「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
→こちら Instagram

一月と二月の私

2007-03-31 | ▼ユルユル日常
春が近いせい?
母の失禁がとまっているせい?
理由はわからないけど、3月に入ってから、それまでとは気分が変わりました。
1月、2月を振り返って、ちよっと私危なかったのかも…ウツまではいかなかったにとても、それに近い状態にあったのかもと、今と比べて思うわけです。

ウツは心の風邪というくらいだから、誰もが、軽い風邪程度のウツには、ちよっとしたことでかかってて、それと意識しないうちに復活しているんだろう。きっと私も、そんなことがあっても、日々のあれこれに紛らわされ、すぐに立ち直ってきたのだろう。

でも、さずかにこの介護生活というのは、立ち直るきっかけがなかなか難しいらしい。

一月、二月…退院した母の体調の不安定さから、病院通いがあり、失禁が始まり……。
私自身はそれほどキツイと感じてはいなかったのだけど、音もなくヒタヒタと、それは暗い影を落としていったのかしら

今思うと、何をしてもタメイキ面白くない、やる気がない。家を出る時は○○をかおう!と思っていても、お店の中をウロウロしているうちに、気分がふさいで、立っているのもイヤになり何も買えずに帰ってきたり(こういう時、お店で買い物している人がみんな幸せそうに見える)信じられないようなミスを連発し、若年性じゃないか…と怖くなってみたり、孤独感が120%だったり……。
ただ、最低限しなくっちゃならないことはしていたし、メールしたり、友達に会ったりもしていたから、完全に凹んでいたわけではないのよね。
だから自分でも、精神的に疲れてるなんてかんがえには至らず、介護生活とはこういうものだ…なんて思ってた。

でも、3月に入って一週間くらい過ぎたころから、気持ちが軽いと気づいた。
タメイキが出ない。
やる気も戻った。
あれもしよう、これもしようって思いが湧いてきた。
そうだよ、私はずっと、介護生活という制限ある暮らしだけど、仕事していない分、上手に時間を使い短いけど自由な時間を手に出来るんだから、その時間にはやりたいことをしよう!!って思って生きてきたじゃないのよーーーと、ちよっと思い返すことが出来た。
(ちょっと…がつくのは、やっばり、落ちこむ日もあるから…)

落ち込みなんて誰にでも、どんな環境でも大なり小なりあるけれど、私の場合、こんなにはっきりと、「あっ、いままで私ヘンだった」とわかったのは初めての経験でした。
で、問題はなぜに「心が軽いわ~」という状態になれたかなのですが……特別な出来事もなく、誰かに何か言われたということもなく……不明。自己治癒力なんでしょうか??


鮭のちゃんちゃん焼き風←微妙

2007-03-30 | ■Sweets
今夜は「鮭のちゃんちゃん焼き風」

鮭のチャンチャン焼きってのは、北海道の料理らしい。外でバーベキュー感覚で大きな鉄板に、野菜と鮭を丸ごとドーンと一緒に焼くみたいだ。
でも、私はテレビでしか見たことがないんだけど……。

家で作るのは、あくまでチャンチャン焼き「風」。実際のお味をよく知らないので、果たしてどんなもんか…微妙。
でも、作るのはラクチン。
なんでもいいから野菜を切って、鮭を切って、フライパンにゴソッと入れて、甘味噌たれ(これも適当に味噌と酒、みりん、砂糖を混ぜるだけ)をかけ、後はフタをして蒸し焼き。
簡単、早い、オイシイ

なんといっても、夕食作りは頭痛のたね。どうしても母が何かやろうとする。だけど、さすがに最近は頼めることが少なくて……。何かお願いしたら目が離せないから仕事にならない。
困ったことをされてしまうので、つい「それは××だから○○しないでー」と声が出てしまう。これがいけない。何度も続けば私の口調も荒くなる。
だから、なるべく見ないふり、無視、無視、我慢、我慢。
口は開かない。開いたらマズイ、止まらなくなる。
…忍耐の夕食作り。
頼むから手を出さないでくれ…とお願いしたい
なるべく、デイの間に下ごしらえをするように心がけているけれど……ええ、一応、心がけだけは……。

集金のジイサンと置き薬屋に「怒!」

2007-03-30 | ▼ユルユル日常
年金連盟の人が今年の会費を取りに来た。
そしてまた、4月の総会がどうたらこうたら…と言い出す。

だからー去年言ったでしょーがー
母は認知症なんです…と。だから連盟脱退したいのよ…って。
なのに、人数必要だってしつこいから、年会費500円だし仕方ないから名前だけ残すけど、行事等の案内は止めるってことになったじゃないのさー。
忘れてるよ、ジイサン。また同じ説明しろってか。
あーあー、もうヤダよ~…この調子だと来年も

「認知症、大変だね…でも元気なんでしょ、元気ならいいよ」……うるせーなんにも知らないくせに勝手な事言うな。ホントに大変だと思うなら脱退したい私の気持ち受け入れてよ。自分の都合ばっかり。
脱退させろ…あのジイサンに言ってもラチがあかないのね。どこに言えばいいんだ??

