥美清ならどうなるのか、、といった雑念が生じた。

 若村麻由美は『マザー』と同様、この役でも美しどころをうまくこなされていた。

 映画全体も良かった。

 後半若干中身が薄くも感じられたが、概ねこの映画はスクだと感じた。

 

 

大方 斐紗子さんとは  (ウィキペディアより引用)

 大方 斐紗子(おおかた ひさこ、1939年3月9日- )は、福島県出身[の日本の女優・声優である。

 現代制作舎所属。

 劇団俳優座付属養成所出身。

 福島県を舞台としたドラマなどでは方言指導として名前が出ることもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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映画『マザー』2,2★/5 監督 楳図かずお 脚本 楳図かずお継田淳  出演者 片岡愛之助 真行寺君枝 舞羽美海 

2022-09-23 | 映画

写真は亀の瀬

 

 

 映画『マザー』2,2★/5 

 監督 楳図かずお 脚本 楳図かずお継田淳  出演者 片岡愛之助 真行寺君枝 舞羽美海 

 

 

マザー

2014年

83分

監督 楳図かずお 脚本 楳図かずお継田淳 出演者 片岡愛之助 真行寺君枝 舞羽美海 中川翔子

 

 楳図かずお監督及び脚本、そして片岡愛之助が出演ということなので、映画『マザー』を見たがつまらなかった。

 感心したのは、 楳図かずおの昔の懐かしい作品。

 小学生の一、二年生の頃、10円20円を握りしめてワクワクしながら貸本屋さんへ向かったあの頃を思い出す。

 小学高低学年で見た楳図かずおの『ヘビ少女』や『おろち』が今も脳裏に焼き付いている。

 その作品の本のひよこまでも見られたのはありがたい。

 それだけで良しとしなければならないのかもしれない。

 

 まず、キャストがむにゅむにゅ、、、であった。

 しかしながら真行寺君枝は目を引いた。

 まずは真行寺君枝の教区たんなつけまつげに違和感を感じた。

 しかし、そのつけまつげは重要であった。

 真行寺君枝の妖艶な美しさは楳図かずおの世界から飛び出した様であった。

 あっぱれ!真行寺君枝。

 舞羽美海もなかなか上手くやっておられた。

 

 しかし、楳図かずお役の愛之助がいただけない。

 表情に小細工はされてはいたが、おおよそ楳図かずおには感じられず、楳図かずおのかっこを真似た小太りのおっさんに見えた。

 楳図かずお役ならばもう少し神経質でいよう感を漂わせたアーティストに見せねばなるまい。

 中川翔子も浮きだった違和感が感じられ、映画が薄っぺらく感じた。これはないだろう、、、と内心突っ込んでしまった。

 

 楳図かずおの『マザー』なので期待していたのに、こりゃあ緩和!と嘆く以外に他ない映画であった。

 他の評価を見て見たら、やはり低い。

 せめて映画の文法、あるいは出演者のどちらかが優っていたなら、もう少し用映画になったのではないかと感じる。

 楳図かずおに懐かしさを感じる私だけに、口惜しい映画であった。

 

 

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