「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

手芸もリハビリ

2006-02-22 | ●母&ヘルパー作品
フエルトマスコットが完成。
うちは幸い「母と手芸をする」という前提でヘルパーが来ている。これまで何度か入れ替わりはあったけど、手芸出来ますよ、という方が来てくれている。

としちゃんのお母さんは以前編み物をしていたというから、手仕事はきっとお好きなんだろう。以前のヘルパーはビーズ作りなどしてくれたそうだ。でも、都合でヘルパーが替わり、新しい人はどうやら散歩、買い物の繰り返しらしく、利用者側としては、以前のヘルパーのように…という思いが募る。

「手芸も立派なリハビリである」と、病院のデイケアをやめたいと思ったときに相談した保健所の保健師が言っていた。
そう言われるまでは、病院のリハビリはやめちゃいけない…と思っていた。
安定剤を飲まされていたので、それがリハビリなのか…と素人ながら思ったけど、医療という言葉は素人を簡単に呪縛するみたい。

やめる間際、そのデイケア担当の看護師と話したとき「ほとんど安定剤を飲んでいるということは、デイケアと母とは合わないのでは」と聞いた。
もしそうなら、薬飲ませてごまかさないで、はっきりと「○○××だから、別なサービスをかんがえてはどうだろう」と言ってほしかった。
でも彼の返事は「薬を飲んで午後から落ち着いているのはリハビリの成果」だった…ホントかよ?

彼らは絶対に、このデイケアとは合いませんとはいわないんだろうなー。よそで「寿限無(デイケアの名称)でダメだった」と言われたら、認知症治療のトップを走るO病院の汚点になるものね。
で、こうやって私みたいなヤツが、「寿限無がこうでね~」としゃべるんだから、結局よい結果なはならないと思うんだけどね。

話がそれちゃったなー
書きたかったことは、手芸も立派なリハビリだってこと。
本人の好きなこと、得意なことを見つけて、そこから何かを導き出して、上手にサポートするってこと。

大勢でプログラムをこなすのも、楽しいときもあるし、生き生きしてくることにもつながる。
でも、その人の性格で、一人で静かに○○するほうがいい…っていうのはありなんだろうなー
私の祖母は入院中のリハビリプログラム(ゲームとか)にはいっさい参加しなかった。「あそこで何かやってるね」って聞くと「そう、いっつもなんかやってる」といやそうな顔で答えた。これが認知症だと「参加しないこと」が本人の意志というより、困った状態として扱われちゃう気がする。

「認知症とは何か」のなかに、デイサービスという広い空間で大人数で何かやるにしても、人によっては、一人になれる場所が必要だ…という記述があった。不安定だった人も、一人で静かに…という時間、空間を作ることで安定する場合もあるらしい。

今、少人数制のデイサーピスに通う母は、以前より安定している。スタッフの慣れもあるけれど、以前、私が見学した時の様子だと、私が帰るときの母の振るまいは、そこが自分の家であるかのようだった。(そこは普通の一戸建て)
これが母にはプラスなのか…と思う理由の一つです、


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8 コメント

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考えちゃうね~~ (ビゴ)
2006-02-25 13:09:37
経験浅いのね、きっと。でもね、やっばり仕事なんだから勉強してもらわなきゃね。



朝母が車に乗らなくて、機嫌悪くなっちゃった時に、やはり私にどうしたらいいですかーって聞いてきた人がいた。

そんな人初めてだったからビックリしたけど、そういう人はいるんだねー。



こっちは、相手をプロだと思っているから、(^_^;)\(・_・) オイオイって感じだよね。



ケアマネに言ってもいいんじゃない?

認知症の対応にもっと慣れている人をお願い…ってさ。そこの事業所の上の立場の人でもいいと思うんだけど、言いやすい人に…。

このままだととしちゃん、安心して仕事にいけないものね。

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さっき・・・ (としちゃん)
2006-02-25 09:45:51
さっき、ちょうどヘルパーさんから電話が入ったので、少し話しててんけど、散歩の時に母が「商店街を歩きたい」って言うらしい。そしてお金も持ってないのに「○○を買ってあげる」とかを頻発。で、「私も商店街は歩きたくないんですけど、どうにかならないでしょうか?」やって。どうにかならないかって言われても、母が自分でどうにかできる訳も無く、私が一緒に散歩するわけにいかんしなぁ(笑)

