「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
→こちら Instagram

ちょっとブツブツ文句を…

2009-01-31 | ●介護録(~2015.2月)
「こうすれば楽になる」
これは、まあ、分かる。ちょっとしたコツとか、アイディアで楽になる場合はある
でも、絶対的に楽…なんじゃなくて、前に比べれば……ってこと。

「こんなふうにすると楽しく介護できる」
なんてことを目にすると……怒鳴りたくなる
楽しい介護なんてこの世に存在しない!

ラジオでは、ある事業所のCMがよく流れる。
「年だから…」とあきらめてしまう人が多い…でも、そこを私たちは上手にサポートして高齢者もよりよく生きるお手伝い…みたいなCM
最後に、年だから…とあきらめていた利用者サン役の「ありがとう」の声が流れる。
心からのありがとうを言って貰えるヘルパーはどれくらいいるんだろ?
全ての利用者が感謝してくれるわけではない。
拒否されたり、無視されたり、そんなことは当たり前
ベンベンを始末したって感謝されない。

以前は、認知症関連ドラマや特番をよく見たけれど、ここしばらくは一切見てない。
ただ、どうしてもCMを目にしたり、ネットで感想に触れたりしてしまう。
(絶対拒否!みたいにかたくなに無視しようともしてないから)

介護をしてない人の多くは感動している。
そして、自分がそういう立場だったら……なんて考えるようだ。

最近の傾向としては、若年性アルツを扱うか、老親介護ではなく配偶者が認知症になった場合を扱うことが多い。
多分、「夫婦愛」を描いた方が感動を誘うからだろう。
二人で築いた想い出がポロポロと抜け落ちていく…それでも寄り添って介護
美しい夫婦愛。
美しいのか?美しくはないだろうな
毎日が闘いだもの。

父が亡くなってからは、難病モノ等の見方、感じ方も変化した。
障害、難病、認知症……当事者から見ると、エンターティメントはやっぱりエンターティメントなんだ。

疲れていると思考がマイナスにしか働かないみたい。
木曜日の夜から疲れが出る…とわかった。
月火とデイが続き、水曜は以前から「デイなし日」なのでいつものリズム。
そして木曜日……
前は、ここから三日間デイだったけど、一月からは、一日おきなので木と土。
木曜、母がデイから帰ってきて(未だハイテンション)振り回されて私は思う
「ああ、そうだ、明日はデイがないんだ。もう三日連続ではないんだ」と。
それですっかりエネルギーがなくなってしまうみたい。

慣れるのか?


一月はタメイキの月でした。

そして二月。
ショートステイも新しく決まりそうだし、プロ野球もキャンプイン。

私はマック(金子誠内野手…もうキャプテンと言えないのがちよっと寂しい)が好きなのだけど、期待の陽ちゃん(ヨウ・チョンソ内野手)もショート志望…………ううっ、心が痛いぃぃぃぃぃ。どうしよう。

今年の帯広の森球場は七月19日…あっ、友達の誕生日。
それまでライブ観戦はお預けか?
それとも………阪神との交流戦あたり、見たい気もする2009年。真弓監督~~。

まあ、どうでもいいと言えばいいけれど、中田翔選手、眉、恐いので、なんとかして。
うーーん、清原さん、まだ一軍デビューもしてないうちから後継者だなんて言わないでほしいな。
あの子、とことん天まで上がりそうなタイプな気がするので(思い過ごしならいいけど)

…と、野球モードで日記は終わる。少しは元気が出たかしら?

