「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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いきなり~~~

2006-04-30 | ●介護録(~2015.2月)
夕食の支度をしていた。
母にも用事を頼み、順調だった。

なのにーーーーー。
フッといなくなった。玄関へいった。
「ちよっとーーーー」と思いながら、ガスを消す。

最近は玄関を出て、外を眺めてすぐ戻るというパターンが多いので、またそれかなーと思い、それほどあわてずに玄関へ
のぞき穴から見ると、母の姿はない…階段を下りる音がする。
「オイオイ……」
鍵はないけど、テレビもそのままだけど、まあ、いいや…と追いかける。

「どこ行くの?」
「薬局行ってくる」(最近の理由は、糸を買いに行く…などちよっとした買い物が多い)
「じゃ、お金持っていかないと」
「ちよっと行ってくるだけ」
母が歩き出した方向は薬局とは反対。理由なんて何でもいいんだろうな。
そのまま近くを一周。途中で薬局の前も通ったけど当然入店することもなくご帰還。
それで納得したらしい。何のために、何を思って突然出て行くのかまるでわからない。

帰ってくると「疲れたー疲れたー」の連発。
【自分で出て行ったんだろうが~】と突っ込みたいがガマン。
「妹の後を追って歩いた」んだそうだ。逆だろうよ~~~ウーーン、ムカツク。

この日の私はエラかった←自分で褒める。
食事の支度のはじめから、イライラすることばかりされ、あれこれ捜し物が出てくるしで、切れそうだったところに、ショート徘徊だったのに、怒らなかったゾ。ガマンしたゾ。
なんかご褒美おくれ~~~~

自分の服、他人の服

2006-04-29 | ●介護録(~2015.2月)
一昨日、母の入浴時にスタッフが下着と一緒にトップの服も洗濯機にいれてしまったので、デイ所有のセーターを着て帰ってきた。
帰ってきた時はジャケットも着ていたし、母自身が何を着ているか意識してない様子。

これはきっとJKを脱いだら「これ、私の服じゃないわ」…なんてことになるんだろう、イヤだな~~~と思いつつ、覚悟をきめていた。

しかーーーし、母はまったく無頓着だった。
もう、自分の服も何もわからないんだわ。だから私の服も平気で着ようとするのよね。
かと思えば、あまり着ていない自分の服は「私のではない」なんて言い張るんだけど……

ややこしい事態にならないというのは私にとっては楽でもある。でも、これも進行…と思うと複雑だ。
たけど、ケロリとしている姿を見ると、認知症の本人が一番苦しいのだ…というものの、やはり、本人が一番のほほんと見える。

介護詩16 夜

2006-04-28 | ●介護録(~2015.2月)

静かな夜は、集中できる
母が寝てしまうと、気楽
何かをさえぎられることもない

眠るのがおしいと思う
朝がくると一日が始まる
このまま、気楽な時間を満喫していたい

眠いけど、眠りたくない

シーンと静まりかえった夜。

物音がする。
空耳?何か聞こえたような……
昔なら、気にもとめないわずかな音
 
今は小さな音にも敏感に反応する私がいる
「何?」
「起きたの?」
「動きを感じる……」
「トイレならいいけど…」

静かな夜
実はわずかな音に神経をピリピリさせる時間
耳は、常にとぎすまされて働いている

それでも、母が眠りについた後の夜
それは私の好きな時間

だけど……
母に不穏が出た夜ほど心細いものもない

こんな夜、いつまで、どれくらいまで、受け止めていられるだろう


いつかくる「死」

2006-04-27 | ●介護録(~2015.2月)
久しぶりに幸さんのブログをのぞいてみた。
先月から更新がなかったので、そろそろ(ブログに)帰ってきたかな~なんて思いでのんきに伺った。


………4月15日、幸さんが一人で介護されていたお父様がお亡くなりになっていた。

お父様と二人暮らしだった幸さん。
愛情を持ってお父様と接しているのが、文面からも感じられました。

お父様は私の母とは違い、アルハイマーではなかったので、ある意味、大変そうでした。
アルツハイマーは、来る人拒まず…という雰囲気で、誰とでも以前からの顔見知りのようなところがあります。
それは、母を、他人にゆだねる私にとっては、気持ちを楽にしてくれる部分です。
ですが、幸さんのお父様は、幸さんをとてもとても頼りにしていました。
幸さんの帰りが少しでも遅くなると寂しくて、寂しくて……探しに行こうとなさる。
デイに行った時には、「いきたくないの?」と聞く幸さんに、ちいさく「うん」と頷いて涙しながら出かけて行った。

介護する立場としても、辛いし悲しいし、苦しい。
そんな状態で、ホントに一生懸命介護していた幸さん。

彼女がときおり紹介してくれる文章に、私もエネルギーもらいました。

なんか泣けて仕方ないです。

いつか来る「死」という別れ…。誰にでも平等にやってくるのに、なんだか今は、理不尽だ…なんて思ってしまう。
どうして、どうして……こんな悲しいことばかりを神様は私たちに与えるんだろうか。
辛いな……人間ってホントに苦しむために生まれてくるみたい。

