「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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無言の介助……ちょっと不気味な?!空間でした。

2014-09-24 | ●介護録(~2015.2月)
介護スタッフが何人いるか具体的な数字は知らない
母が療養病棟に移って9カ月
コミュニケーションのとれない患者さんの介助で、全く一言も話さずに仕事(食事介助と車椅子からベッドへの移動)をして去った人2名。

コミュニケーションが取れない場合に、こちらの口数が少なくなるのはわからなくもないんだけど、
まっーーーーたく一言も無しって…………
人として大丈夫かぁ?……と思ったりして。

疲れてるのかな?
イライラすることがあったのかな?
なんて思ってもみた
が、
体調が悪いから、嫌なことがあったからと、無言で仕事なんて普通は×


それにしても
直接の家族ではないにしろ、同じように家族が入院している私が、その四人部屋にいたのだから、
多少無理してでも声かけしとこ
って思いそうなもの。
印象悪くなるのは嫌だし、ご意見箱に書かれるのも困るし……と考えて。

それに
なんというか、無言で介助って逆に無理!って気がするのよね。
ペットにだって話かけるでしょ。
人形やぬいぐるみにだって話かけるでしょ。

「◯◯さんご飯だよ~」くらいは、無意識に口から出そうなもんだけど。

無言食事介助の時は
私は母の方を向いてたから(じろじろ見るのもなんだし)
背中ごしに、食器とスプーンが接触するカチャカチャと言う音だけを聞いていた。
なんだか変に息が詰まりそうな妙な時間。
代わりに私、声かけしようか?とオモッタくらい。

車椅子からベッドへの移乗は
介助者がその場からいなくなったのか?と思ってた。
でも、振り向いたら作業中。
体を動かすのだから、相手が反応しなくても声かけはすべきでしょう。
突然、体を触られて、突然、動かされるんだから。


多分、私が目撃してしまった無言の介護スタッフは、ちょっと変わった人に違いない。



反応が薄いと、放置されがちになるのは分かってる。
まだ反応があった頃の母を知っている介護スタッフは、それなりに情のようなものもあったり、
少人数のデイで関わりをもったりで、母の反応が悪くなってもコミュニケーションを持とうとしてくれるけど、
進行してからの母しか知らないと
なかなか…………
仕方ないとわかってるけど、寂しいなぁ~

老健にいた時、
意味不明なことをひっきりなしに話す人がいた。
対応はなかなか大変そうだったけど、
その意味不明な話が、時に、とんでもない面白話になることがあって、スタッフが、「癒しなんです」と言っていた。
私もよく聞きながら笑った。

その時、
母ももう少し前のように話が出来たら…………と深く思った。












年を取ったらオイル

2014-09-14 | ●介護録(~2015.2月)
最近、母の顔の乾燥が激しくて粉がふいてるみたいで。
ローションじゃ効果なく、クリームもダメ。

以前ラジオで医者が
年を取ったら油をぬれ!
と言ってたので、うちにあったスクワランを使ったら、いくらかましになってきた。

介護職の友人が、
即効性が感じられるのはワセリン
と言ってたなぁ
それを聞いたのは数年前で、当時はとくに乾燥を感じてなかったから
へぇ~
くらいにしか聞いてなかったけど。

私はあまり乾燥をを気にしないほう
乾燥してるけど気にならないのか?
とにかくオイルのヌルヌル感が大の苦手
クレンジングはノンオイルじゃないと気持ち悪い
化粧水だけで十分

でも
去年の冬は乾燥を感じた
ああ、枯れてきたぞ~とか思ったりして(^_^;
そんなこともあってスクワランを買ったけど、やはり使い心地が悪くて、肘くらいにしか使ってなかったワ

ラジオの医者は特に何のオイルがいいとは言ってなかった。
色々保護するのに、とにかく油だ!という話。

(一つの成分が凝縮されたサプリメントは毒だとも言っていた。飲むならいくつもの成分が入ったマルチ◯◯がいいと。)

オイルも色々あるけれど、どれがいいのかなぁ


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朝日新聞の天声人語って、試験に出るとか言われてた。
それだけ内容が優れていて評価が高く有名で、だからこそ試験で取り上げられるんだと思っていた。

今となっては
ああ、日教組繋がりか…………
と納得。

あからさまな反日教育とまではいかなくても、ゆるく
日本は悪い国~
愛国心なんてダサい~
と思わせ
天声人語は試験に出るから読め!といって朝日新聞購読に誘導?

