『清平楽』第6~10話まで見ました。
仁宗の生母が李宸妃(李蘭恵)であることは民間にも知り渡り、更には劉太后が彼女を毒殺したという謡言が広がまります。仁宗は謡言を打ち消すため、太医に李宸妃の遺体を検査させ、毒殺でないことを証明させます。そして晏殊は長年仁宗の側で仕えながら実母のことを知らせなかったということで、地方に飛ばされます。この一件を収めるには誰かしらの責任を問う必要があるということでしょうね。
これで何とか一件落着と思いきや、今度は仁宗が郭皇后を後宮を取りまとめる器ではないと廃しようとしたことから、范仲淹らが反対運動を繰り広げます。それを何とか押さえ込み、呂夷簡ら重臣の意見を容れ、後任の皇后に才女として知られ、建国の功臣曹彬の孫ということで身分的にも申し分のない曹丹姝を入内させることに。
曹丹姝はドラマ的にもヒロインという位置づけになるようです。これまでも男装して范仲淹のもとで学問を修めたり、神仙趣味で女性に興味のない李植と結婚させられ、新婚初夜に三行半を書かせて実家に戻ったりと、ちょいちょい出番がありました。曹丹姝の方は以前から仁宗にぞっこんなのですが、仁宗の方は形ばかりの夫婦と割り切っており、新婚初夜に床を共にすることすらなく、彼女は失意の日々を送ります。
曹丹姝はそれでも懸命に皇后としての務めを果たそうとします。彼女は仁宗に、廃后となった後は宮中を追われていた郭氏を呼び戻して賢妃の地位を与え、苗心禾ら3人の妃嬪たちも昇格させるよう提案し、容れられます。
ところがこれに宰相の呂夷簡が反発。曹丹姝に政治的識見があると見るや、「皇后には章献太后(劉太后)の風がある」と警戒。劉太后は生前重臣たちから第二の武則天になるのでは?と警戒されていたのでした。郭浄妃(廃后の後の封号)は呂夷簡の意を受けた者により毒殺され、呂夷簡は苗心禾らの昇格に反対したのみならず、曹丹姝を弾劾します。
これにまたも范仲淹が反発。仁宗に「百官図」を献上し、呂夷簡が朋党を形成して我が物顔に振る舞っていると弾劾します。しかし仁宗は范仲淹の方を宮廷から退けて地方に飛ばす決断を下します。かわりに晏殊を都に呼び戻し……というあたりで次回へ。宮廷物であると同時に、晏殊・范仲淹な北宋仁宗朝を支えた名臣たちの物語でもあるという話の構図が見えてきました。
仁宗の生母が李宸妃(李蘭恵)であることは民間にも知り渡り、更には劉太后が彼女を毒殺したという謡言が広がまります。仁宗は謡言を打ち消すため、太医に李宸妃の遺体を検査させ、毒殺でないことを証明させます。そして晏殊は長年仁宗の側で仕えながら実母のことを知らせなかったということで、地方に飛ばされます。この一件を収めるには誰かしらの責任を問う必要があるということでしょうね。
これで何とか一件落着と思いきや、今度は仁宗が郭皇后を後宮を取りまとめる器ではないと廃しようとしたことから、范仲淹らが反対運動を繰り広げます。それを何とか押さえ込み、呂夷簡ら重臣の意見を容れ、後任の皇后に才女として知られ、建国の功臣曹彬の孫ということで身分的にも申し分のない曹丹姝を入内させることに。
曹丹姝はドラマ的にもヒロインという位置づけになるようです。これまでも男装して范仲淹のもとで学問を修めたり、神仙趣味で女性に興味のない李植と結婚させられ、新婚初夜に三行半を書かせて実家に戻ったりと、ちょいちょい出番がありました。曹丹姝の方は以前から仁宗にぞっこんなのですが、仁宗の方は形ばかりの夫婦と割り切っており、新婚初夜に床を共にすることすらなく、彼女は失意の日々を送ります。
曹丹姝はそれでも懸命に皇后としての務めを果たそうとします。彼女は仁宗に、廃后となった後は宮中を追われていた郭氏を呼び戻して賢妃の地位を与え、苗心禾ら3人の妃嬪たちも昇格させるよう提案し、容れられます。
ところがこれに宰相の呂夷簡が反発。曹丹姝に政治的識見があると見るや、「皇后には章献太后(劉太后)の風がある」と警戒。劉太后は生前重臣たちから第二の武則天になるのでは?と警戒されていたのでした。郭浄妃(廃后の後の封号)は呂夷簡の意を受けた者により毒殺され、呂夷簡は苗心禾らの昇格に反対したのみならず、曹丹姝を弾劾します。
これにまたも范仲淹が反発。仁宗に「百官図」を献上し、呂夷簡が朋党を形成して我が物顔に振る舞っていると弾劾します。しかし仁宗は范仲淹の方を宮廷から退けて地方に飛ばす決断を下します。かわりに晏殊を都に呼び戻し……というあたりで次回へ。宮廷物であると同時に、晏殊・范仲淹な北宋仁宗朝を支えた名臣たちの物語でもあるという話の構図が見えてきました。