洗濯ばかりしている冬の日々

2009-01-29 | ●介護録(~2015.2月)

ビゴ母は、どちらかというと、排泄の失敗頻度は少ないほうだと思う

しかし、ここんとこ毎日防水シーツまで濡れ濡れ
毎日、洗濯、洗濯、洗濯…………

「今日はデイで、友達とランチ」だった火曜日もそれは容赦なくやってきた
悲しい…悲しすぎる…


しかし洗濯機はエライ
予約機能で夕方四時に洗濯乾燥終了するようにセット
もう一度言おう、洗濯機はエライ

水曜日はデイがない日
私にとっては「デイのある木曜日に楽をするために家事をする日」
 いや~~働いたわ~~一日中

人が掃除機かけてる横で爆睡してるビゴ母にはムッとした
しかも寝ぼけながら「ああ、もういや、疲れた」って
それはこっちのセリフだろうがーーー


昨夜、少しの間、部屋に避難して(イライラさせられたから)居間に戻ったら
居間やその隣はドロボウが入ったみたいになっていた

これ一つの傾向
一人にしていると、部屋荒らしになるビゴ母
危ないのは、たまにストーブの上に平気でクッシヨンなど置くこと


疲れたな……

でも、今朝は久しぶりに洗濯ナシだ
めでたい



欲しいモノ

2009-01-24 | ▼ユルユル日常

私が今、一番欲しいモノは……

「居間から独立したカギ付キッチン」

我ながら夢かなく……悲しい

さらに言えば

「全ての生活必需品を、扉付き、カギ付き収納出来る家具」

「紙パンツなどタップリ収納出来るスペースがあり瞬間湯沸かし器と
簡易洗面所のあるトイレ」

さらに凹みそうな悲しい願望

でもこれが実現したら
私はすごく楽になる

一般的に老後とか、介護とか考えるときにはバリアフリーの家…ってことで
手すりがある、段差がない、車イスが十分に動ける広い廊下やトイレ
…といったことが話に出るのだけど

介護者目線に立つとちょっと違うかもしれないし

体は元気な認知症者のビゴ母は
手すりもいらないし、家の中の段差くらいはさほど苦にしない
別な意味で介護に適した家が必要なんだよね

……………………

昨日はでした
一月に?普通、雪だろと、天気に突っ込みたいような……
おかげで滑らないので
母連れてスーパーに行きちらし寿司を買ってきた
ホントの用事は町内のことで持っていくモノがあったから。
明日にするしかないか…と思ったけど
母を誘ったらうまく動いてくれたので雨の中出かけた
ところが
帰りにはテンション急降下

そんなに遠くもなく疲れる距離ではないので
雨と、シャーベット状の道路がイヤになったか?
悲観的スイッチオン
疲れる



覚え書き・2008年のビゴ母

2009-01-24 | ●母の状態と経緯
これはHPからのリンク用。2008年の母の記録です。

一月
便失禁数回。
紙Pを脱ぐことがあるのでイライラする
話の内容がワカラナイ
多弁
23日、介護認定更新の調査日

二月
前半、紙P脱ぎが続く
自宅入浴がかなかな難しい
13日、介護認定通知来る…介護度は変わらず3。医師の決定により更新期間は二年になる。 「多幸的」という診断。
後半、デイから帰ると落ち着きがない状態がやや続く。
新しいヘルパーに問題あり。
(本人に「いくつなの?」と聞き、答えられない母が「いくつだったかしら?」とごまかしているのに執拗に聞き続ける。本人がいる前で私に「いつからこうなったのか?」とか「どんなきっかけで気付いたのか?」など無遠慮に質問する。果ては「子供のことはすぐ忘れるんですよね」などと無神経なことを言う)
「困った」ということが増える。何に困っているかは不明。テンションがさがりっぱなし。29日、帯状疱疹であることが判明
ヘルパーについてはケアマネに相談。担当をはずして貰う。

3月
帯状疱疹はそれほどひどくなることなく、薬の服用で治癒の方向へ
エレクトーンを使って「ミュージックセラピーもどき」をしてみた。
12日くらいから、足を痛がる。 結果として帯状疱疹の後遺症だったが、分からず、手術した足の問題か?などと思い整形外科を受診。
月一の内科受診で後遺症の可能性大となり薬を貰う→完治

4月
落ち着きなし。よくシャベルが意味がよくワカラナイ。
多幸的な反面、逆スイッチが入ると、悲観的、困った、その他半泣き状態で、寂しい、不安…な感じを表出する。(おかーさん、行っちゃイヤ…など子供のような時がある。)
朝、起きるのが遅くデイの迎えをズラして貰う事が増える

