博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『延禧攻略』その6

2019年09月11日 | 中国歴史ドラマ
『延禧攻略』第26~30話まで見ました。

瓔珞との結婚を望むようになった傅恒ですが、家格が違いすぎるということで皇后は困惑し、乾隆帝は激怒します。皇后の侍女爾晴は誠実なように見えて傅恒との結婚で玉の輿を狙っていたようで、皇后にいっそ瓔珞を乾隆帝に入内させるよう薦め、乾隆帝自身もそれを望むかのような素振りを見せます。しかし当の瓔珞は姉の復讐あるのみと傅恒との結婚も入内も拒絶。そんな中、皇后が懐妊したことが判明。喜びに沸く皇宮ですが、嫻妃は皇后の心遣いが徒になって獄中の弟が病死したことで皇后を逆恨みするようになります。

復讐の決意を固めた瓔珞は、寿康宮に乗り込んで裕太妃を糾弾。「お前の姉を殺してなどいない!」と天に誓う太妃をよそに、敷地内で建設中の仏堂に落雷し、発火。「天罰だ!」という瓔珞の言葉を受けてショック死してしまいます。偶然の事故のようにも見えますが、瓔珞は事前に落雷の可能性を知っており…… 母を亡くして傷心の孔昼にまたぞろ嫻妃が抜け目なく接近。彼が幼い頃に恩を施したことがあるようです。

裕太妃の死に瓔珞が関わっていると知って激怒した乾隆帝は長春宮へと怒鳴り込みますが、瓔珞は既に皇后の怒りを買ったという体裁で辛者庫へと送られた後でした。彼女はここで奴僕として苦役に服することになります。ということで後宮物でお馴染み苦役ターンです (^_^;)


瓔珞はかつて自分が辛者庫に追い込んだ錦綉と再会。そして今ひとり宦官の袁春望と出会います。彼はかつて嫻妃が弟に差し入れる金を作ろうと密かに装飾品を売り払おうとし、高貴妃に見つかって処罰されそうになった時に、罪をかぶって口裏を合わせるのを拒絶し、上司の宦官の怒りを買って辛者庫に送られたという身の上。

誰とも口をきこうとしない彼ですが、瓔珞と傅恒との密会を目撃したり、自分に言い寄ろうとした張管事(男)を瓔珞が棒で撲殺して遺体を適当に処分たりしているうちに仲良くなり、なりゆきで義兄妹の契りを結ぶことに。そういや韋小宝もこんな感じで襲いかかってきた宮中の人間を消したりてたので、このドラマ、やはり女版『鹿鼎記』みがありますね。

一方、身重の皇后は皇太后主催の重陽の宴に出席しますが、そこへ生臭い料理に釣られたのか蝙蝠の大群が来襲。混乱の中で高貴妃が皇后を突き落とし、十数日以上の昏睡状態に陥ります。そしてみなが浮き足立つ中、落ち着いて対処し、皇太后の身を守った嫻妃がその信頼を得るようになりますが、これって嫻妃が仕組んだということですよね……?
コメント
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