『精忠岳飛』第34~39話まで見ました。
兀朮が建康に入城すると杜充はさっさと金に降伏。臨安の高宗も臨安から更に明州へと退避します。ということで行き場も食糧も無くなってしまった岳飛たちですが、忠義社の紅一点素素が実父の素封家張大年を説得し、張大年の地元の宜興に岳家軍が迎え入れられることに。ここで昵懇だった上官の杜充に置いてけぼりにされた王燮も後輩の岳飛の部将となります。しかし配下になったのはいいとして、「故郷に帰りたい」と泣いていた兵卒が、除隊を許されて岳飛から別れの印に酒を振る舞われると感激して除隊をとりやめ、みんなで「不取中原、誓不還郷!」(中原を取り戻さないと故郷には帰らないぞ!)と掛け声を揚げる岳家軍のブラックなノリに着いていけるのでしょうか(^^;)
そして宜興に落ち着いたと思ったら、ここで凄腕の槍の使い手高寵が登場。彼は盲目の妻楊氏(『ジャクギ』でおなじみ劉詩詩が演じてます)と多くの流民たちを養っており、岳家軍から兵糧を強奪したり、それでも足りないと岳飛に食糧を借りに行ったりしてます。で、食糧のお返しというわけか、「その5」で山賊曹成の手の者に捕らえられた後、紆余曲折を経て金軍の捕虜になっていた岳飛の妻李孝娥と安娘を救出。

この高寵、戦争となるとなぜか画像のごとく仮面を身につけるのですが、中国歴史物で仮面の将軍と言えば……うっ頭が……
金に降った後、兀朮の嫌がらせで辮髪にさせられてしまった杜充ですが、岳飛のスポンサー張大年を捕らえて人質にし、岳飛らをおびき寄せます。そしてその間に宜興では杜充に呼応して王燮が本陣を制圧。やはり岳家軍のノリに馴染めなかったようですw
しかし状況を知った高寵が援軍を差し向けて事なきを得ます。ここで高寵一党が岳家軍の一員となりますが、岳飛の留守を守っていた副将の王貴が金側の計略に引っかかって軽挙妄動し、王燮の謀反を許したということで、岳飛が斬首を命じたり、周囲の取りなしでようやく棒叩き百回に刑が軽減されたりする様子を目の当たりにしてドン引きしております。こういう展開を見てると、岳飛が意識の高いブラック企業の経営者に見えてきてしかたがないんですが……
しかしその高寵も岳家軍に加入した途端に金軍との戦いであっさり戦死。高寵夫妻はどうも特別出演的な扱いみたいですね。そして時は流れて建炎四年、岳飛は朝廷より宜興方面の統帥に任じられ、次々と軍功を挙げていきますが……
韓世忠ら他の有力武官が敢えて本心ではしたくもない派手な贅沢をして高宗の警戒心を和らげる努力をする一方で、岳飛一人が空気を読まずに倹約に励んで声望を高めていっているあたり、順調に自分で自分の死亡フラグを立てていっているなと。
兀朮が建康に入城すると杜充はさっさと金に降伏。臨安の高宗も臨安から更に明州へと退避します。ということで行き場も食糧も無くなってしまった岳飛たちですが、忠義社の紅一点素素が実父の素封家張大年を説得し、張大年の地元の宜興に岳家軍が迎え入れられることに。ここで昵懇だった上官の杜充に置いてけぼりにされた王燮も後輩の岳飛の部将となります。しかし配下になったのはいいとして、「故郷に帰りたい」と泣いていた兵卒が、除隊を許されて岳飛から別れの印に酒を振る舞われると感激して除隊をとりやめ、みんなで「不取中原、誓不還郷!」(中原を取り戻さないと故郷には帰らないぞ!)と掛け声を揚げる岳家軍のブラックなノリに着いていけるのでしょうか(^^;)
そして宜興に落ち着いたと思ったら、ここで凄腕の槍の使い手高寵が登場。彼は盲目の妻楊氏(『ジャクギ』でおなじみ劉詩詩が演じてます)と多くの流民たちを養っており、岳家軍から兵糧を強奪したり、それでも足りないと岳飛に食糧を借りに行ったりしてます。で、食糧のお返しというわけか、「その5」で山賊曹成の手の者に捕らえられた後、紆余曲折を経て金軍の捕虜になっていた岳飛の妻李孝娥と安娘を救出。

この高寵、戦争となるとなぜか画像のごとく仮面を身につけるのですが、中国歴史物で仮面の将軍と言えば……うっ頭が……
金に降った後、兀朮の嫌がらせで辮髪にさせられてしまった杜充ですが、岳飛のスポンサー張大年を捕らえて人質にし、岳飛らをおびき寄せます。そしてその間に宜興では杜充に呼応して王燮が本陣を制圧。やはり岳家軍のノリに馴染めなかったようですw
しかし状況を知った高寵が援軍を差し向けて事なきを得ます。ここで高寵一党が岳家軍の一員となりますが、岳飛の留守を守っていた副将の王貴が金側の計略に引っかかって軽挙妄動し、王燮の謀反を許したということで、岳飛が斬首を命じたり、周囲の取りなしでようやく棒叩き百回に刑が軽減されたりする様子を目の当たりにしてドン引きしております。こういう展開を見てると、岳飛が意識の高いブラック企業の経営者に見えてきてしかたがないんですが……
しかしその高寵も岳家軍に加入した途端に金軍との戦いであっさり戦死。高寵夫妻はどうも特別出演的な扱いみたいですね。そして時は流れて建炎四年、岳飛は朝廷より宜興方面の統帥に任じられ、次々と軍功を挙げていきますが……
韓世忠ら他の有力武官が敢えて本心ではしたくもない派手な贅沢をして高宗の警戒心を和らげる努力をする一方で、岳飛一人が空気を読まずに倹約に励んで声望を高めていっているあたり、順調に自分で自分の死亡フラグを立てていっているなと。