乱鳥の書きなぐり

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黄姚古鎮のワンちゃん 1

2007-01-14 | 中国 2006~2019(7回)・台湾・ベトナム
(黄姚古鎮のワンちゃん1~3の文章は同じです。)

 

 

      黄姚古鎮のワンちゃん

 

 

 黄姚古鎮にはワンちゃんが多い。

 歩いているとどこかしこにワンちゃんの姿。

 このワンちゃんたちは、鎖にはつながれていない。

 どこでも自由に歩き回ることのできる、開放の身。

 

 

 みたところ、黄姚古鎮は食べ物を乾燥保存する習慣が根付いている。

 芋やとうがらし、ミカンの皮(ちんぴ)、各種の青菜野菜までもが、多くの家の前に干してある。

 黄姚古鎮の知恵にいたく感心する。

 それらは平かご(梅干を干すかごのようまもの)や地面に直接並べられ、干してあることが多い。

 

 

 犬はすぐそばを歩いているが、乾燥中の食品の上はけして歩いている姿を見ることは無かった。

 自由ながら、賢く仕付けられたワンちゃんたち・・・

 

 

 犬は家になつくとはよく言ったもので、ここ黄姚古鎮のワンちゃんたちを見ていると、飼い主の玄関付近で賢く番をしている。

 多くのワンちゃんがいるのに、吠える者もなく、静かにここの暮らしの秩序を守っているといった具合だ。

 私たち観光客にもなれているらしく、気にも留めていない様子。

 

 

 

 ここのワンちゃんは、子犬を産んで暫くしたような雌のワンちゃんが多かった。

 彼女たちのおっぱいは膨れ上がり、少しばかり痛々しい。

 赤ちゃんたちは家の中なのだろうか・・・

 それにしても 黄姚古鎮では少し成長した子犬は一匹も見かけない。

 道端には見えないし、子犬の鳴き声もしない。

 ワンちゃんたちは飼い主になつき、そばを離れない。

 ここのワンちゃんたちは、本当の幸せを知っているのかもしれない。

 

 

 私は頭の片隅で、過去のイギリスの○○を思い浮かべていた。

 

 

 日本文化とは異なる ここ黄姚古鎮での文化や習慣を少しは理解できたような気がした。

 私は異文化に肌身で感じることができ、中国をもっと理解したいと思った。

 私はずいぶん昔から中国映画が好きだったが、今回の短い旅行の中で、長年で築き上げられた異文化に触れ、中国がまた一歩近づいてきたような気がした。

 1000年も前から続く 歴史ある黄姚古鎮の深みのある文化・習慣に対して、日本の、そして自分の常識を当てはめることは失礼だと思う。

 

 


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