5月
軟便傾向。便失禁も増える。
末に徘徊一度あり。

6月
軟便だったり、出なかったりする。軽めの下剤、下痢止め、両方出して貰うが、使うタイミングは難しいので、あまり使っていない。
何日も出なくても出るときは軟便だったりする。
24日、まりさん&まり母サマとで帯広動物園に行った。最初からお友達状態の母(^◇^;)。

七月
野球観戦のため、久しぶりにショートステイを使う(いつもはデイでの保険外事業一泊を利用)。帰ってから落ちつきなく、ハイテンションのまま。
多弁、落ち着きなし状態。
便も軟便で、失禁するので始末にイライラする。まだ慣れない。気持ち悪くなる。

八月
多弁な母。子供みたいな母。この両方が出る。
相変わらず、便失禁…軟便。紙P脱ぎやバットはずしがあるので始末に困る。
大きめのパットは×
一月おきの整形外科検査では、手術したほうの大腿骨骨頭はイビツなまま推移。

9月
朝早くから起きてウロウロする日と、起こしてもなかなか起きない日がある。
多弁。失禁。
少し前からぬいぐるみと人形を母の寝室に飾っていた。最近、人形に話しかける。

10月
人形に対する愛情?。目が合うと挨拶。幼い子と思っている。生きている?
スイッチが入ると、一時間くらいはずっーーと話しかけている。そして疲れてウトウト。
初旬、風邪ひく。私も移り母より重症… ( ̄◇ ̄;)
17日、デイの閉鎖に伴い主任が説明に来る。仕方ないことだがそ閉鎖理由は納得出来ず。
22日、整形外科検査。イビツなまま変化ないので「このまま大丈夫か?」ということになり次の検診は来年3月となる。
23日、デイで嘔吐。11時半にデイから病院へ行くことに。診断の結果問題なし。病院に着いた頃には元気になっていた。半日損した感じ。
24日、閉鎖になるデイと同じ法人が経営する別のデイを見学したが、昔の老人ホームの大部屋を区切って使っている感じで落ち着きがない場所だった。

11月
1日、ネットを通しで情報をいただいた「Fの家」見学。少人数制で家庭的。
幻覚増える。
「多弁、ハイテンション」と「悲観的状態」の二つが出た消えたり。
紙Pを脱ぐことがなくなってきた。
便についても、こっちが慣れてきた。
起きたら出ていることが多くなり大抵が軟便だ。

12月
時々、自分でトイレに行き排便することがある。
便失禁したときにトイレ誘導するのが難しい。拒否する。
18日、Fの家、一日体験。以前からいる人みたい。
多幸的と悲観的が出たり消えたり、多弁、幻覚、尿失禁と便失禁、夜はよく寝る……という状態で、とりあえずの落ち着き。
徘徊はほぼないが、玄関を出ようとはする。ただ、以前のように固い決意で「帰る」というのではないので、「暗いよ」とか「寒いよ」などの声かけで簡単に戻ってくる。
「Fの家」と契約。一ヶ月の間に事情が変わり希望の曜日が取れなかったのがショック。
30日、最後のデイ終了。スタッフと挨拶。母も意味など分からずに丁寧な挨拶をくり返した。

■この一年で変化したこと

話が通じにくくなっている。日本語だけど意味が不明。
尿失禁、便失禁が増えるが、紙Pやパットを取る頻度は減少しているのでかえって以前より失敗は少ない。
子供みたいな言動が出る
多幸的状態と悲観的状態が出たり引っ込んだりする
拒否の頻度は減る
落ち着きのない状態がよくある。(なにか不安なのか?)

■あまり変わらないこと

文字を読むこと。ローマ字も読む。
愛想の良さ、コミュニケーション力。丁寧な挨拶。
食事、着替えなどの自立度
多弁、幻覚

幸せ?

2009-01-22 | ●介護録(~2015.2月)

多幸的と診断されている母

確かに…

鼻歌を歌い
人形に語りかけ
なんかわからないけどテンション高く

そんな母を見ている私は


幸せなのか?

