『大秦帝国之縦横』第17~22話まで見ました。
蘖桑の会盟が失敗に終わり、その責任を取って秦の相国を辞任した張儀は故国の魏へと赴きます。そして魏に仕官するべく相国の恵施や魏の恵王と面談し、すんなりと魏の相国に任命されることに。で、朝堂で「親秦・盟楚・拒斉」すなわち秦・楚と連繋し、斉と対抗するという外交方針をぶち上げます。このあたりで何だか怪しいなあと思ってたら、張儀の辞任と魏への仕官は、彼と秦の恵文王が仕組んだ言わば「苦肉の策」であることが明らかに(^^;)
しかし楚と盟約を結ぶ段階で、楚側が魏から人質として送り込まれていた公子高を魏の太子とするよう要求し、魏の恵王も取り敢えずその要求を呑むふりをしようとしますが、ここで何かの拍子で本当に太子の座を奪われることになってはかなわないと、太子嗣が猛反発。彼自身も秦の人質の身から兄を蹴落として太子の座を獲得した経緯があるのでした。太子嗣は帰国した公子高を殺害したうえ、父王が病気だとして幽閉、自ら監国となります。心労で本当に病の床に着いた恵王も、もうこいつに任せるしかないと譲位を認め、そのまま病没。魏王となった嗣がすなわち襄王です。
この前後に犀首によって「苦肉の策」が見破られ、張儀は相国罷免のうえ投獄。そして魏が斉軍と戦っている秦軍を背後から攻めて窮地に追いやり、秦から補償を求められると土地を割譲する一方で、犀首が魏・韓・趙・楚・燕の五国の相国となり、合従策を完成させて五国連合で秦を攻めることに。
ここで張儀が釈放されることになりますが、「やっぱ殺しとくか」と魏からの追っ手に襲われたところで通りすがりの山賊に助けられます。この山賊も身代金の獲得が目当てで張儀を救出したという次第ので、そのまま山賊のアジトに連行されますが、ここで山賊の女首領が東周の昭文君の妹姫狐であることが判明。いいところのお嬢さんであるせいか、どこからともなく荘周先生(すなわち荘子)をスカウトして山賊たちに講義させたりしています(^^;) ちなみに姫狐の義弟で山賊の副首領が魏冉。後の秦の穰侯ですね。『史記』では宣太后すなわち羋八子の異父弟ということになっているのですが……
秦に帰国することになった張儀は、姫狐・魏冉も同行させて秦に滞在させることにし、自分は相国に復帰。早速合従策からはみ出たかつての敵国斉との連繋を図ったりと工作に励んでおります。そして武器工房の職人兼炊事係として若い頃の白起が登場。『大秦帝国』シリーズでは第3部の主要人物ということですが、今作第2部では一兵卒の身から恵文王・張儀らにその才覚が見出されていく過程が描かれるようです。
蘖桑の会盟が失敗に終わり、その責任を取って秦の相国を辞任した張儀は故国の魏へと赴きます。そして魏に仕官するべく相国の恵施や魏の恵王と面談し、すんなりと魏の相国に任命されることに。で、朝堂で「親秦・盟楚・拒斉」すなわち秦・楚と連繋し、斉と対抗するという外交方針をぶち上げます。このあたりで何だか怪しいなあと思ってたら、張儀の辞任と魏への仕官は、彼と秦の恵文王が仕組んだ言わば「苦肉の策」であることが明らかに(^^;)
しかし楚と盟約を結ぶ段階で、楚側が魏から人質として送り込まれていた公子高を魏の太子とするよう要求し、魏の恵王も取り敢えずその要求を呑むふりをしようとしますが、ここで何かの拍子で本当に太子の座を奪われることになってはかなわないと、太子嗣が猛反発。彼自身も秦の人質の身から兄を蹴落として太子の座を獲得した経緯があるのでした。太子嗣は帰国した公子高を殺害したうえ、父王が病気だとして幽閉、自ら監国となります。心労で本当に病の床に着いた恵王も、もうこいつに任せるしかないと譲位を認め、そのまま病没。魏王となった嗣がすなわち襄王です。
この前後に犀首によって「苦肉の策」が見破られ、張儀は相国罷免のうえ投獄。そして魏が斉軍と戦っている秦軍を背後から攻めて窮地に追いやり、秦から補償を求められると土地を割譲する一方で、犀首が魏・韓・趙・楚・燕の五国の相国となり、合従策を完成させて五国連合で秦を攻めることに。
ここで張儀が釈放されることになりますが、「やっぱ殺しとくか」と魏からの追っ手に襲われたところで通りすがりの山賊に助けられます。この山賊も身代金の獲得が目当てで張儀を救出したという次第ので、そのまま山賊のアジトに連行されますが、ここで山賊の女首領が東周の昭文君の妹姫狐であることが判明。いいところのお嬢さんであるせいか、どこからともなく荘周先生(すなわち荘子)をスカウトして山賊たちに講義させたりしています(^^;) ちなみに姫狐の義弟で山賊の副首領が魏冉。後の秦の穰侯ですね。『史記』では宣太后すなわち羋八子の異父弟ということになっているのですが……
秦に帰国することになった張儀は、姫狐・魏冉も同行させて秦に滞在させることにし、自分は相国に復帰。早速合従策からはみ出たかつての敵国斉との連繋を図ったりと工作に励んでおります。そして武器工房の職人兼炊事係として若い頃の白起が登場。『大秦帝国』シリーズでは第3部の主要人物ということですが、今作第2部では一兵卒の身から恵文王・張儀らにその才覚が見出されていく過程が描かれるようです。