昨日は『ミラクル7号』鑑賞会に行ってました。実は関大で開催の内藤湖南シンポジウムも気になっていたのですが、自分でもどうかと思いながらこちらに参加することに(^^;)
映画の方は笑いあり、涙あり、そしてゆるキャラの7ちゃんもありということで、実にあざとくベタな作りの映画でしたが、「だが、それがいい!」と太鼓判を押したくなる出来でしたね。幼稚園児とか小学生男子のツボを突きそうな作品に仕上がっています。
以下、今回の見所や、感じたことなどを箇条書きで。
○周星馳と子役の徐嬌の貧乏暮らしが板に付きすぎていて笑えない……
○今回はSF物のはずが、油断するとすぐに武侠チックな展開に……
○子役の徐嬌が実は女の子というのはいいとして、いじめっ子役のデブ男子を演じているのが実は23歳の女性で、主人公に思いを寄せる内気なデブの女子(本作の最強キャラ)が男性レスラーというのはいかがなものか……と思いながら見ているうちにさして違和感を感じなくなってくるワナ。
○過去の周星馳作品のパロディというか、「これ、マンマやんけ!」とツッコミたくなるシーンもあり。
あと、毎回必ずヒロインをいじくる周星馳が、今回は女教師役の張雨綺(キティ・チャン)をいじらなかったよなあと思いきや、同行の小旻さんが「今回のヒロインは彼女じゃなくて徐嬌ですから。徐嬌は顔とか服とか汚れまくってたでしょ?」とフォロー。なるほどそういうことかと納得してしまいました(^^;)
予告編では周杰倫(ジェイ・チョウ)主演の『カンフー・ダンク』が流れてましたが、『少林サッカー』のあるべきリスペクト作品という感じで、来月公開の『ドラゴン・キングダム』ともども楽しみです。
映画の方は笑いあり、涙あり、そしてゆるキャラの7ちゃんもありということで、実にあざとくベタな作りの映画でしたが、「だが、それがいい!」と太鼓判を押したくなる出来でしたね。幼稚園児とか小学生男子のツボを突きそうな作品に仕上がっています。
以下、今回の見所や、感じたことなどを箇条書きで。
○周星馳と子役の徐嬌の貧乏暮らしが板に付きすぎていて笑えない……
○今回はSF物のはずが、油断するとすぐに武侠チックな展開に……
○子役の徐嬌が実は女の子というのはいいとして、いじめっ子役のデブ男子を演じているのが実は23歳の女性で、主人公に思いを寄せる内気なデブの女子(本作の最強キャラ)が男性レスラーというのはいかがなものか……と思いながら見ているうちにさして違和感を感じなくなってくるワナ。
○過去の周星馳作品のパロディというか、「これ、マンマやんけ!」とツッコミたくなるシーンもあり。
あと、毎回必ずヒロインをいじくる周星馳が、今回は女教師役の張雨綺(キティ・チャン)をいじらなかったよなあと思いきや、同行の小旻さんが「今回のヒロインは彼女じゃなくて徐嬌ですから。徐嬌は顔とか服とか汚れまくってたでしょ?」とフォロー。なるほどそういうことかと納得してしまいました(^^;)
予告編では周杰倫(ジェイ・チョウ)主演の『カンフー・ダンク』が流れてましたが、『少林サッカー』のあるべきリスペクト作品という感じで、来月公開の『ドラゴン・キングダム』ともども楽しみです。
京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター編『京大人文研漢籍セミナー1 漢籍はおもしろい』(研文出版、2008年3月)
漢籍の保管・整理などの技術的な話や、目録学なんかに関する話が中心かと思いきや、錯簡・漢語仏典の整理・避諱といった話題が取り上げられていて、漢籍よもやま話といった感じですね。
人文研所属の武田時昌・冨谷至・船山徹・井波陵一の4氏による講演録となっていますが、冨谷至氏による邪馬台国の名称の考証を最も面白く読みました。邪馬台国(邪馬臺國)の称については、いわゆる『魏志』倭人伝に「邪馬壹國」とあることから、「邪馬壹國」の称の方が正しいという説がありましたが、これはやはり「臺」の誤字ではないか、また誤字であるとしたらどういう過程を経て誤ったのかといったことを考証しています。
あと、武田氏が中国から日本・朝鮮・ベトナムへと伝わり、独自の展開を遂げた小説『金雲翹伝』について、小説の元ネタに倭寇が関わっているのにかこつけて「大海賊が残したひとつながりの財宝」(ワンピースとルビをふっておいて下さい)なんてワードを出してきたのに思わずニヤリとしてしまいました(^^;)
