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失われた20年-ソフト業界は変わったのか? その13:1995年ごろ(6)

2007-10-06 23:31:14 | Weblog

20年位前、1980年代終わりごろから、最近まで、ソフト業界とかその周辺の変遷について、特にソフト開発の立場を中心に見て行く、土日シリーズ「失われた20年-ソフト業界は変わったのか?」その第13回目。

 今、1995~99年までについてです。今回は、そのころの開発方法論、その3 DOAとER図です。




■ウォーターフォールの欠点

 当時、ウォーターフォールは全盛だった。
 そして、DFDによって、開発の妥当性(検証可能性)についても、プロセスとそこにくるデータフローで確認できるようになり、DFDを使ったウォーターフォールは、論理的にも深みを増してきた。

 。。。が、致命的な欠点があった。

 ウォーターフォールは前の開発フェーズに戻ることはない。
 要求仕様がきまり、外部設計が決まり。内部詳細設計に入っているときに、要求仕様の変更は、基本的にできない。そーすると、開発が終了するまで、要求は直せなくなる。
 当時の世の中の動きから、これは大きな制約だった。




■データの構造に着目する

 そこで、まず、変わらないものをベースに考えようという話になった。
 このとき、プロセスは変わりやすいが、データ構造は変わりにくいということで、データ構造を解析するDOA(データ中心指向)が出てきた。

 DOAにおいて、データを分析する際、それを表現するものとして、ER図が使われた。

 データをエンティティ(と属性)とその関係という形で考え、それを図式化したものである。
 IDEF1Xが標準ということになる。

 エンティティは、DBのデータに相当し(リレーションも中にはテーブルになるものもある)、れレーションを外部キーであらわすことにより、RDBを表現できるので、これとDFDを合わせて、分析手法として、定着していった。

 とくにDOAによる開発方法としては、ER図とDFDを書き、(ER図のエンティティはDFDの入出力に現れるようにし、そのデータフローとプロセス間に矛盾がないことで)、仕様のチェックをして、ERのエンティティをテーブルに落とし、プロセスをプログラムで表現するという形ができてきた。




■のちの社会への影響-T字型ERの隆盛

 この後の話になるが、特に日本では、佐藤正美氏のT字型ER図により、DOAはさらに発展する。
 このT字型ER図は帳票から佐藤正美氏の説明する方法により、T字型ERに落とせるため、差詩集的には帳票によって情報伝達をするビジネス社会において、帳票をERに落とし込むことで、ビジネスの形が見える手法ということになる。

 まあ、そんなこんなでウケて、いまではDOA+として、存続している。




 一方、仕様変更の局所化(=>カプセル化)という方向も出てきて、これがオブジェクト指向につながっていき、97、8年ごろの九州大学病院の失敗へとつながっていくわけだが、これについては、次回書きたいと思う。


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有機ELテレビ。。って、まじっすかあ(@_@!)

2007-10-06 20:06:35 | Weblog

きれいで薄くて、いいのは知られているが、
たしか、大型化が難しいので、ケータイの画面くらいしか。。
って言われてたと思うんだけど、有機ELって。。

今日、CEATEC行ったら。。。

有機EL「テレビ」っすかあ。。
まじっすかああ・・・

すげー。。。

ネットで調べたら。。
ここ http://www.sony.jp/products/Consumer/oel/index.html

まじで、12月1日に発売するらしい。価格20万

SONY,すげーー



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