私は、いつも「今日はいつもと違う所歩こうよ~」ってガンガン別の道を歩いていくと一緒に来るので、そういう風にごまかしながら歩いてくださいなどなど、私がやってることを説明してみた。

自分で考える事はできなさそうやね。ヘルパーさんにはちょっと難しい注文やったみたいやわ。トホホ
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いや、それが… (ビゴ)
2006-02-25 00:44:11
マジで、ふつう~~~の二階建てのお家なの。



雰囲気としては、20年30年前のデザインという感じの、特に広くもない家。



見学にいって、あまりに普通で驚いた。あそこはもう一度行こうと思っても、わからない。住宅街の一軒家。
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>普通の一戸建て (かい)
2006-02-25 00:18:39
テレビでやっていましたが、普通の家の雰囲気がやっぱり良いようでした。



普通の一戸建てといっても、きっと普通より大きいのでしょうね。



テレビで見たとこは大きいでした。



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としちゃんへ (ビゴ)
2006-02-24 01:12:36
ヘルパーさん、としちゃんの気持ちをくみ取ってくれて、工夫してくれるといいね。

意欲のある人ならば、常に、この人とはどう接していくのがいいか~なんて考えていると思うだけど



アイリスの、訪問介護のまとめ役やってる介護福祉士は、友達に誘われてヘルパー二級をとった人。元専業主婦。介護に意欲…というより、上の資格をとれば内勤で土日休み(めちゃキツイスケジュールこなしていて旦那に考えろって言われたらしい)ってことから一級とって介護福祉士までとった。次はケアマネの資格もとるつもりらしい。

でも、今のその人は意欲満々。天職なのかも。



訓練時なことを自分が請け負おうというとしちゃん、エライぞ。

私はほぼ放棄してるもんね。

編み物って、難易度としてはどうなんだろうね。

マフラーみたいにまっすぐだったら、体が覚えているものか?

ビーズも楽しそうだし、(肩こりしそう…(x_x))



一緒にフラメンコ踊る???
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どういう反応がでるか・・・ (としちゃん)
2006-02-23 22:24:24
私達の親は、どういう反応するか想像つかんからね。

丁がでるか、半がでるか。試してみないと良い結果がでるか、悪い結果になるかわからん。



試すにしても、どこまで試せるだけの選択肢があるか。そして、その選択作業に私らがどこまで我慢出来るか。

いろいろ問題は多いよ。



施設にしてもヘルパーさんにしても、とりあえず話をしてみて改善されなければ、別を検討するしかないよな。うちもヘルパーさんに、私の気持ちとか考えを連絡帳に長々書いてるわ。



とりあえず、少しでも刺激を与えて行きたいから、同じ散歩に行くのでも毎回別の道を歩くとか何か工夫してもらえないかって・・・色んなことをつらつら書いちゃって、きっと口うるさいやつやと思われてるかもしれへんけど、それで改善されるなら良し!

さて、どうなるでしょうか・・・



今のヘルパーさんは、ビゴママがやってるみたいな何かを作るとか作業訓練的なことはぜんぜんやってくれへん。母がイヤって言ったら、一緒にやるように言いくるめる事ができへんねんな。で、一緒にTV観たりして過ごす・・・。一人で外に出て行かないようにお目付役という役目ははたしてくれてるねんけど、なんかなぁ・・・。



とりあえず、訓練的なことは、私が少しずつやるしかないなってことで、色々考えてやってるよ。
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難しいです (ビゴ)
2006-02-23 11:20:25
私も聞いた話ばかりです。



例えば、うちの母はデイのお迎えに拒否があったので(最近、ほとんどなくなりましたが)ある保健師は「出かけるということに反応があるのならば、返ってGH等に入ってしまった方がいいのかもしれない」と言っていました。



老健で話を聞いた時は、「居場所を得たということで落ち着く人」と「進行する人」両方あるとはっきり言われました。



うちのように二人暮らしだと、「居場所」という点ではとくに、今の暮らしに問題はないと思ってるけど、母の場合は、どこにいても「ここは家ではない」と思い出したら同じかなーというきもします。