更にテーマを絞った続刊も予定されているということで、楽しみなシリーズです。
漢籍の保管・整理などの技術的な話や、目録学なんかに関する話が中心かと思いきや、錯簡・漢語仏典の整理・避諱といった話題が取り上げられていて、漢籍よもやま話といった感じですね。
人文研所属の武田時昌・冨谷至・船山徹・井波陵一の4氏による講演録となっていますが、冨谷至氏による邪馬台国の名称の考証を最も面白く読みました。邪馬台国(邪馬臺國)の称については、いわゆる『魏志』倭人伝に「邪馬壹國」とあることから、「邪馬壹國」の称の方が正しいという説がありましたが、これはやはり「臺」の誤字ではないか、また誤字であるとしたらどういう過程を経て誤ったのかといったことを考証しています。
あと、武田氏が中国から日本・朝鮮・ベトナムへと伝わり、独自の展開を遂げた小説『金雲翹伝』について、小説の元ネタに倭寇が関わっているのにかこつけて「大海賊が残したひとつながりの財宝」(ワンピースとルビをふっておいて下さい)なんてワードを出してきたのに思わずニヤリとしてしまいました(^^;)
更にテーマを絞った続刊も予定されているということで、楽しみなシリーズです。
昨日最終回を迎えた『還珠姫』(原題:還珠格格)ですが、ドラマの終わり際に「北京に公主墳と呼ばれる墳墓があり、それは乾隆帝が民間から迎えた義女の墓とされている。原作者の瓊瑤はこれにインスピレーションを受けて本作品を作った」というような内容の中文字幕が表示されていました。
これに関して日本語音声や字幕で全くフォローされていなかったのはかなり問題だと思いますが、それにも増して本当にそんな話があったのかと驚きつつググッてみたところ、以下のサイトが引っ掛かりました。
『百度知道』「清朝の乾隆年間に乾隆帝は民間の子女を収めて義女としたことがあるのですか?」という質問に対する回答
北京には確かに公主墳があるが、それは嘉慶帝の皇女のもの。また乾隆帝には確かに養女がいたが、それは民間の女性ではなく、弟の和親王弘昼の娘を迎えて養女としたのであるとのこと。民間出身の養女の墓云々というのは伝説にすぎないようです。伝説の詳細については上のサイトで長々と引用されていますが、ドラマに出て来た紫微の設定はこの伝説をアレンジしたもののようですね。(この文章を翻訳してみたいと思うものの、ちと時間が取れません……)
しかしこういう元ネタがあったなんてビックリです。このドラマ自体は以前に中文版VCDで見たはずなんですが、最後の字幕については全く記憶に残ってませんでした(^^;)
これに関して日本語音声や字幕で全くフォローされていなかったのはかなり問題だと思いますが、それにも増して本当にそんな話があったのかと驚きつつググッてみたところ、以下のサイトが引っ掛かりました。
『百度知道』「清朝の乾隆年間に乾隆帝は民間の子女を収めて義女としたことがあるのですか?」という質問に対する回答
北京には確かに公主墳があるが、それは嘉慶帝の皇女のもの。また乾隆帝には確かに養女がいたが、それは民間の女性ではなく、弟の和親王弘昼の娘を迎えて養女としたのであるとのこと。民間出身の養女の墓云々というのは伝説にすぎないようです。伝説の詳細については上のサイトで長々と引用されていますが、ドラマに出て来た紫微の設定はこの伝説をアレンジしたもののようですね。(この文章を翻訳してみたいと思うものの、ちと時間が取れません……)
しかしこういう元ネタがあったなんてビックリです。このドラマ自体は以前に中文版VCDで見たはずなんですが、最後の字幕については全く記憶に残ってませんでした(^^;)
サンテレビで放映の『還珠姫』ですが、本日で最終回を迎え、明日からは台湾ドラマ『ラベンダー』を放映とのこと。残念ながら今回は第1部のみの放映でした。
しかしこのドラマと『鹿鼎記』って、バリバリの庶民がうっかり宮廷に入り込んで皇帝に気に入られるという基本設定は一緒のはずなのに、主人公の性別が違うだけでここまで受ける印象が違ってくるもんなんでしょうか(^^;)
で、『鹿鼎記』第38~44話まで見ました。