とムカツいたところで、もう一つ。
母が受け入れてしまった「置き薬」。年に四回くらい取り替えに来る。
やめたい…と思いつつ、だけど言いにくい……。
でも、この間勢いで言った。あの時の私、精神的にゆがんでいたのでかえってそういうことが平気になっていたみたい。

「やめたい」と言ったとたん、腰の低かったニーサンの態度豹変
「なんで?」といきなりため口
やめたい理由を言ってもまったく聞く耳持たず。甘く見られちやったよ。
置き薬のケース、居間に投げとばした……壊れなかった…随分頑丈じゃん。
仕方ないから会社に。事務の女性は素直に受け入れた。
引き取りは急ぎますか…と聞かれたので、別に急ぎではないと答えたら、一ヶ月たっても引き取りに来ない。もう捨てちゃうゾ

「ばんば」で思い出すこと

2007-03-29 | ▼ユルユル日常
先日、ばんえい競馬の新しいロゴが公開された…思っていたより地味だわ…地味……。なーんか「豚丼」ぽいんだよね~このロゴ。

ソフトバンクとは一年ごとの契約だというから、やはり早いうちに結果を出さないとまた廃止って話になるんだろうな。
いつだったか、ソフトバンク側から、今後、十勝で行われているイベントとコラボしていく計画が発表されていた。「かちまい花火大会」とか「ラリージャパン」などとね。
市営競馬組合の時代、そういう努力なかったよね…と思ったりする。だって花火大会なんて何十年も前からあるし、ラリージャパンだって今年から始まるわけじゃないものね。

その「ばんば」で思い出すこと。それは入院中の父がまだ体力もあり、新聞雑誌を読んだり、パチンコいきたい~とか言っていた頃。
父が母に「馬券買ってこい」と言った。
その頃我が家は帯広市から車で30分程度の町に住んでいた。母が競馬場に行くためには汽車かバスで帯広まで行き、さらにそこから10分程度バスに乗らなくてはならない…正直、競馬に興味がない者には面倒。(都会に住んでいるとピンとこないかもしれないけど、田舎の30分というのは乗り物に乗っている時間。汽車もバスも本数が少なくちょうど良い時間にアクセス出来るわけでもないので半日がかり一日がかりとなってしまうのデス)
でも、母は父の余命を知っているから、その時素直に応じた。
で、ビックリしたのが父本人
母がギャンブル嫌いなのは承知だし遠いし冗談のつもりだったらしい。いつものように母が「イヤダ」というとおもっていたのでしょう。
慌てて「冗談だ、行かなくていい」と父。
ところが母は、行ってあげたいという思いが強かったようで「行く」と言い張り……。
しかし、父は「行かなくていい」と言い張り……。
あげく、母が泣き出して………。

母の涙のわけは私にはよく分かる。
父は、単純に自分とケンカして泣いたと思っていたようだ。

私は出勤時間だったのでその後どうやってカタがついたのかわからないんだけど、帰ってから聞いたら、母は馬券を買いに出かけ、そしてシッカリ負けたらしい。

余命を知るこちらの思いと、退院するつもりの患者。なかなか微妙です。

私もタイガースのビデオを帯広市内捜しまくり(PC持ってないころだった)やっとゲットして、家のビデオデッキを病院に持ち込んだことがある。病院は歩いて五分程度のところだから運ぶことはさほど苦ではなかった。
とろこが、父は「そんなものは家で見るからいい」と一言腹が立ったよ~泣かなかったけどさ。
せっかく持ってきたんだからーーーーと文句を並べて無理矢理見たっけ。

さて、4月27日からいよいよ帯広市単独開催のばんばが始まります。
私はせめてグッズでも買って貢献しよう。競馬好きのみなさん、よろしくお願いします

母の質問

2007-03-27 | ●介護録(~2015.2月)
団塊の世代が第二の人生の選択の一つとして地方議会に立候補する…という話をテレビでやっていたせいなのか、母が突然私に質問