幸さんにもお父様にも、当然、一度もお会いしたことはないけど、なんだか身内をなくしたような悲しみが……。
ご冥福をお祈りします。

考え疲れ…

2006-04-27 | ●介護録(~2015.2月)
■突然の叔父問題等々……あれこれ考えて三日目、私なりの一つの結論に達したところです。
いや~~なんか疲れました。
あんまり寝られなかったの。
その上、今朝は母が5時に起きて玄関を出る音に起こされちゃったし。
5時といえば早い人はもう始動しているんたろうけど、私としてはあと二時間半は寝たいところ。いや、ギリギリ三時間寝てもデイの送り出しには間に合うし……ってことで、眠いわ。

■韓国語のことをいろいろ書くぞーと意気込んで作ったココログでしたが、今月の記事更新、たったの三回。もう、手が回らない、ムリ…と身にしみて分かったので閉鎖。
ここでたまにハングル入力させてもらおう……って、誰に許可をもらうわけじゃなし(^^ゞ
まったくの個人的楽しみ~~入力時間かかるんだよね~~でも面白いんだ。

お送り出す側・受け入れる側

2006-04-27 | ●介護録(~2015.2月)
以前老人ホームに勤務していたデイのスタッフKさんと話しているときに、行政の窓口の話になった。

私はやや行政不信だけど、かいさんが、karuruのBBSに、そういうことで関係を絶ってしまうと情報源を一つ失うことになる…と書いてくれまして、確かに、こだわっていても何も得はないと目覚めたところ(とはいえその対応については改善すべきところが多々あると思う)
だから、これから書く話は、窓口批判というより、役所と福祉の受け取り方の違いとして読んでください。

Kさんが役所について言っていたことは、例えば診断書?意見書?に、「暴力がある」と書いてあると、それだけで「○○(サービスや施設)はダメ」と決めつける傾向にあるということ。
受け入れ側には「接して見なければ分からない」という前提があるのにそれがうまく伝わらない。
対応が変わり環境が変わることで、問題行動が軽減することもあるから、暴力がある…と言われていても、受け入れてみると問題がないという事もあるらしい。

きっと福祉は個別のニーズを大事にして「こっちの都合」より「利用者」に視点をおいて受け止めてくれると思うけど、病院や役所はカテゴリーで仕分けして、枠からはみ出るとバツにしてしまう……そんな傾向にあるんでしよう。

その老人ホームには役所の人が一日実習でやってくるそうだ(やれはいいのに…って思ってけどやってるのね。何にも出来ないですけどね…とKさん…そりゃそうだろうな~)
そこで出る感想は、くるくると変わる相手の感情に合わせて仕事をこなすことへのとまどい。
「こういう仕事の仕方は経験がない」って。
そうだろうね……それは分かるよ。
(実習は最低一週間くらいやってもらいたいけど)

少し前の本には、アルツは3年で寝たきり…などと断定的だった…なんて話を私がすると、とにかく一人一人まったく違うので、マニュアルに書いてあるようなことはほとんど当てにならないとKさん力説。

検査で脳の萎縮が進みもう保たないと言われていた人が10年以上元気だとか、病院で寝たきりだった人がホームでシャキシャキ歩いていたり、内臓疾患で食べられなかったはずの人も、今は元気に食べて何の問題もないとか、そんな話はいっぱいあるらしい。

介護の最初は、何かしらデータに頼ってしまうことになる。
これって危険かもしれない。けど、知識ゼロの時は仕方ない。
よいマニュアルに出逢うことも大切。
去年あたりから、いろいろ出てきたぞーという感じばあるけれど。

デイでの様子

2006-04-26 | ●介護録(~2015.2月)

母がデイの帰りに「オロナミンC」を三本買い、なせが我が家で、母とスタッフと私の三人で乾杯して飲むことになった(代金はいらないといわれたんだけど……いいのかなぁ)

ちょうど、フェリシモのプレゼントで使わないまま眠っていた「色鉛筆と折り紙」をデイでつかわないかなぁ~と考えていたところだったので、その話をスタッフとしながら、あれこれとゆっくりいろんな話をすることが出来た。

母のデイでの様子は、とても仲の良い相手が出来き、母より10才くらい上の方と姉妹のようにいつも一緒なんだそうだ
手をつないで買い物に行く
一緒に入浴
利用日も同じで、二人の会話は、(おそらく内容はかみあっていないのだと思うけど)いつも平穏。ずれることがなく、「そうよね」という結論でまとまるのだそうだ

認知症者は、お互いがまったく別のことを話していても、みんなにこやかに通じ合っているように過ごす…という話をいろんなところで読んだり聞いたりしたけれど、まったくその通り。

「オーラの泉」ではないけど、その方と何か縁があるのかなーなんて考える。

それにしても……もっーと早く聞きたかったんだけど、このデイサービス、24時間必ず誰かの携帯につながるようになっているんだって。
だから、夜中でもいつでも掛けていいんだって……。

