「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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毒抜きしよう~

2006-02-27 | ●介護録(~2015.2月)

朝から、二回も徘徊。短い徘徊だけど、出たり入ったりってストレス。

あーあ…疲れる。よく夢を見るほうなので眠りが浅いのかスッキリしない。

こんな生活イヤダーーーーーーと、叫んでおこう。

一応、いろんなことに対して意欲をなくしているのでもなく、後ろ向きに生きてるわけでもないんだけど、「介護」って部分だけ取り出すと、今日、この瞬間は、負の感情がムクムクと湧いてるので吐き出しときます。

昨日の夜、カラオケマイクを注文した。自分も歌は好きだし面白そうって気持ちもあるのに、今は、なんで母のためにこんなもん買わなきゃならないんだよ…なんて思ってる。

なんでも、母のため、母の興味、母の好きなこと、母が集中してくれること……そんなこと考えて、あんなこと、こんなこと、工夫したり、自分がやりたくなくても誘ってみたり。

 「今夜は友達に会うから、夜は外で食べるから」……こんなことも出来ない。
「次の日曜日、映画見に行ってくるよ」……これも出来ない。

なんでよ、なんでよ、こんな簡単なことが出来ない。
どうして、母のために、母のために、母のために……なの?
「親なんだから当然よ」と、頭の中で声がする。
だけど、イヤだーと思った時はイヤなんだ!!!!!!!

しっかりしすぎた親の存在は、それはそれでやっかいかもしれないけど、自立して元気に生きてることを感謝したほうがいい…と、介護して分かる。

はぁ~~母の認知症、発症しないのが一番だけど、せめて10年先なら……とちょっと思ってみたりする…若年性アルツもあるんだから、こんなこと言っちゃいけないよね…ゴメン。


♪カラオケ

2006-02-26 | ●介護録(~2015.2月)

このところ、母はデイで毎回歌を歌っているようだ。

「氷雨」が好きらしい。

今日は、童謡、唱歌の歌詞がたくさん載っている名曲百選とかいう本で1ページ目から20曲くらい歌ったという。

母は歌が嫌いではないけど、絶対に人前では歌わなかった。私がカラオケに誘った時もほとんど歌わなかった。

そっかー今は歌うんだ。デイになじんで安心しているからなのか、人目を気にするといった感覚がゆるんでいるからか?

私も歌うの大好きだから、じゃ、カラオケ買おうかなー。テレビに付けてすぐに歌えるマイクのがあるでしょ。
でも、家ではダメかな?私が一人で歌う羽目になったりして…。でも、カラオケ流しているだけでもいいかもね。


モッツァレラチーズが……

2006-02-25 | ●介護録(~2015.2月)
夕ご飯を食べながら見ていたテレビで、モッツァレラチーズを使ったお料理の紹介が流れた。

私が、お店で食べた、このチーズとトマトを使ったイタリア風サンドイッチ…パニーニだっけ?うん?バ?パ?……の話をした。

すると母
「パンとトマトとモーツァルトね」……

うん、モッツァレラとモーツァルト…なんか似てるワ。

♪ケアマネもいろいろ~

2006-02-25 | ●介護録(~2015.2月)
担当ケアマネは30代後半女性。
彼女は福祉畑出身。利用者へのスタンスは福祉の考え方に基づいて「クライアント優先、側面的援助」を実践している感じがする。
こういうサービスがあるーと提示しても、これがいい!という言い方はしない。「決めるのは○○子さん(私)だから」という距離感をくずさない。

担当ケアマネのスタンス、私は好き。

だけど………。
ある人の知り合いがケアマネに不信感をもっているというので聞いてみると、利用者(家族)は「どうしたらよいかと聞いても、はっきり、コレがいいと言ってくれない」と悩んでいるという。
はっきり決めてほしい人もいるんだよね。
(ケアマネの話では、医療出身者の場合、コレがいい…と断定するタイプが多い傾向にあるらしい)

確かにはじめてのことばかりで専門家の意見は貴重。
「こうしなさい」って言われて安心する場合もある。

ただ、私は、自分で決めないと後悔しそうだし、何かあれば決めた人を恨みたくなると思うので、こちらの意志が固まるまで強制しないタイプのケアマネがいい。

ケアマネもいろいろ。利用するほうもいろいろ。最後は相性の問題かな~?

