「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

介護を知らないゆえの無謀

2017-08-22 | ●介護回想(2015~)
少し前に、父方の祖父の三十三回忌?(でいいのか?)法要があった。

でも、集まるのは子供、つまり孫の私は参加しなくてよいということだったから、話を聞いたあと、すっかり忘れていた。

先日、叔父に会ったとき、その法要の話が出た。

法要は叔父Aの自宅で行った。
叔父B(私が会った叔父)は、叔父Aの自宅に向かう途中に特養に寄り、祖母を連れてきてくれと言われた。

祖母は101才。車椅子。年相応の呆けはあるけどいわゆるアルツハイマーなどではない。

特養の車椅子を借りてそのまま連れていったのかと思いきや、乗用車に乗せかえて、車椅子ももたず、法要へ。

車に移すだけでも大変で……と叔父Bはいっていたけど、
みんな自分で介護をしてないから、特養で祖母の状態は見ているのに実感がないんだろう。
なーんにも考えずに、簡単に「連れてきて」「わかった」…………

で、叔父Aの自宅に着いたって、車から降ろし家に入るのも大変なこと。

介護経験のないみなさん、どうしていいかわからず見てるだけ。

叔父Bの奥さんが(叔母ですが)、週三回くらい地元の介護施設の清掃の仕事をしている。
一番、介護が身近。
結局、この叔母が孤軍奮闘。
帰ってから叔父Bはかなり叔母から文句をいわれたらしい。
そりゃそうだろう。

無謀だな……って私は思う。

私には、車椅子から乗用車に乗るときに、意味がわからず抵抗する祖母に手こずる叔父や、
自宅に着いたはいいけど、どうやって車から降ろして車椅子もないままに玄関から部屋まで行くのか、なにもできずに突っ立ってる叔父たちの姿や
そんな人達にイライラしながらなんとか頑張る叔母の姿が
リアルに想像出来ちゃって

申し訳ないけど、呼ばれてなくてよかった……と思っている。


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4 コメント

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Unknown (案山子)
2017-08-24 08:43:12
ウ~ン、、、私にも皆さんの様子がしっかり浮かんできます。長寿のおばあ様お疲れだったでしょうね。+一人頑張ったおば様も。
介護に関わらないって
こんなふうなのでしょうね。自由もなく、ゴールは別れという悲しみや喪失感だけど、多分介護に関われた事は無駄ではないと思えるよ。新盆も拙いながら済ませる事ができました。慌ただしいだけで帰って来てくれていた父を感じる事もなかったなあ。まだまだ暑さ続きますね。お気をつけて。
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見るとやってみるとでは大違い (うす紫式部)
2017-08-24 19:09:04
うちでも母が車椅子に座っているだけだからみたいなことで、在宅介護の私達が留守にするので近くにいる姉に見ていてもらったことがあります。
後で話を聞くと姉も用事が出来てちょっとだからと旦那さん(義兄)と交代したらしいです。そんな時に限って「おしっこしたい」となって3m程離れたベッド脇のポータブルトイレまで移動してそこに立たせてズボンを下げて、頭ではわかっていたでしょうが車椅子のブレーキを外し忘れ無理くり押して膝が笑ってしまう状態の母を抱え上げなんとかおしっこをさせた、と。
姉は車椅子の移動くらいはしたことがあっても義兄は全く介護に関わっていませんでした。
でもそうでもしないと家族は外出もできませんでした。
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案山子さんへ (ビゴ)
2017-08-27 10:49:15
きっとこの次(もうそんな機会はないか)は、祖母を連れてこようって誰も思わないでしょうね。
無理だってわかったと思う。

お盆……住職の訪問が終るとホッとして、お盆当日の私は特に何も感じることもなく過ごしていたような……。
元々、仏壇や一連の行事とは縁のない家庭だったから色々身に付いてないんですよね~付け焼き刃。両親が亡くなっても、自分のなかに根付いてない……いつも両親のことは想っているけれど。
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うす紫式部さんへ (ビゴ)
2017-08-27 11:02:11
ブレーキかけ忘れて危険なことに!……かと思ったらブレーキかけたまま無理矢理?!動かしたという話しで二度びっくり。
よく動かしたなぁ~~(おにーさん、なぜ気づかぬ?)車椅子ってこんなに動かしにくいものなのか~~とか思ってたかな?

車椅子だってなかなか大変ですよね。
慣れないと怖いです。
だから、介護したことない人は、手伝いたいというか気持ちがあったとしても、軽く、「見てるから出掛けていいよ」なんてなかなか言えないでしょうね。その気持ちもよくわかる。
出来れば、いつでも代われるくらいの介護力を持っていてくれたらメイン介護者としては有り難いですね。
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