「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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美容のあれこれ、認知症の母には全く意味なしだった。

2016-07-25 | ●介護回想(2015~)
佐賀の福祉ネイリストが介護施設への訪問活動 高齢者にネイルの喜び伝える /佐賀(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース


けして、↑こうした活動を否定するつもりはないのだけど
うちの母の場合は、ほぼ意味なしで
お化粧をしてあげると笑顔が~とか、喜んでくれた~とか聞くと、

そういう反応があるのって羨ましいな……
うちの母はやっぱり進行してるのかな?まだ認定うけたばかりなのに……
と思うことが多くて
効果なんてないわ~~と反発したくなった介護中を思い出す。

むしろ、介護してる家族を癒してほしいんですけど

と思ったり。


髪が伸び放題になっても美容室に簡単に連れていけない。
訪問理美容の存在もしばらくは知ることが出来ず、普通の美容室では理解してもらえないだろうし、引越ししてきた身なので、古い付き合いの店もない。
軽度の頃は、本人にその気がないと、私が簡単に前髪だけでもカットすることもなかなか出来なかった。

はじめて訪問理美容を中心に展開しているところに行った時は(このときは店舗へ出向いた)
急にいい人にになって
「あらあ、素敵だわ~。こんなに上手にやってもらって」
なんて言ってたっけ。
でも、カットや髪染めで明確で的確な反応が言葉としてハッキリ出たのはこの時だけだったかな?

その後はデイサービスや我が家に訪問してカットや染めをやってもらった。
不思議とその間はじっと大人しい。
考えてみると、他人に髪をいじってもらっているときって気持ちイイからか?

母に化粧をしたことはなかったけど
ネイルはたまにやったことがある。
当然、反応は特別ナシ。
嫌がることもなかったから、遊び半分で私の自己満足。
少しでも喜ぶならやった甲斐もあるってもんだけど。
元々、お化粧等々、あまりしない方だったから、どうでもよかったのかもしれない。
新しい服を買っても特にどうということもなかったし。

そういえば
まだ、認知症と認定される前、
それまでは、私が服等を買ってくると、大抵、品定めして
とりあえず、イイ色ね……とか、デザインを誉めたりなんなりしていたのに(好みの色など似てたので)、
ほぼスルーするようになり、変なの……と思ったていた時期があった。

あれは
何も感じなくなっていたということなのだろうか?
興味をなくしていたのか?
言うべき言葉がわからなかったのか?
認定前だから、日常は普通に生活していし、それが認知症の予兆だとしても判断は無理。
変……と思っても=認知症とは結び付かなかった。

認知症の介護って
「甲斐がない」
特に家族は。
介護職の人には
ありがとうとか、すみませんとか、言うけれど……
笑顔で対応したりもするけれど……
家族にはほとんどないから。

一度だけ
とびきりの笑顔で「嬉しい」といってくれたことがあった。

介護は辛かったけど
その時はとても嬉しくて、幸せだった。




実況「内野フライ!」母「サカナ!」

2016-07-19 | ●介護回想(2015~)
高校野球の試合中、空から魚 白球…じゃなくて 淡路の球場(神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース


多分、過去記事に書いてると思うけど

母の介護度がまだ3か4の初期の頃

ファイターズ戦をテレビで見てた時

実況が
「内野フライ……ナンタラカンテラ~」と言ったその直後
母が
「サカナ!」
と叫んだことがあった。

空から魚

タイトル見たら思いだし

ホントにあるのかい!?…………って突っ込んだ。

認知症は、こんな笑えるネタも実は色々あるんだよね。
あんまり言うと親を笑い者にしていると受けとる人もいたり、
本気で、そんなこといっちゃダメという人もいるので
なかなか難しい。

こういう笑える話を心置きなく出来る相手は、やはり同じ介護者同士。
一緒に笑える。

以前、介護者四人で食事して、他の人が聞いたら親のことなのになんて酷い話をしてるのかと思われかねないような冗談半分の面白話をして介護ストレス解消していたら、急な大雨!
思わず、「天の神が怒ったのかも!?バチが当たった!」なんて話になったことがあった。

貴重な仲間でした。
感謝。




介護終了後の「今」の思い

2016-07-18 | ●介護回想(2015~)
介護が終わった目線で、考えること、思うことある。
でもそれをあれこれ書きすぎても
介護進行形の方にとっては、ウザイんじゃないか?
大きなお世話なんじゃないか?
と色々思う。

介護が過去になると
切ない思いも強くなる。
最終的には介護は必ず終わることだから……と言いたくなってしまう(実際言っちゃうし)
でも、それって、介護進行形のときに聞かされてもね…………
よくわかってる。


過去記事は
読み返したくない。
ふりかえりたくない。思い出したくない。
まだ、ちよっと、嫌だ。


終わった今

その時々、やれることはやったつもりだから悔いはない
……と思いながら同時に

もっと出来たのにやらなかった。手を抜いた。面倒くさがった。
適当に流したから後悔もある
……とも思う。

ホントに両方、半々。
自分でも、本当はどっち?と、誰かに教えてもらいたいくらい。


時々、ここの介護記事を全部消したくなる。
でも、大事な記録でもあるし、消す勇気もない。
いつか、読み返したいと思う時、来るのかな?