『千の風になって』

2006-02-24 | ▼ユルユル日常
立ち読みしました。
こんな本…というより、こんな「詩」があることをまったく知らなかった…。

「詩」の原文は英語。私みたいな英語嫌いでも辞書があれば訳せそうな短いセンテンス。
アメリカでは故人を追悼するときによく朗読され、とても有名なのに、その作者は不明だそうです。

それは死者からのメッセージです。

……私が死んでもお墓の前で泣かないで。そこに私は眠っていない。千の風になって、空を吹きわったている。あなたを見守っている……というような内容。

買うのはやめました。
この詩を読むと、涙が湧いてくるので、手元に置いてもきっと開かなくなるだろう…と思ったから。
心にしみます。

(これ以外に、CD付きや、絵本もあり)

検査

2006-02-24 | ●介護録(~2015.2月)
久しぶりに母も連れて内科に行ったので、検査することになった。

「尿検査するので…」と紙コップを渡されてトイレに入る母に、もうハラハラ。
ちゃんと出来るのか?飲んだりしないよね?
…どうやら、そこまでのことはなかった。

次はレントゲン。扉の外で待つ私。看護師さんが着替えるように言っている。ちゃんと出来てるかしら?すっぽんぽんになってたりして……。これも杞憂に終わる。

心電図に血液検査、無事終了。

はぁ、とにかく自分のことより疲れる。親が年をとるというのは大変なことだ。
もっとも、母の年齢で健常者なら、こんな検査に子供の付き添いなんていらないだろうけど……。

レントゲンは問題なし。血液検査はまだ分からないけど、尿検査で糖が出ていると言われた。とりあえず、次に来たときにもう一度検査ということで、今回は特になんの処置もなし。

また薬が増えるんだろうか…。食事療法なんて言われたらいやだなー。

一週間たって気づく

2006-02-23 | ●介護録(~2015.2月)
先週、新しい洗い桶を買った。洗い物だけはする母なので、この新しい洗い桶に破棄がつくだろう。そのとき、どんな反応になるのか。
「うちのではない」と言い張るのか、「買ってくれたの、お金お支払いします」という展開になるのか……どっちにしろ面倒だけど、慣れるまでだから辛抱だ、と、思っていた。

しかし………反応はナシだった。

気がつかないなら別にそれでいい、こっちは楽だ。この調子なら、身の回りの古くなったものを取り替えても平気かな?…と思っていた。

そして、一週間後の今朝。

「これ、どこの」とその洗い桶のことを聞かれた。「ここのだから」という一言で納得したからいいけれど、やはり、母は気づくのだ。一週間という時間を費やして。
認知症にはこういうタイムラグがあるようだ。受け取った情報が認識されて判断されるまでの、私たちとは違う時間のズレ。それにしても、一週間は長かった。

■……■……■……■……■……■……■

民主党って、なんか勘違いしてないか?
二大政党として政権争いをするというなら、もっと大事なことで政策論争?っていうの…そういうのしてくれること、みんな望んだんじやないのかな。

ここぞとばかりに自民党の揚げ足取りしてるけど、なんだかチマチマと……もっと正面から政策でぶつかり合わなくていいのかなー。

「楽しみにしていてください」って、あれは?
「楽しみに」って言葉自体、こういう問題で使う言葉じゃない、って感じてるけど。

今も情報を精査しているのかしら?

「寝る」という一大事業

2006-02-23 | ●介護録(~2015.2月)
昨日、今日と母の睡眠時間混乱がある。時々出る症状だ。

これまでは食事後、ソファでウトウト…ある程度の時間になったら布団に入り、そのまま翌朝まで寝てくれるパターンだったけど、このところは、夜中に起きる。

昨夜は、九時に布団に入った。気がついたら寝てた…って感じ。服のままだ。11時過ぎ起きてきた。私に「早いね」と言う。朝のつもりらしい。
医師は、ここで眠剤を飲ませるようにと私に言っていた。今飲ませたら、薬は体内に五時間あるという話だから、朝まで効果あるということ。
でも、簡単に飲ませられるものではない、母の場合。
少し様子をみる。15分もすると母は再び寝た。着替えて本格的に寝ようよ…と言ったけど、その気ナシ。

夜中一時…玄関があく。

「どこ行くの」と聞くと「戸を開けなさいって言われた」という。夜中なのであけなくていい、入ってくる人は鍵を持ってると言うと、「はい」と返事してまっすぐ布団へ……せん妄。

