ご挨拶
2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。
介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。
今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。
2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。
介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。
今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。
「あっ、薬…今朝の分、飲んでないんじゃない」と、今気づいたようなフリで薬入れを手にしてみる。
「もう、おなかいっぱい」
「薬は、おなかいっぱいの時に飲んだ方がいいんじやないの」
「ほかに飲まなければならな薬があるのよ。ホラ目の薬飲まなきゃならないでしょ」
「それがこれだよ~」
母の様子は、「ほかに飲まなければならない薬(なぜか目の薬)があると真剣に思っている」というより、「他人に指図されてに飲みたくないためにとっさに出てきた言い訳で、なんだか本能的にはウソの話だとわかっている」雰囲気がある。
だから、ごまかしなんて受け入れない。
このやりとりの後、黙って薬入れを(火曜日の分のフタを開けて)差し出したままにしていた。
母のとった行動は………その中から一粒だけ飲む、という小憎らしい技
「口に入れたよ」だって。
まるで「一つだけ飲んでやった」と言わんばかり。
ここで、私が一芝居うって、「一つといわず、二つでも三つでも…」とかなんとかやれば、ひょっとしたら全部飲んだかもしれないけど、今朝はGive Up。そのまま黙って終わらせて、今朝のお薬は一つだけ。あれはコレステロールの薬。
なんだかな~~一粒だけ飲む…という妙に憎らしいこの行為。
ホントにめんこくないッ!
なぜって、まず、夜中の二時に起こされたこと。
トイレかなーと思っていたら、独り言が聞こえた。夜中の独り言ってコワイ。
「ウ○コしたい人がいるんだと、どこにいる?したい人、いないの~」
「ここには誰もいないよ」と振り切れば、自分の寝ていた部屋に戻り、やはりまた叫ぶ
「ウ○コしたい人、いませんか~手を挙げて~~」 ……不気味でさえある
そして次は四時半。パシャマのまま出ようとしたので「そのままじゃダメだよ」と声をかけた。「あら、そうね」そういって戻った母、このまま忘れて欲しかったけど、しっかり着替えてやはり出て行った。
私は朝の四時半からパシャマに上着をひっかけ20分歩かされたわけで、こんな時間であることの不満、さらにまだまだ寒い早朝、最初から攻撃的に母に対してしまったので、母の不機嫌さは絶好調。私を見る目は心底憎らしげだった。
戻ってからもしばらくは母の動きが気になって、ほとんど眠れなかった。
だけど今日はやらなければならないコトが一つ。内科受診。 前回の血液検査の結果、薬を飲んでいるにもかかわらず中性脂肪とコレステロールが激しく高かった。でも、医師も母のことを知っているから、「薬をしっかり飲んでね」くらいしか言わない。私とては救われる。「あなたがしっかりコントロールしなさい」などと言われると凹む。完全管理は難しい。
待合室で、私と同じような立場ではと思われる女性がいた。実母か義理かわからないけど、つきそいにきていた。名前を呼ばれて、「ホラ」(呼ばれたよ、行きなさい…といっているかんじ)と声をかけたり、お金の入っているバックをポンと渡す仕草に、「いやいやつきあっている」という雰囲気が感じられた。
ああ、きっと、私も同じに見えるのだろうなー。
自分としては、淡々とこなしているつもりだけど、絶対に、心でタメイキしながら母の行動を見、待っている私がいるはずだ。
今日は、中性脂肪が高いと言われ、母は凹んだ(その時だけ)
「だからお医者さんは、毎日薬を飲みなさいって、言ったでしょ」
「毎日飲んでいるのに、治らない」
「飲んでない日もあるから、きちんと飲みなさいって」
「毎日飲んでいる」
それから母は、看護師さんや会計の人に、「どうしたらいいでしょう」と聞きまくりだ。あーあ、どうぞ気の済むまで聞きまくってくれ……。
寝不足の私は、ちょー不機嫌。それでも内科へ連れて行った自分はエライ!と、自分に言う。それくらい言ってもバチは当たらないだろう。
不安だった。やっぱり夕食時に爆発してしまった。
外食した方が無難と思っていたけど、デイから戻った母がお疲れモードだったので断念。
耐えて、耐えて……いっぱいガマン。
けど、外に出て行かれ……もうとても…。
私はコロッケを揚げていたのよーー。あわてて火を止めて玄関に走る。二度続いた。
買い物に行くという。買う物はハンカチ。
ハンカチなら山ほどあるから(そんなにないけど)イラン。
イライラが募る私は、かなり強引に母を引き留めた。
「どうして、食事時に出て行くの?今作ってるんだよ。油使ってたのに…」とブーブーいった私に
「そうね、危ないわ」だと。
「分かるんなら、行くなー」……ということで、それからしばらく復活出来なかったデス。
果てしない地の底に落ちた気分……ああ、もう、ダメだ~ガマンが出来ない。
一ヶ月に一度、無気力+イライラ+不安定な時期がくると、最近わかった。
これ、母ではなく、私が…です。
今、その状態。
こういう時は、いつもなら耐えられるいろんな問題行動が、耐えられない。
泣き叫んでしまう。
でも、「もう泣きたくない」とも思った。泣くのはストレス発散なんたけど、「泣く自分」「泣いた自分」を認識するのもダメージだと思う。
昨夜の夕食時、これは「言葉と態度による虐待」かもしれない…と思った。それくらい荒々しい私だった。
分かっていても自分がコントロール出来ない。完璧な介護者であろうなどとおもってはいないけど、「自己嫌悪」にもなる。
介護なんてしていなかったら、こんなに心が乱れることもなかったのに……。
こんなにキツイ暮らしをすることもなかったのに…。
母のイロイロには慣れてきたはずなのに、繰り返される毎日に心がだんだん耐性をうしなっていくような気がする。
今夜も不安。
母がデイから帰ってくる。
食事の支度から片付け……これがやっかい。
余計な手出しが繰り返されて私の仕事が増える。片付けだって二度手間。
母が片付けた結果は、あるゆるものがヘンな場所へ。
その上に徘徊などされたら………もう、倒れるぅぅぅぅ
外食した方が平和かな。
これからはこの時期に合わせてショートを使えばいいと、分かってきた。
2泊程度で解決しないと思うけど……。