あまり更新してないけれど、訪問してくれる人達がいる。
情報としては古くなっているけれど
その時々の介護者の思い(怒りとかイライラとか悲しみとか切なさとか)は同じだろうから
デトックスになってくれるならそれでいいのかな?とも思う。

とりあえず、タイトル変えようか?
介護回想のカテゴリも、発信出来ること、なくなってきた。





ファイターズ:少しはワクワクしてもいいじゃない?

2016-07-12 | ■ファイターズ
ついに15連勝!球団記録更新デス。

もうワクワクな記事を書いてもいいよね?

とりあえず14いくまでは記事は書くまいと思っていたのです。

三連勝の時点で15連勝くらいしないかな?無理だよね……と言っていたけど、しちゃいました15。
ヒルマンさんじょないけど、
シンジラレナ~~イ

このチームって、ワクワク感が大きい。
北海道移転後、ずっと、戦力的には「?」と言われながら、なんか強い楽しいチーム。

今年は賭博問題があり、なんでフツーに開幕?くらいに冷めてた。
それに、どーせソフトバンクが連覇だから、ペナントレースは若手選手の成長がどんなかなぁ(もしかしてレアードと中田君はホームラン争いするかも?というのはあったけど)くらいの感じでぬるく?!見守ろうと思ってた。

つい先月まではそうだった。

それがまさかの……

それでもまだ5ゲーム差あるよ、と言われるけれど
11.5差あったことを思えばワクワクしてもいいじゃない?

昨日のラジオ解説安藤さん(ビジターなのであちらの局の応援実況)は、栗山さんに会いたかったけど、自分が行って栗山さんに気を使せて負けたら大変と自重したとか。 いい人だなぁ安藤さん。
実況アナ&解説も自分の時に負けたらどうしよう~~ってプレッシャーかかるのね。大変だね。

安藤さんが阪神の監督だった頃、私、阪神ファン。
11連勝したんだよね。まだ掛布さんも現役で。
そのあと10連敗したという忌まわしい記憶が…………。

ファイターズは14連勝した2007年に優勝してるんで大丈夫!

選手時代にはやったことない験担ぎをしているというマックコーチ。
選手を見守る立場になると変わるんだね。
なんか微笑ましいデス。

「介護する人」って「エライ」の?「いい人」なの?

2016-07-05 | ●介護回想(2015~)
高知東生とか酒井法子とか桝添要一とか……
「介護」をイイ人アピール?のために利用したということで、
介護をなめるなと批判が上がっているという記事をみた。

奥様サポートための義父の介護で芸能界引退

酒井法子は介護を更正のアピール。

桝添要一はテレビ用に車イスを押す程度で本を書き、介護経験ある政治家を演出。


介護している
=イイ人?
=立派な人?
=エライ人?
=真面目な人?
=私利私欲がない人?

福祉って
元々が奉仕とか慈善事業から始まったせいなのか
そうしたことに関わる人は
清く正しく美しく……そしてつつましく貧しくあれ(?)……そんな空気感


母の介護してます。
というと

大抵、エライわね~~なんて言われる


何がエライ?
施設に入れないで自分で看てることがエライという感覚なのだろうか?

在宅より施設のほうが優れているところはたくさんある
もちろん、その逆も。
それぞれ理由や思いがあって、在宅か施設か、熟慮して選択した結果に外野があれこれいうべきではない。


確かに介護は大変。
でも、それをエライというのもなんか違う。
まして
それを保身のために利用するのはもっと違う。

なんだっけ?ナントカ症候群?
難病の子供の看護などで周りから称賛されることが快感で、だから治癒されては困るので薬を与えない(与えたふり)とか、そういう心の病があったっけ。

家族の看護や介護の話には、感動物語的な、人の心を揺さぶる魔力があるんだろう。

でも、それって、
自分の身には起きてない他人の不幸話だからで、実際にそれをしている人は……
多分、ただの現実。

通い介護をしている政治家が特に素晴らしいなんて実際介護中の人は思わない。
むしろ、毎日介護してたお姉さんこそ、弟夫婦がたまにやって来て仕事増やされて大変だろうなぁと思うはず。

……って、介護していた私は思ったりするのだけど、

もしかして
逆に、「ああ、認知症の介護中なんだ。フーン、それがなにか?フツーだね」なんて言われたら

「何だよ(-_-#)介護がどんなに大変か知らないくせに」
と思うのかもしれなくて……

「介護、大変ですね」というのが一番無難ってことなのかもしれない。

結局、なにが言いたいんだ?私…………(^-^;