アレェ~~~~知らなかったよ~~~。契約書にかいてあったのかなー聞いた記憶はないんだけど……。
実際、夜中に掛けるかはべつにしても、いつ掛けてもいい…と思えるだけで心強いデス


なにげにシヨック…。

2006-04-25 | ▼ユルユル日常
(記事投稿の時のジャンル指定欄……ヘルス・ビューティーのところに普通に「病気」がない。「介護」がないのも不満だけど、「病気」もないなんて。)

何がシヨックかというと、叔母(母の一番下の妹)と電話していて、叔父が「小脳の萎縮」だと聞いたから。
小脳の萎縮…ときいて思い浮かぶのは「1リットルの涙」
正直、このドラマを見るまでなんの知識もなかった。

思わず「小脳変性症?」と声にだしていたけれど、叔母の答えは「小脳萎縮」だった。
とりあえず、サッとネットで調べると「小脳変性症」というのは総称であり、細かくいろいろな病名が書かれていた。(叔父の正確な病名は聞いてない。叔母もわかっていないのかも。)

叔父の現在の症状は、ふらつき、言葉が不明瞭、字がうまく書けないといったところ。仕事は今月でやめるという。

ネットでみた感じでは間違いなく進行性、5年から10年で寝たきり…とかかれてもいる。でも叔母は医師から「進行するかどうかわからない」と言われているようだった。
なにかとても高い薬を使うのだそうで、割引になる手帳を持っていると言っていた。(これは障害者手帳なのでしようか?)

おそらく、これから介護保険の対象になっていくことだろうけど、叔母はそんなことは考えてもいないようだった。
65才以下でも特定の疾病については介護保険の対象になる……叔父はまだ介助なく生活は出来るのだろう(仕事に行ってるくらいだから)……でも、きっと遠くない未来に介護サービスが必要になるのではないかと、だけど、今日の電話で、とてもそこまで話は出来なかった。

経済的な問題もある。

私が責任を負うような立場にはないけれど、娘はひきこもり、姑をかかえ、この上叔父までが………。
叔母が一人で抱えてしまいそうで心配です。

ただ、このことで、失業中だった息子は仕事に行き(選り好みしてられなくなったんだろうね)ひきこもりの娘は、「ごめん、外には行けないけど、家のことはするから」と言っているそうです。
もしかして、これを一つのきっかけに、外で仕事はできないにしても、彼女は役目を得て、何かが変わるかもしれないと…淡い期待をもっている。
父と娘の中はけしてよくなかったけれども……。

二時に起床

2006-04-24 | ●介護録(~2015.2月)

暖かくなってきたな~と思ったら、寒い、そして、今、ぼたん雪
雨じゃなかったのかよ~~~もう雪はいらないよ~~。

さて、昨日の母は夜中二時に起床。
最近なかった昼夜逆転が出た。
ただ、「朝」だと思っていたのではなく、「帰ってこない人がいるから待っている」というのが理由。
とはいえ、一度寝ていて起きて着替えてるんだから、やっぱり、昼夜逆転。

ただ、救われるのは、起きていてもわりと静かにしていること。
それでも、気になってこっちはあまり寝られないんたけど、母の方も、出て行くということもなく、ソファで寝ているようで、今のところは大きな問題ではない。

やはり昨日はデイがないので疲れないから、夜中に起きたってことかなぁ~

■昨日からの捜し物……未開封の「かりんとう」。どこを探しても出てこない。
まさか一袋食べちゃったの???お菓子は小出しにするように気をつけているんたけど……。


『SHINOBI』

2006-04-24 | ■Music・Book・Movie

椎名桔平が出ているから、じゃ、ちよっと見てみようかな~と…。

徳川の時代になって、「忍び」に存在価値がなくなり、さらに、豊臣の残党が忍びを使って徳川に対抗するのでは…ということで、甲賀と伊賀を戦わせ、両方の里もつぶしてしまえってことになる。
仲間由紀恵とオダギリジョーは敵同士。それぞれが頭領の跡取りで、禁断の恋に結ばれてる。
「なぜ、戦わなくてはならないのか」っていう思いを抱えている。

ストーリーはイマイチ。淡々としてた。感情移入も出来ない。物語が浅い?ひんな感じかな。
この映画はやっぱり、「忍術」をみせたいのかなぁ……。

椎名桔平は銀髪ロンゲで、紫唇。300年生きてるらしい。アニメのキャラみたいだよ~
仲間ユキエは目がグリーンに光って、その瞳に見据えられたら相手は、体内で脳とか骨とかがねじれて(?)死ぬ……北斗の拳みたい。(ちなみにオダギリジョーは赤く光る)

一般的な時代劇に出てくるような普通の忍者もいたけど、アニメキャラみたいなのもいてで……でもこういうものなのかしら?
忍術もすごかったけど、人間離れしすぎに見えて……でもやっぱりこうういうものなのかしら?
こういう邦画は見ないのでよく分からないなぁ~。魔界転生とか、ああいう類の映画だと思って見るべきだったのかな