介護、福祉…といえども利益を生み出す場なわけで、経営者がいて雇用されている人がいてと考えると、難しいな、とそれはつくづく思います。

本で勉強したような、福祉の精神だけでつきすすめるものではないのも現実なんだろう。



母の通うデイは、まだ初めて二年くらいの新しいところで、ケアマネも、「建物(一軒家)は古いけど、やってることは新しい」と言います。

ひょっとすると、古い所は、昔ながらの意識なのかもれしないですね。

志高く介護の仕事についても、組織がそうでなかったら、自分の意識を持ち続けるのは厳しいだろうなとも思います。



でも、出来たばかり…なんて所は、それはそれで、評価が分からない不安があります。



一番当てになるのは、実際に利用した人たちの声だと私は思うんですが、これがなかなか得られない。

これは、「どこの店はおいしい」なんて単純な話ではなく、人によってかなり違うから、

出来るだけ多くの人の話を聞きたいと思いますよね。



これまで、アイリスが開いた介護者の集まりや市の介護者リフレッシュ事業の一泊二日旅行でいくつか話を聞く事は出来たけど、全然足りない。

地元の情報が実は一番少ないです。

地方都市だし、限られた数しかなくて、「○○はよくない」と聞いていても、そこしかない…なんていう現状でもありますが…。



見学に行っても、内情はよく分からない面もありますね。

なんとなく、雰囲気や空気感で、自分の感性にどう感じたか…なんてところで判断するしかないようなところもあります。



自分が入って体験してみる?一週間くらいボランティアで通ってみようか?なんてね。
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施設 (sachi)
2006-02-23 07:50:33
ビゴさん、こんにちは。



認知症の人が、グルームホームに入所して、

同じ部屋に寝て、同じメンバーと、同じような生活を、

毎日するようになったら・・・

症状がよくなったという話をよく聞きます。

「家族のように過ごす」ということが違うのかもしれないと思いますが・・・実際のところは、人からそういうことをお聞きするだけで、詳しくは(本当かどうか)私もわからないんです。

ただ、少しでも父と私にとってベターな状況をつくりたいなぁ~と思っていて、藁をもすがる気持ちで、今は努力しています。





昨日、新しい「ディケアとグループホームが一緒になった施設」を見に行きました。

できたばかりのぴかぴかの建物でしたが・・・



うちは(半年ぐらいの間ですが)、大きな施設(有名野球チームとNテレビ局とY新聞社がある有名系列の施設です)を利用していたのですが、問題が多発したばかりでした。

ディケアも・・・ショートステイも・・・。

デイは「ただ、だだっぴろい体育館のような場所」で、トイレに行くにもぐったり疲れてしまうようなところでした。それでいて、特別なケアもなく、帰ってくると二日ぐらいは寝込みました。それを指摘すると、「疲れるような特別なことはやっていません」と言われ通して・・・

視点が自分たちにむいた説明です。

自分たちにとってはそうでしょうが、利用者にとってはどうなのか・・・それを考えてほしいと思いました。

でも、まだディケアは仕方がないと思いましたが・・・

そこのショートステイはドタキャンされて、呆れてしまいました。

ゲンメツでした。

サービスどころか、ストレスの元凶でしたから。

ディとショートは勿論「縦割り」で、横の情報交換もしないお役所システムでした。隣の席に座っているのに・・・「アホラシイ」と感じましたが、彼らは疑問にも感じていないように、そのシステムでやりとおしていて、結局大きな問題が起こりました。私は、怒りくるいました(笑)。

メンドクサイ利用者家族として、要望を言い続け、疲れました・・・。(愚痴みたいになってしまった。ごめんなさい)



本人にあうデイケアの施設を見つけるのが大変ですね。

ケアマネジャーさん曰く、「古くからあるとか、母体が大きい大型施設とかは“利用者中心に考えていないサービスをしている”ことが多い。私たちも腹がたつことがある。小さな施設で、家族的にやっているところは、アッタカイサービスを心がけているようで・・・いろいろなんですよ」ということでした。

私は「肝心なのは、現場担当者の意識だ」と思いました。どんなシステムでも、現場の担当者がきちんとした自覚で対処してくれていたら、問題は軽減されます。



今、私は、いろいろなところ(施設)を、いくつか見て歩いています。





施設だって、

人間と同じように、相性があると思うので・・・

とにかく、まず見学して、よかったら次は父に見てもらって、実際経験して・・・この繰り返しなんでしょうね。
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