ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

横田滋さんが亡くなられて

2020-06-13 12:34:21 | エッセー

 テレビを見ていたら「横田めぐみさん」のご両親のことを放映していた。

お二人は私達と同世代のご夫婦で、絶えず関心を持っていたが、長年のご活躍

にもそのご苦労の甲斐がなく、めぐみさんに会えることなく、横田滋さんが亡く

なられた。ご夫妻のご苦労はどれほどのことだったのかと思うと、お気の毒で涙が

こぼれる。これからもご子息を交えて、まだご活動なさるそうだが、その愛の深さ

に本当に頭が下がる思いだが、どうぞお元気でと、祈るような思いだ。

※懐かしいハワイでの金婚式

    

 私は娘と息子がいるが、ごく普通の親子関係だけれど、横田さんご夫婦に比べると

子ども達が傍にいてくれるだけでも、幸せで有難いことだと感謝できる。

 老数で亡くなられた横田滋さんと同年齢の夫は、来月88歳を迎えるが、認知症に

なると余命は3年から5年と言われるが、今年10年目になった夫を「ああ、幸せ!」

と言えるような環境で長生きさせたいと、心から願い、自分なりに努力している。

 食欲や体力がだんだんなくなって、家にいると寝てばかりいる夫だが、来月は

88歳の誕生日を、家族と親しい友人達とで祝うつもりだ。

 これから何年一緒に暮らせるか未知数だが、その一日、一日を愛しむように

私は大切に、大切に過ごしたいと思っている。

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雨の日の樹木達の深呼吸を感じたくて

2020-06-13 12:34:21 | エッセー

 梅雨入りした今日は朝から雨がしとしと降っていた。昔はじめじめした梅雨が

とても嫌いだった。でも梅雨は「植物の休養期」と聞いてから、だんだん雨も

情緒があってなかなかいいな、と思えるようになった。

 そして今日、雨の日は樹木達が深呼吸するので、緑の香りがふだんよりずっと

深くたちこめているはずだ。そう思ったら樹木達の深呼吸が感じたくて、一人で

羽根木公園へ行った。

 

雨に濡れた公園は人影もなく、深い緑が私を迎えてくれた、私は深呼吸をしな

がら、いつもとは違う梅林の道を歩いた。雨に濡れた樹木は何と美しいのだろう。

 折から急に雨脚が強くなったが、私は梅林を抜けて広い公園をゆっくり1周

した。スマホが雨でビショビショになるが、服で拭いて何枚か写真を撮った。

 公園の入り口近くに、泰山木の大きな花が上の方に咲いているのを、濡れるのを

気にせず眺めた。人影がほとんどない公園を独り占めしたような・・・

こんなひとときは私の心の中の濃密な「ベルグソン時間だった。

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