「ここまで人生、うまくいってる?」
……なんか奥深い質問を頂きましたよ…。

「一般的な、学校出て働いて結婚して子供産んでっていう人生のレールからは思いっきり脱線した」となんか正直にこたえた私。

「これから修正出来そう?」
とこれまた、とってもまともな質問です。
「ムリ、あとは年取るだけ…」と私。

「そうなの…。お金払って会員になって、行ったらどう?」
…?なんかヘンになってきたゾ。
「どこに行くの」と聞いてみた。
「学校」と母。
…ああ、やっばり、まともではなかったわ
「もう卒業したもん」というと
「早いわね~」だって。

しかし、なんとも鋭い質問でありました

途切れ途切れのロ~ラ~♪

2007-03-25 | ▼ユルユル日常
ニューストップ 配信社別:サンケイスポーツ 芸能 西城秀樹が18年ぶり香港ライブ、ファン3600人にカンゲキ! - Infoseek ニュース

香港のレコード協会の40周年記念に招待されてヒデキが久しぶりに香港へ。それで最近公式HPには香港からの書き込みがいっぱい。

ネットでその模様がみられるというので、メディアプレーヤーでみてみましたよ。
待って、待って…待って…。
それが、もう、音声途切れるし、画像はすぐにストップモーションだし……。
もちろん広東語だからワカンナイし。ただ字幕が漢字なので、なんとなーーく、雰囲気はつかむ。同じ漢字文化の強み。

そして、そして、そろそろ出番?チャゲ&アスカがVTR出演でコメント言ってるし。
それから、どなたかがジュリーの「時の過ぎゆくままに」を唄っている。そしてまた一人、何か唄っている…と……真っ暗。
「ビジー状態で受信できない」だと勝手に切れた。そんなに混んでるの?
とにかくもう一度受信。
その間一分もたっていない。放送再開…………ヒデキ歌ってるじゃん!!!
「ロ~ラ~~~」って…もう終盤だよ

でもなかなかいい感じだ。いつもよりさらに顔が小さく見える。声もいい。
次は「めぐり逢い」
この曲、地味だけどいい曲だ。もっとたくさんの人に聞いて貰いたいけど…仕方ない。こういう時代だから。

歌唱後、やっばりストップモーション…ずっーーーと…そして放映一端終了。(ここまでも何度か放映休憩?があった)

次に再開した時、当然もうヒデキの姿はない。たけどその後の放送は途切れることなくスルスルとよどみなく流れて番組終了。

もしやヒデキを見たい人々のせいでビジー状態になっていたのかしら


それにしても、サンケイの記事、白髪交じりのファン…って~なんか失礼ね。特にかかなくたっていいのになー……と意識するのは気にしてる証拠?
でも私は言うぞ、昔からのファンの一人だけど、白髪はないからね

希望枠廃止求む

2007-03-24 | ■ファイターズ
いろんな人達が、希望枠廃止がなければお金の問題はなくならないって言ってる。
大体、高校生にはなくて、大学行けば希望枠なんておかしな話。

なのにオーナーたちの話し合いでは、2008年から…というなんとも中途半端な決定。一年の猶予の間に何をしようっていうんだか。
そう、それも元凶はあの球団
8球団が廃止に賛成したのに、あの球団が難色示したから。

なんで????
あの球団はそんにエライの?
多数決の原理から言うと8対4ってことだよね。なのにそれが通らないんだ。
各球団はあの球団から何かもらってるんですか?
どういう力関係があるんですか?
たれが教えて~~~。

今日、パリーグ開幕。ダルビッシュ~~期待してるよ~カッコイイなぁ~彼。

十勝っ子検定

2007-03-23 | ▼ユルユル日常
無料で配布されるコミュニティーペーパーに「十勝っ子検定」というのが載っていた。あくまでシャレ。「とかち検定」というのが実施されたのでそれにひっかけたらしい。
一つでも当てはまれば「十勝っ子」ってことなんで、北海道人はみんな十勝っ子になりそう…(/--)/

1 ケーキは1000円で何個でも買えると信じている
…ハイ、ほぼ信じてます。何個でも…というのは語弊があるけど、6個や7個や8個はかえるかも。

2 銭湯は「温泉」であるのが当たり前
…うちの近くにあるのも「温泉」です。

3 ラーメン屋なのについ豚丼を注文する。
…これはない。ラーメン屋にはラーメンを食べに行く。でも、豚丼が入ったラーメンがあるらしい。ラーメン屋で豚丼は食べないけど、天ぷらやさんとかトンカツの店で豚丼を食べることはある。