暴力的だったり
いつも悲観的であったり
ひきこもっていたり

そんな状態を見るよりは遙かにストレスはないけれど

多幸的ビゴ母に
エネルギー吸い取られているような気がしないでもなく…

たけど、自分が不幸だとは思いたくないし
介護やつれもしたくないから

私はそれなりに、楽しく、気ままに、暢気に
幸せさ…

なんて言ってみたりして



謎?なぞ?ナゾ?の濡れ方

2009-01-21 | ●介護録(~2015.2月)

今朝の母、一人で起きて一人でトイレへ向かった
結局、トイレでは出さなかった
パシャマのスボンを履いてなくて「寒い」連発

これはスボンが濡れたのだと思ったのだけど
ベットの上に投げ出されたスボンは濡れていない


とりあえずトレイに行って紙P交換
紙Pも漏れてない、濡れてない


どうしてスボンを脱いだの?


母の着替えを済ませてベットをチェック

掛け布団は床に投げ出されて裏返し
その掛カバー裏にシミ……濡れていた

表をチェックしたら浸透していた
…と、いうことは布団もだ……あ~~あ
とりあえず乾かすしかないワ


コレはどういう事なんだろ?
紙Pもスボンも濡れてないのに掛け布団が濡れている
紙P脱いで掛け布団の上にしたわけ?
それにしては量が少ない
横モレだったらいくらなんでも紙Pがもっとどうにかなってると思う

さらに、敷き布団シーツも濡れ濡れ
こっちのほうが量的には多い感じだ

敷布団と掛布団を両方を濡らしながら、紙Pもパジャマも無事

いったいどうやったらそんなふうになるんだ

とにかく洗濯だ
昨日も濡れたパジャマの洗濯したのにな~~

まっ、洗濯するのは「私」というより「洗濯機」だけど

介護生活になって全自動ドラム式にしたもんね
それまでうちは二層式だったのだ
十分だったけど介護になるとそうもいかない
楽したいし、乾燥機必要

介護してると、生活細かなところにもお金がかかる
必要なものが増えてくる

「介護に適した家」が欲しいくらい


お腹が空いた

2009-01-19 | ▼ユルユル日常

叫んだら、お腹が空いた

怒鳴ったら、喉が渇いた

それだけエネルギー使ってるんだ
全部無駄なエネルギー

もったいない

こうやって自分の命削ってるのかも?

エネルギー切れ………

でも、充電の仕方がわかりません


……………………

昨日はスリッパに塩をぶちまけられた……なんで、なんで、なんでーーー
叫んでも虚しいけど




フェリシモコレクション

2009-01-18 | ▼ユルユル日常

色が気に入って三ヶ月連続買い。
直系7、8センチの小さめカップ(湯飲みなのか?)。

レディーボーデンのバニラを入れて食べました

………まっ、別にどうってことはないんですけど



カタログを眺める時間
ちょっとだけ幸せ

欲しいモノにチェックする
ちよっとだけ夢心地

時間もゆっくり流れるようで…

こんな気持ちになれる間は
きっと、まだ大丈夫


ソッキンちゃん

2009-01-16 | ●介護録(~2015.2月)

母が人形と会話していると…
ある意味とても楽。
ある意味妙な疎外感。

昨夜母が 「ビゴちゃん、何食べる?」と言った
なんか久しく聞いていなかった母親ぽい言葉


でも…振り返ったら…

母の視線は私じゃなくて人形に向いていた


フーン………
これだけしゃくて、母が人形に向かってかける言葉には
私の名だけじゃなく、私の幼なじみの名がいくつか出てくる
なぜ?その名なの?…って思うような名も…ちょっとフクザツだ


と、凹み気味の話だけではなんなので…

これも昨夜のこと

テレビで政治の話をしていて「○○の側近の××が…」なんてやっていた
どうもそれが母の意識にピピッときたらしい

人形に向かって
「ソッキンちゃん、○○する?どうする?」


おもわず笑いながら
「この子、ソッキンちゃんっていうの?」と聞いたら
「そうだよ、何?なんなの?」とお怒りモード

それからしばらく「ソッキンちゃん」のままでした