佐賀の福祉ネイリストが介護施設への訪問活動 高齢者にネイルの喜び伝える /佐賀(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース
けして、↑こうした活動を否定するつもりはないのだけど
うちの母の場合は、ほぼ意味なしで
お化粧をしてあげると笑顔が~とか、喜んでくれた~とか聞くと、
そういう反応があるのって羨ましいな……
うちの母はやっぱり進行してるのかな?まだ認定うけたばかりなのに……
と思うことが多くて
効果なんてないわ~~と反発したくなった介護中を思い出す。
むしろ、介護してる家族を癒してほしいんですけど
と思ったり。
髪が伸び放題になっても美容室に簡単に連れていけない。
訪問理美容の存在もしばらくは知ることが出来ず、普通の美容室では理解してもらえないだろうし、引越ししてきた身なので、古い付き合いの店もない。
軽度の頃は、本人にその気がないと、私が簡単に前髪だけでもカットすることもなかなか出来なかった。
はじめて訪問理美容を中心に展開しているところに行った時は(このときは店舗へ出向いた)
急にいい人にになって
「あらあ、素敵だわ~。こんなに上手にやってもらって」
なんて言ってたっけ。
でも、カットや髪染めで明確で的確な反応が言葉としてハッキリ出たのはこの時だけだったかな?
その後はデイサービスや我が家に訪問してカットや染めをやってもらった。
不思議とその間はじっと大人しい。
考えてみると、他人に髪をいじってもらっているときって気持ちイイからか?
母に化粧をしたことはなかったけど
ネイルはたまにやったことがある。
当然、反応は特別ナシ。
嫌がることもなかったから、遊び半分で私の自己満足。
少しでも喜ぶならやった甲斐もあるってもんだけど。
元々、お化粧等々、あまりしない方だったから、どうでもよかったのかもしれない。
新しい服を買っても特にどうということもなかったし。
そういえば
まだ、認知症と認定される前、
それまでは、私が服等を買ってくると、大抵、品定めして
とりあえず、イイ色ね……とか、デザインを誉めたりなんなりしていたのに(好みの色など似てたので)、
ほぼスルーするようになり、変なの……と思ったていた時期があった。
あれは
何も感じなくなっていたということなのだろうか?
興味をなくしていたのか?
言うべき言葉がわからなかったのか?
認定前だから、日常は普通に生活していし、それが認知症の予兆だとしても判断は無理。
変……と思っても=認知症とは結び付かなかった。
認知症の介護って
「甲斐がない」
特に家族は。
介護職の人には
ありがとうとか、すみませんとか、言うけれど……
笑顔で対応したりもするけれど……
家族にはほとんどないから。
一度だけ
とびきりの笑顔で「嬉しい」といってくれたことがあった。
介護は辛かったけど
その時はとても嬉しくて、幸せだった。