揚州から北京へと帰還した韋小宝ですが、自らの屋敷に天地会の面々や華山派の帰辛樹一家が押しかけ、康熙帝を暗殺しようと言い出すもんですから心穏やかではいられません。韋小宝はあの手この手で帰辛樹一家による暗殺を阻止しますが、今度は康熙帝から自分が天地会の幹部であることを暴露されてしまい……
ということで物語が終盤へと差し掛かり、舞台も揚州から北京、そして神龍島・通喫島へとめまぐるしく変わっていきます。神龍教の内輪もめと洪教主の死はいろんな意味で壮絶すぎて、ひたすらポカーンと口を開けて見てました(^^;) 陳近南の死は、これまで韋小宝が師の陳近南を父親と重ね合わせるシーンが何度となく描かれていることもあってかなり情感が込められていましたね……
おまけ。韋小宝が母親と話しているシーンで出て来るバナナ。
この手のドラマでたまにこんな具合にバナナが出て来ることがありますが、前近代の中国でも現在のようにバナナは一般的な果物だったんでしょうか。そう言えば『連城訣』のドラマでも木主(仏教でいう位牌)にバナナがお供えされているシーンがありましたが……
しかしこのドラマと『鹿鼎記』って、バリバリの庶民がうっかり宮廷に入り込んで皇帝に気に入られるという基本設定は一緒のはずなのに、主人公の性別が違うだけでここまで受ける印象が違ってくるもんなんでしょうか(^^;)
で、『鹿鼎記』第38~44話まで見ました。
揚州から北京へと帰還した韋小宝ですが、自らの屋敷に天地会の面々や華山派の帰辛樹一家が押しかけ、康熙帝を暗殺しようと言い出すもんですから心穏やかではいられません。韋小宝はあの手この手で帰辛樹一家による暗殺を阻止しますが、今度は康熙帝から自分が天地会の幹部であることを暴露されてしまい……
ということで物語が終盤へと差し掛かり、舞台も揚州から北京、そして神龍島・通喫島へとめまぐるしく変わっていきます。神龍教の内輪もめと洪教主の死はいろんな意味で壮絶すぎて、ひたすらポカーンと口を開けて見てました(^^;) 陳近南の死は、これまで韋小宝が師の陳近南を父親と重ね合わせるシーンが何度となく描かれていることもあってかなり情感が込められていましたね……
おまけ。韋小宝が母親と話しているシーンで出て来るバナナ。
この手のドラマでたまにこんな具合にバナナが出て来ることがありますが、前近代の中国でも現在のようにバナナは一般的な果物だったんでしょうか。そう言えば『連城訣』のドラマでも木主(仏教でいう位牌)にバナナがお供えされているシーンがありましたが……
古龍著・川合章子訳『マーベラス・ツインズ契 第1巻 だましあい』(コーエーGAMECITY文庫、2008年6月)
主人公が17歳になったのを機に新シリーズを開始ということで当社比2割増しで更に恥ずかしいタイトルとなり、より店頭で買い求めにくくなった本作。「20代以上の読者は原書で読めやゴルァ!」というメッセージが込められているとしか思えません……
そのうえ角川書店の『ビーンズエース』という雑誌でコミック化もされるということですが、日本で初めての武侠小説のコミック化がこんな形で実現してしまうとは……
内容の方は韜晦する主人公に、騙し合いにつぐ騙し合い、謎が謎を呼ぶ展開と、やっとこさ古龍作品らしくなってきた感じですね。チョイ役だと思っていた黒蜘蛛が意外とクローズアップされていますが、これも古龍らしく次の巻あたりであっさり始末されてしまうかもしれません(^^;)
次巻は8月刊行。いよいよ十大悪人が江湖に舞い戻ってくるようです。
主人公が17歳になったのを機に新シリーズを開始ということで当社比2割増しで更に恥ずかしいタイトルとなり、より店頭で買い求めにくくなった本作。「20代以上の読者は原書で読めやゴルァ!」というメッセージが込められているとしか思えません……
そのうえ角川書店の『ビーンズエース』という雑誌でコミック化もされるということですが、日本で初めての武侠小説のコミック化がこんな形で実現してしまうとは……
内容の方は韜晦する主人公に、騙し合いにつぐ騙し合い、謎が謎を呼ぶ展開と、やっとこさ古龍作品らしくなってきた感じですね。チョイ役だと思っていた黒蜘蛛が意外とクローズアップされていますが、これも古龍らしく次の巻あたりであっさり始末されてしまうかもしれません(^^;)
次巻は8月刊行。いよいよ十大悪人が江湖に舞い戻ってくるようです。
今年も無事に『中国古代史論叢』第5集が発行され、東方書店に入荷した模様です。
