人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

元ストリートチルドレンの青年が掴んだ「夢」

2011年10月09日 | ネパール
 ネパールのナショナル柔道チームに選ばれたCWCNの青年がいる。

彼の名前は「サンチェ」


私が4年前にここを訪れた時、彼の目は人を拒絶していた。



(一番左)


しかし、昨年セレモニーの際にはキャプテンを務め、私たちに様々な柔道の技を披露してくれた。



今年、彼はネパールのナショナルチームに選ばれた。

(中央)


シンナーを吸っていた時もあった

カトマンズ市内で荒れすさんだ生活をしていた時もあった

それでも彼は「柔道」を通じて、立派に成長した。

そして、「柔道」を通じて、「夢」を掴もうとしている。




彼は私に会うと、はにかみながら

「ありがとう!!」

と言ってくる。

その一言が私の胸に染みる。



元ストリートチルドレンが、

将来、国内代表になり世界大会に出場する日もそう遠くない。。。



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日本からの畳と柔道と子ども達

2011年10月09日 | ネパール
 来るたびにお世話になる超ファンキーなドライバー

その名は「ラヴィン」
  

 どんな悪路も、彼の運転にかかればジェットコースターに乗っている気分で楽しめる。

10人乗りのバンに25人が乗り込み、

カトマンズから約1時間弱離れたスンダリジャルという田舎へ

Let's go!!

そこには約60~80名の元ストリートチルドレンの子ども達が住んでいる。

施設内には、子ども達が入賞して得たメダルや賞状、トロフィーが威風堂々と飾られている。






そして、それを取りだして、これでもかという万面の笑みの少年。



CWCNの子ども達は、ダルマ先生の指導のもと

メキメキと力をつけ、ネパール国内はもちろんのこと南アジア柔道大会(ネパール、インド、スリランカ、バングラディシュなど)

でも、出場した15人中13人が3位以内に入賞するなど、一番強いチームとして活躍している。

そして、CWCNから2名がネパールのナショナルチームへ入った。

これは、本当にすごいことである。

毎日の稽古の積み重ねが彼らを強くして、

そして、試合に勝つことで、自信を持ち、

表情に明るさが戻り、強さと優しさを手にしていく。



昼休み、子ども達が着替えて来てくれたので、柔道を指導した。


女子キャプテンの号令のもと、機敏に動く子ども達。



寝技のテクニックを真剣なまなざしで見つめる子ども達。



知らないテクニックだと、
「これは国際大会に使える?」や、

「もう一度やって?」
など質問が飛び交う。




礼儀もしっかりと出来ており、遠く離れた異国の地で私が長年学んで来た柔道がこうして、

役に立っており、また多くの人々の善意で送ることのできたこの道場はたくさんの

「力」がつまっている。


コメント (2)
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