北海道も北教組が強い。
北海道新聞は左。
そんなことしらずに読んでいた。社会党系と聞かされても特に気にもならなかった。
父は自民党支持だったけど社会党系と知りながら購読していたし。



あの会見は
「誤報訂正」が「遅れたこと」を謝罪しただけに受け取れた。謝罪相手は読者と関係者。

従軍慰安婦については主張は変えず「広い意味での強制性はあった」って。言葉遊び?
問題は軍による強制連行か否か。
韓国政府の募集広告はあるんだから、自主的な人がいたでしょう。高給取りだったらしいし。
そのなかに、知らずに……騙されて……不本意ながら……という人もいただろうけど、それは軍の強制連行とは違う。

なんだか
朝日の支持者に対して、「騒ぎになったから一応世間的に謝罪するけど、自分達のスタンスは変わらず反日」というメッセージを発信してるような気がした。

どなたかが
「食品に有害物混入が発覚した社長が、それで世間を騒がせたことは謝罪するけど、今まで通り販売し続けますといっているようかもの」と書いていたけど、その通り……と感じました。


「介護」のカタチはいろいろあるけど

2014-09-08 | ●介護録(~2015.2月)
一昨日、昨日と母のタンの出方が激しかった。

上顎に吸引しきれなかったものが張りついてた。
注意深くみないと見逃してしまう。
不快だったろうなぁ~

口腔ケアスポンジでぬぐいとるけど、けっこう取りにくい。
タンが酷い時は喉の奥まで上がってきて溜まってることも多く、私はサクションは使えないけど、喉奥なら口腔ケアスポンジですくいとる?感じで対処出来る。


昨日、カピカピの目の回りをぬぐっていたら看護師さんに
「キレイにしてくれたんですよね、すみません」
と声をかけてもらった。
看護師さんもこのカピカピは気になっていたらしい。

そのあと、サクション。
タイミングよく?「タンとるね~ゴメンね~」と看護師が声かけしたら、母は拒否するような声を出し
隣のベッドで独り喋りしていたおばあちゃんが
「泣かないで」と。
多分、看護師の「また泣いちゃうかな?」というのを聞いてのリアクションだろう。

笑った。





従兄弟は両親を施設に入れている。
二人は別々の施設で、隣町とさらにその隣町の特養ホームとGH。
年に数回しか行かないと言っていた。
親子関係は良好
どういうスタンスを取るかはそれぞれと思ってるから私は他人にあれこれ言わないようにしてるつもりなんだけど、
イトコは現在求職中で時間があるからか、私が母の病院に行くなら送るとか、買い物に行かないか?とか声を掛けてくる。
病院には自分のペースで好きな時に行くので~とか、特に買いたいものもないから~とか言いながら断っているんだけど
わりとシツコイ

それで
「私に声かけるひまがあるならオジサンに会ってきたら」
と言ってしまった。
叔父は半身麻痺だけど認知症はないしやはり淋しい思いをしてるはず……と。

さらに今月になって彼は親戚の(私とは血縁関係はない)介護のヘルプをはじめて、娘や孫もいるのに何で自分が……といいながら通っていた。
その親戚との関係の深さとか色々あるだろうけど、両親の所には行かないのに、親戚のところには両親よりさらに遠い町へと週二回通う。
それくらいマメに動くのになぜ両親のところはいかないんだろ?と疑問もあった。
私なら親戚のことはその家族に任せて自分の親の介護をする。