http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4990113162&bookType=jp
今回は「西周祭祀儀礼研究の手法について―二重証拠法と文化人類学的手法―」という論文を寄稿しています。他の方の論題については上のリンク先を参照のこと。例によって殷代から前漢あたりまでを対象とした論集になっていますが、興味がおありの筋は是非手にとって見てください。
http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4990113162&bookType=jp
今回は「西周祭祀儀礼研究の手法について―二重証拠法と文化人類学的手法―」という論文を寄稿しています。他の方の論題については上のリンク先を参照のこと。例によって殷代から前漢あたりまでを対象とした論集になっていますが、興味がおありの筋は是非手にとって見てください。
BS日テレで6月28日から『シルクロード英雄伝』というドラマが放映されるとのこと。2003年制作で、一応武侠物のようです。Yahoo!動画の『シルクロード豪侠』というドラマと同じ作品みたいですが、どうして日本語タイトルが違っちゃっているんでしょうか……
で、『鹿鼎記』第32~37話まで見ました。
雲南から北京へと戻った韋小宝ですが、康熙帝から「君、福将なんだし神龍島を攻めちゃいなよ!」とおだてられ出征。しかし教主夫人蘇荃の計略にまんまと引っ掛かって囚われの身となり、遼東を経てロシア領内へと逃亡。そこでピョートル大帝の姉のソフィア皇女と出会って何だか怪しげな雰囲気になったところで、その後ののロシアでの展開が丸々すっ飛ばされて再び北京へ……
これまでも「ここが当局の検閲に引っ掛かった所かな?」と推測される箇所はありましたが、少なくとも話の前後が通じるようには編集されていました。しかし今回は話の流れすらつかめないような編集になってしまっており、これはひどいとしか言いようがありません……
その後、今度は故郷の揚州へと出向くことになり、麗春院での6人の美女との同衾シーンがあるわけですが、ここでも6人を並べて阿珂の服を脱がせようとするあたりでフェードアウトします。しかしロシアでの場面とは違って何があったのかは充分に察せられる展開となっており、まだまだ許容範囲ですね。
手籠めにされた女性の一人曾柔が泣きじゃくりながら韋小宝を罵り、「あなたのこと英雄好漢だと信じていたのに、こんなことをするなんて…… あなたも民間の婦女を我が物にする清の木っ端役人と同じよ!」というような至極ごもっともな台詞を発するシーンもあります(^^;)
で、『鹿鼎記』第32~37話まで見ました。
雲南から北京へと戻った韋小宝ですが、康熙帝から「君、福将なんだし神龍島を攻めちゃいなよ!」とおだてられ出征。しかし教主夫人蘇荃の計略にまんまと引っ掛かって囚われの身となり、遼東を経てロシア領内へと逃亡。そこでピョートル大帝の姉のソフィア皇女と出会って何だか怪しげな雰囲気になったところで、その後ののロシアでの展開が丸々すっ飛ばされて再び北京へ……
これまでも「ここが当局の検閲に引っ掛かった所かな?」と推測される箇所はありましたが、少なくとも話の前後が通じるようには編集されていました。しかし今回は話の流れすらつかめないような編集になってしまっており、これはひどいとしか言いようがありません……
その後、今度は故郷の揚州へと出向くことになり、麗春院での6人の美女との同衾シーンがあるわけですが、ここでも6人を並べて阿珂の服を脱がせようとするあたりでフェードアウトします。しかしロシアでの場面とは違って何があったのかは充分に察せられる展開となっており、まだまだ許容範囲ですね。
手籠めにされた女性の一人曾柔が泣きじゃくりながら韋小宝を罵り、「あなたのこと英雄好漢だと信じていたのに、こんなことをするなんて…… あなたも民間の婦女を我が物にする清の木っ端役人と同じよ!」というような至極ごもっともな台詞を発するシーンもあります(^^;)
河添房江『光源氏が愛した王朝ブランド品』(角川選書、2008年3月)
前に読んだ『源氏物語と東アジア世界』の著者による新著で、ネタもかなりの部分が重複しています(^^;) 前著では唐物と王権との関係といった抽象的な議論よりも、毛皮とか陶磁器など具体的なモノに関する話の方を面白く読んだのですが、今回はまさにこのモノに関する話を膨らましたものです。