その後は寝たり起きたりを繰り返したようだ。何度も物音で目が覚めたし、無理矢理起こされたり……。

「眠剤」がすぐに頭をよぎるけど、寝ないわけではないのでどのタイミングで飲ませよう、とか、飲んだらフラツキなどが出るはずだし、とか、第一、どうやってのませる?なんて考えると、薬を使わない方向で様子を見ようかな…という結論に達する。当然、これが毎日になったら薬を使う事になると思うけど。

手芸もリハビリ

2006-02-22 | ●母&ヘルパー作品
フエルトマスコットが完成。
うちは幸い「母と手芸をする」という前提でヘルパーが来ている。これまで何度か入れ替わりはあったけど、手芸出来ますよ、という方が来てくれている。

としちゃんのお母さんは以前編み物をしていたというから、手仕事はきっとお好きなんだろう。以前のヘルパーはビーズ作りなどしてくれたそうだ。でも、都合でヘルパーが替わり、新しい人はどうやら散歩、買い物の繰り返しらしく、利用者側としては、以前のヘルパーのように…という思いが募る。

「手芸も立派なリハビリである」と、病院のデイケアをやめたいと思ったときに相談した保健所の保健師が言っていた。
そう言われるまでは、病院のリハビリはやめちゃいけない…と思っていた。
安定剤を飲まされていたので、それがリハビリなのか…と素人ながら思ったけど、医療という言葉は素人を簡単に呪縛するみたい。

やめる間際、そのデイケア担当の看護師と話したとき「ほとんど安定剤を飲んでいるということは、デイケアと母とは合わないのでは」と聞いた。
もしそうなら、薬飲ませてごまかさないで、はっきりと「○○××だから、別なサービスをかんがえてはどうだろう」と言ってほしかった。
でも彼の返事は「薬を飲んで午後から落ち着いているのはリハビリの成果」だった…ホントかよ?

彼らは絶対に、このデイケアとは合いませんとはいわないんだろうなー。よそで「寿限無(デイケアの名称)でダメだった」と言われたら、認知症治療のトップを走るO病院の汚点になるものね。
で、こうやって私みたいなヤツが、「寿限無がこうでね~」としゃべるんだから、結局よい結果なはならないと思うんだけどね。

話がそれちゃったなー
書きたかったことは、手芸も立派なリハビリだってこと。
本人の好きなこと、得意なことを見つけて、そこから何かを導き出して、上手にサポートするってこと。

大勢でプログラムをこなすのも、楽しいときもあるし、生き生きしてくることにもつながる。
でも、その人の性格で、一人で静かに○○するほうがいい…っていうのはありなんだろうなー
私の祖母は入院中のリハビリプログラム(ゲームとか)にはいっさい参加しなかった。「あそこで何かやってるね」って聞くと「そう、いっつもなんかやってる」といやそうな顔で答えた。これが認知症だと「参加しないこと」が本人の意志というより、困った状態として扱われちゃう気がする。

「認知症とは何か」のなかに、デイサービスという広い空間で大人数で何かやるにしても、人によっては、一人になれる場所が必要だ…という記述があった。不安定だった人も、一人で静かに…という時間、空間を作ることで安定する場合もあるらしい。

今、少人数制のデイサーピスに通う母は、以前より安定している。スタッフの慣れもあるけれど、以前、私が見学した時の様子だと、私が帰るときの母の振るまいは、そこが自分の家であるかのようだった。(そこは普通の一戸建て)
これが母にはプラスなのか…と思う理由の一つです、


一夜明けて

2006-02-21 | ●介護録(~2015.2月)
今日は…母はデイなので、気持ちは楽。

今朝の送り出しは、いつものごとくハイテンションの母。これは興奮状態なのか、コミュニケーション力の過剰反応なのか……えーーい、もうなんだかわからないけど、さっさと行ってくれーーー。
なかなか行かない母に、苛立ちでなはく、疲れを覚える。

昨夜は昼夜逆転もあり、やや寝不足気味。

落ち着いていたのは3Wあまり…だったということ。
これは単なる偶然か、介護認定更新時になると安定するような気が…
本能が何かを察知するのかしら?

治りかけていた腱鞘炎がまた痛くなってきた…何事も油断しちゃダメね。