その理由が先日わかった。

彼は
「親の施設はお金を払えばあとは全部やってくれるところ」
と言ったのだ。

ああ、そういう認識なんだ…………と理解した。
確かに、そういうのもアリか?!多分、アリ。

人それぞれ……としか言いようがない。
正解もない。

彼はその後
ヘルプを断った。
どうしても手がほしい時だけ行くことになったらしい。








介護回想録:お店にて…

2014-09-06 | ●介護録(~2015.2月)

よく聞く認知症の行動障がいとして、同じものをいくつも買う…というのがある。
冷蔵庫をあけてみたら、リンゴだらけ~みたいな。

うちの母は
バックを持ってサクサクと近くの店で買いものをして帰ってきたけれど
1つのもに固執して買うということはなかった。
買ってくるものは、パンだったり、アイスだったり…
特に必要ではないけどあれば食べるから買ってきたものに困り果てるということはなかった。
一度、マックのバーガーを六個くらい?買ってきたコトがあって、そのときは
「朝昼晩マックかよ」…と思ったけど
まあまあそのくらいの個数ならなんとかなる範囲ではあった。

思い出してイラッとするのは

近くのお茶専門店で、普段は飲まない少しお高めのお茶をかってきたこと。
このとき、母は財布を持たずに出て行った。
自力で帰宅していた頃だから、私も母が出て行ったからといってそれほど必死に後追いしてないころ。
(1時間しても帰らない場合は要注意)
しばらくして帰ってきた母がお茶を持っていた
どうやら、一度帰ってお金を持ってくる…ということで話がついたようだった。
引っ越ししてそれど経ってない時期に認知症になったこともあり
親しい近所づきあいはないんだけども、全く知らないということもない、そんな関係。

すぐにお金を持って謝罪に行った。

店の方は事情を理解してくれて返品してもいいといってくれたけども
ものすごーーーく高級品というわけでもなかったので、うちで飲みます…と代金を払ってきた。

この時母は、どこかのお宅を訪ねるのでお土産としてお茶を買いたい
……と言っていたらしい。


お金がないのに普通に買い物してレジに行きスーパーで保護されたこともある。
私は捜索願を出して連絡待ちしていた
警察から呼ばれてスーパーへ
すでに警官がいて、店とは話がついていたからか
私は店側への謝罪などをする場面もなく、母を引き取って帰ってきた

母がサクサクと歩けていた頃は一緒に買い物にも行った
一人で家には置いておけないので連れて行くしかないのだけど
母の場合は店内で騒ぐとか暴れるようなことはないので
まあ、連れ歩けるタイプの認知症だとは思う
もちろん、目を離せないのでとても疲れる。


ちょっとヘンな言動があって、私がレジ精算の時に謝罪すると
「またご一緒に来てください」と慣れた対応をしてくれたのは六花亭だった。


ある店に行ったとき
帰り際、母が
「(@^^)/~~~バイバイ~~」と満面の笑みで手を振ったことがあった。
…もう…恥ずかしい~~

でも、この程度のことは愛嬌がある?のでなんとなく許される雰囲気。
定員も笑顔でバイバイと返してくれて
メデタシメデタシ


店に激しく迷惑をかけた…ということはなかったかな?

ただ、私がイライラした…というのはたくさんある。

エレベーターが待っている間に母が「疲れた」といい、側にある椅子に座って全く動いてくれなくなったり
食べるというので注文したものを全く食べないとか
レジをしている間にどこかに行こうとしたり

気持ちとして
外出させてあげたいな…とは思うのだけど
一人で対応するのは厳しく、イライラが倍増するだけで
何もしない方が平和だ…と思うことになる。

果たして、認知症の本人にどこかに行きたいという願望があったのか
何か買いたいという欲求があったのか
介護度が進んでいくと
…………すべてが不明