原作者が『択天記』『将夜』の猫膩、脚本家が『大宋少年志』の王倦という黄金タッグが実現した作品ということで『慶余年』の鑑賞を開始。今回は第1~6話まで見ました。
本作は大学生が中国古典文学の教員に語って聞かせるという体裁で始まります。タイムスリップ物ということで、こういう設定で検閲を切り抜けたとされていますが、実のところ同じくタイムスリップ物の『天意』が普通に配信されたりしているわけで、タイムスリップ物だから一律にダメというわけでもなさそうなんですよね……
さて、難病で世を去ったらしい現代人が現代の知識を持ったまま、赤ん坊として異世界の南慶国に転生します。この赤ん坊范閑、何やら訳ありのようで、亡き母親の下僕だったという厨二臭いスタイルをした凄腕の五竹に守られ、都の京都から儋州の范府へと護送され、司南伯范建の私生児として養育されることになります。
現代の知識を持っているということで、クッソ生意気な少年范閑は、五竹に武術を仕込まれたり、京都からやって来た鑑査院(南慶国の特務機関らしい)の大物費介に医学と称して毒を扱う技術を仕込まれたりして、すくすく成長していきます。
そして青年に成長した范閑は、京都からの使者として紅甲騎士というこれまた厨二くさいネーミングの一団がやってきたことで、儋州を離れて京都の父親のもとで暮らすことに。
京都に到着し、なぜか慶廟にお参りすることになった范閑だったが、ここでなぜか手羽先を持っているヒロイン林婉児と出会います。彼女は長公主と宰相林若甫との間に生まれた私生児で、色々あって范閑の亡母が商売で築き上げ、その死後に国庫に納められた財産を引き継ぐ身。范閑とは許嫁同士なのですが、お互いにまだそのことは知りません。名前も名乗らずに別れ、彼女が持っていた手羽先が約束の品として范閑の手元に残されます。
二人の出会いを取り計らったのは、国を治める慶帝の模様。大物陳道明が演じてます。長公主と結ぶ太子を牽制したり、臣下の動きを逐一把握したりと、なかなか食えない人物のようです。
で、京都の范府に到着した范閑は、かつて儋州でともに暮らしていた異母妹若若と再会。そして范閑が嫡子の地位を奪うのではないかと恐れる第二夫人柳如玉、その子で范閑にとては異母弟にあたる范思轍が手ぐすね引いて待ち構えていましたが、范閑はそんなシンデレラの継母レベルの人間が手に負えるようなタマではありませんw
しかし范閑は「内庫」(彼の母親が残し、国庫に納められた財産をこのように称している)という巨大な紐付きの林婉児の婚約者ということで、「内庫」を狙う太子や二皇子、彼らと結ぶ重臣の子弟らに目を付けられ、二皇子と懇意の靖王世子から詩会に招かれますが……
この世界では、范閑が前世の記憶をもとに書いた『紅楼』がベストセラーになっているということで、詩会がどういう展開になるか予想できますね (^_^;) この世界にはもともと無さそうな石鹸や白砂糖を生成して巨額の財産を築いた、政治に理想を持っていたらしいということで、范閑の母親の身の上も何となく読めてきましたが……
ということで、何となく人を食ったところがあるのが、たまらなく良いです。全47話予定ということですが、オープニングタイトルロゴに小さく「第一季」とあるのは見なかったことにしましょう ……
本作は大学生が中国古典文学の教員に語って聞かせるという体裁で始まります。タイムスリップ物ということで、こういう設定で検閲を切り抜けたとされていますが、実のところ同じくタイムスリップ物の『天意』が普通に配信されたりしているわけで、タイムスリップ物だから一律にダメというわけでもなさそうなんですよね……
さて、難病で世を去ったらしい現代人が現代の知識を持ったまま、赤ん坊として異世界の南慶国に転生します。この赤ん坊范閑、何やら訳ありのようで、亡き母親の下僕だったという厨二臭いスタイルをした凄腕の五竹に守られ、都の京都から儋州の范府へと護送され、司南伯范建の私生児として養育されることになります。
現代の知識を持っているということで、クッソ生意気な少年范閑は、五竹に武術を仕込まれたり、京都からやって来た鑑査院(南慶国の特務機関らしい)の大物費介に医学と称して毒を扱う技術を仕込まれたりして、すくすく成長していきます。
そして青年に成長した范閑は、京都からの使者として紅甲騎士というこれまた厨二くさいネーミングの一団がやってきたことで、儋州を離れて京都の父親のもとで暮らすことに。
京都に到着し、なぜか慶廟にお参りすることになった范閑だったが、ここでなぜか手羽先を持っているヒロイン林婉児と出会います。彼女は長公主と宰相林若甫との間に生まれた私生児で、色々あって范閑の亡母が商売で築き上げ、その死後に国庫に納められた財産を引き継ぐ身。范閑とは許嫁同士なのですが、お互いにまだそのことは知りません。名前も名乗らずに別れ、彼女が持っていた手羽先が約束の品として范閑の手元に残されます。
二人の出会いを取り計らったのは、国を治める慶帝の模様。大物陳道明が演じてます。長公主と結ぶ太子を牽制したり、臣下の動きを逐一把握したりと、なかなか食えない人物のようです。
で、京都の范府に到着した范閑は、かつて儋州でともに暮らしていた異母妹若若と再会。そして范閑が嫡子の地位を奪うのではないかと恐れる第二夫人柳如玉、その子で范閑にとては異母弟にあたる范思轍が手ぐすね引いて待ち構えていましたが、范閑はそんなシンデレラの継母レベルの人間が手に負えるようなタマではありませんw
しかし范閑は「内庫」(彼の母親が残し、国庫に納められた財産をこのように称している)という巨大な紐付きの林婉児の婚約者ということで、「内庫」を狙う太子や二皇子、彼らと結ぶ重臣の子弟らに目を付けられ、二皇子と懇意の靖王世子から詩会に招かれますが……
この世界では、范閑が前世の記憶をもとに書いた『紅楼』がベストセラーになっているということで、詩会がどういう展開になるか予想できますね (^_^;) この世界にはもともと無さそうな石鹸や白砂糖を生成して巨額の財産を築いた、政治に理想を持っていたらしいということで、范閑の母親の身の上も何となく読めてきましたが……
ということで、何となく人を食ったところがあるのが、たまらなく良いです。全47話予定ということですが、オープニングタイトルロゴに小さく「第一季」とあるのは見なかったことにしましょう ……