年を重ねることのプラス面は、などといろいろ考えるのは自己欺瞞なのかしら
と、朝起きて鏡を見て思った。近眼なのであまり良く見えないので「今朝も上等」
などと、もともと脳天気なのでご機嫌でいた。しかし、しかしである。
拡大鏡でしみじみ見たらがっかりした。年齢の割にはシワも少なく、きめ細かい
などとうぬぼれていたが、がっかりした。シワもシミも十分あり過ぎるのだ。
これだけ長く生きていると、そうなるのは当然かも・・・
若くてきれいな肌は透明感があり、触るとはじけるような弾力があるが・・・
あーあー我が老顔は何とも見苦しい。美しく年を重ねるなんて至難の業だと思う。
でも、時間の経過だけは、神様が唯一私達に給えて下さった「ただ一つ平等な
もの」今いくら若くてきれいでも、いずれは皆そうなる。年取るのは私だけではない
と思うと、少しは気が楽にはなる。でも、やはり若さゆえの傲慢さはある、それは昔
私もそうだったから仕方ないけど。でもね、いくら若くてきれいでも細胞から年取るから
調べるとすぐにわかるそうですよ。ある高齢の女優さんの、周りの人とは違う、まるで
AIのようだった口元を見て、やはり自然の方がずっといいと痛感した。
と言いながら健気に私努力している私。長生きばかりが幸せでないと、つくづく実感
した今朝だった。