『枕草子』や『うつほ物語』など他書での唐物の評価や扱われ方の比較が随所に盛り込まれているのが、今回の特徴でしょうか。
春名徹『北京 ―都市の記憶』(岩波新書、2008年4月)
少し前に読んだ中公新書の『北京』が北京の都市計画や社会問題などを論じているのに対して、こちらは北京のガイドブックのような作りになっています。立ち位置としては林田愼之助『北京物語』に近いですね。個人的にはうちのブログで散々ネタにしたこともあって、故宮のスタバの話に目が釘付けになっしまいましたが(^^;)
前に読んだ『源氏物語と東アジア世界』の著者による新著で、ネタもかなりの部分が重複しています(^^;) 前著では唐物と王権との関係といった抽象的な議論よりも、毛皮とか陶磁器など具体的なモノに関する話の方を面白く読んだのですが、今回はまさにこのモノに関する話を膨らましたものです。
『枕草子』や『うつほ物語』など他書での唐物の評価や扱われ方の比較が随所に盛り込まれているのが、今回の特徴でしょうか。
春名徹『北京 ―都市の記憶』(岩波新書、2008年4月)
少し前に読んだ中公新書の『北京』が北京の都市計画や社会問題などを論じているのに対して、こちらは北京のガイドブックのような作りになっています。立ち位置としては林田愼之助『北京物語』に近いですね。個人的にはうちのブログで散々ネタにしたこともあって、故宮のスタバの話に目が釘付けになっしまいましたが(^^;)
『鹿鼎記』第26~31話まで見ました。
前回に引き続いて鄭克塽に嫌がらせを仕掛ける韋小宝。たまたま出会った同僚の多隆や沐王府の呉立身らを言い含め、鄭克塽に難癖つけさせてボコらせることに。わざわざ韋小宝の恋路のために猿芝居をしてくれる彼らは実にいい人たちだと思いました(^^;)
さて、宮廷に戻った後も休む間もなく今度は康熙帝の妹の建寧公主を呉三桂の息子の呉応熊のもとに送り届けることになりますが、さすがに韋小宝が公主と愛人関係になるという描写はボカされてますね。ただ、呉応熊がドサクサに紛れて建寧公主にアレをアレされてしまうという展開はきっちりありました。このエピソード丸ごと無かったことにされてしまうんじゃないかと危惧してましたが……
で、雲南平西府到着後に唐突に陳円円と死んだはずの李自成が登場するわけですが、最初に梁朝偉主演のドラマ版を見た時に(原作より先にこちらのドラマ版の方を見てました)、順治帝だけでなく李自成も生きてたことになっているのに随分と驚き、金庸先生の「話が盛り上がれば何でもええんや!」と言わんばかりの節操の無さに呆れたもんであります(^^;) そして陳円円の愛をめぐり、呉三桂と李自成とが激突。
この呉三桂を演じるのは、ドラマ版『笑傲江湖』の左冷禅の中の人です。ちなみにこの人、この間まで見ていた『王昭君』では呼韓邪単于を演じてました。
前回に引き続いて鄭克塽に嫌がらせを仕掛ける韋小宝。たまたま出会った同僚の多隆や沐王府の呉立身らを言い含め、鄭克塽に難癖つけさせてボコらせることに。わざわざ韋小宝の恋路のために猿芝居をしてくれる彼らは実にいい人たちだと思いました(^^;)
さて、宮廷に戻った後も休む間もなく今度は康熙帝の妹の建寧公主を呉三桂の息子の呉応熊のもとに送り届けることになりますが、さすがに韋小宝が公主と愛人関係になるという描写はボカされてますね。ただ、呉応熊がドサクサに紛れて建寧公主にアレをアレされてしまうという展開はきっちりありました。このエピソード丸ごと無かったことにされてしまうんじゃないかと危惧してましたが……
で、雲南平西府到着後に唐突に陳円円と死んだはずの李自成が登場するわけですが、最初に梁朝偉主演のドラマ版を見た時に(原作より先にこちらのドラマ版の方を見てました)、順治帝だけでなく李自成も生きてたことになっているのに随分と驚き、金庸先生の「話が盛り上がれば何でもええんや!」と言わんばかりの節操の無さに呆れたもんであります(^^;) そして陳円円の愛をめぐり、呉三桂と李自成とが激突。
この呉三桂を演じるのは、ドラマ版『笑傲江湖』の左冷禅の中の人です。ちなみにこの人、この間まで見ていた『王昭君』では呼韓邪単于を演じてました。