4 冷蔵、冷凍庫は常に満杯だ。
…この質問の主旨が分からないよ~。冷凍庫は結構キツキツだけど冷蔵庫はあいているゾ。

5 冬はストーブの前でTシャツ姿でアイスを食べる
…冬でもアイスは食べるけど…女性は経済観念が発達してるからTシャツでストーブガンガン燃やすことはないでしょ。そんなことするのはオヤジ。

6 小さな事ならきにならない
…割と。事にもよるけど、テキトーなところがあるわ。

7 しとめたばかりの鹿肉をもらったことがある
…ないよ~。一度いただいてみたいものだわ。でも絞ったばかりの牛乳をもらったことはあるよ~おいしかったなぁ。それに、取りたてのとうきび(とうもろこし)や缶詰じゃないホワイトアスパラ

8 ゴミは「投げ」、手袋は「履き」、雪は「かく」
…ハイ、その通りでゴザイマス。

9 新聞に週に一度は知人が載っている
…残念ながらそんに顔が広くありませーーーん。

10 JR=汽車だ
…だって十勝にはJRバスはないし、JRといえば汽車でしょ汽車。

11 招待制の結婚式にドキドキしてしまう
…招待制の結婚式に出たことはありません。会費制オンリー。招待制によばれたら困ります。どうしていいかわからない。

こんな私は十勝っ子。当然、生まれ育ち、今も暮らしてるんで…。
もしかして、そこのあなたも十勝っ子? 
 


敷き布団が掛け布団に

2007-03-20 | ●介護録(~2015.2月)
最近の母は、布団やクッション、座布団に固執しているみたい。

ソファにクッション…何も問題はないと思うけど、それがそこにあってはいけないとでも思うのか、隣の部屋に持っていったり、何かと何かの隙間に押し込んだりする。
昨日の夜、トイレに入ったらクッションが四つ、キッチリ並んでいた。
「なんなのよ?」と思いつつクッションを批難させ…まっ、オシッコまみれとかになってるわけじゃないから許す。
で、玄関には座布団。
座布団もクッションも居間から排除しようかと思うこのごろ

布団も片づけの対象になりつつあり、母が寝るまで、私は何度もベットをあるべき姿に直さなければならない事が多い。
枕と掛け布団……どうしてもどこかにお片付けしたくなるらしい。

無事に寝ても、夜中に起きると、そのお片付けしたい病が出てくるらしく、翌朝の母の寝室がとんでもないことになっている場合が増えてきた。

今朝、ベットの上で母が掛けていたのは敷き布団。防水シーツもはずされ枕もなかったわ。
それでも普通に寝ていたんだからいいけどね。

そして、最近、明け方に一度起きて外に出ようとするパターンが……。
カギがうまく開けられずモタモタしているのでそこで声をかける。
「買い物に行く」なら「まだお店が開いてない」といい、「誰かの所に行く」と言えば「みんなまだ寝てる」と言ってみる。
以前は「反論」だったけど、最近は「どうしよう」と考え込む。
しばらくの間玄関で立ったまま悩んでいる。
私の部屋は玄関の近くだから部屋のドアを開けたまま、母の様子を頭半分で意識しながら寝る
悩んだ末に母は部屋に戻る。それなりに解決したのか、単に忘れてしまうのか。
ヘタに声を掛けてマズイほうに向かうのはイヤなので「さわらぬ神に祟りなし」デス

ひでちゃん…?

2007-03-19 | ●介護録(~2015.2月)
夜、外食をした。近くの天ぷら屋さん。

テープルにつき、運ばれた料理を食べていると母が急に私に言った。

「お乳出ないの?」
「はぁ?」
「(車が)止まったんだけど、降りてきた子が、お乳が出ないんだって」
と窓のほうをみている。
もちろん、そんなシチュエーションはない

そして。
「ココ出て、あっちに行くのよね」と母
「えっ、何しに行くの?」
「持っていくんでしょ」
「何を、どこへ?」
と二度ほと聞いた私
「もう、忘れちゃったの!!」と怒られた。

食事を終え外に出る。ちよっと寒かった。
「寒いから早く帰ろう~ひでちゃんがまってるよ」
「ひでちゃんって誰??????」
「まってるでしょ。おねーちゃん早く来ないかな~って」
「ひでちゃん」とは何者だ?謎

幻視、妄想、のオンパレードだ。
思いこみには慣れているけど、窓の外見て、「あの子がどうした」って話は、その時、ホントに母には見えているようで、とても不可解。
私の見えない世界を母は見ている。どんなふうに見えるんだろ。

大昔、認知症者はきっと「頭のへんになった人」とか「狐つき」とかいわれていたんだろうなぁ……などと思った夜でした。