(写真は奈良の山辺の道を歩く途中に見た、温室の苗作り。何か心惹かれるわたし・・・。どうです?苗が緑バージョンの モンドリアンに見えませんか・・・ね?え、見えない?失礼いたしました。)
記録だけ 2008年度 25冊目
『怪談実話集』
志村有弘 編集
河出文庫
230ページ 660円
2007年7月10日 第1版発行
『怪談実話集』を読む。
この本には 次のような実話が集められていた。
お絹の話
血の窓
いじめ殺された女
女物乞い
吉太郎の怨み
緋縮緬の呪い
血潮の飯
死んだ僧
樹の祟り
勘次郎火
殺した猫
牛の怨霊
狐の復讐
蛇を殺した報い
足のある蛇
四つ池の怪
人を殺す池の狸
火の車と鬼
斑猫の怪
お春の幽霊
訪ねてきた幽霊
俥に乗った幽霊
タクシーに乗った幽霊
破れ障子に映る幽霊
牧野信一の亡霊
幽霊の写真
合唱コンクールの怪
幽霊布団
幽霊現像事件
船幽霊
ポケットの中の指
白木の位牌
火の玉が出ると人が死ぬ
死者からもらった夏ミカン
西瓜の怪
乙女塚縁起
死霊の棲む家
清水澄子の霊
死人の首を売る老婆
娘
恐がりの私だが、読んでいて怖いという感覚は、『タクシーに乗った幽霊』以外はなかった。
あくまでも実話を忠実に記し、編集された志村有弘氏のまじめな性格が顕著の現れた一冊。
京都など なじみの地名も何話かあり、また知らない土地の話もイメージをふくらませながら目を通すと、興味を持って楽しめた。
機会があれば、志村有弘氏の他の書物も選びたい。
写真の アングルが 面白いなと
眺めさせて いただいて います。
乱鳥さんの 今回 読まれた本は
とても オドロオドロしそうですが
(私も 怖いのは だめです)
そうでも ないようですね。
怪談と いっても 実際に あった
お話なのでしょうか?
内容は伝説?を淡々と記されていました。あまり怖くはないのですが、中には空恐ろしいものが・・・(『タクシー・・・』)全体が記録調で、芝居を思い浮かべながら読むとおもしろかったです。
明日から出かけます。帰ってきましたら、よろしくお願いします。帰りましたら、そちらにも伺いたいと思います。