土日シリーズ「いろんなコンピューター言語の覚え方」、前回は、コンピューター言語の覚え方の手順をかきました。
大雑把には、こんなかんじ
(1)処理を開始するところについて、処理が終了するところについて
(2)処理で扱えるデータとその宣言の仕方について
(3)宣言したデータの処理方法
(4)制御文
(5)入出力処理
(6)複数の処理を作ってまとめる
きょうはまず、そのうちの一番初め、
「(1)処理を開始するところについて、処理が終了するところについて」
についてです。
■はじめに確認することは
言語を覚える際に、一番初めに確認することは書式です。
・まず、どの言語でも、コメントと、実行する部分の書き方があります。
・そして、実行する部分に関しては、
FORTRANなどのように、書く桁が決まっているものもあります。
COBOLの場合は、見出し部、環境部、データ部、手続き部の4つのDIVISIONと
その中にSECTIONがあるものもあって、たいてい、書き方が決まっています
クラスのあるJavaなどの言語は、クラスとメソッド、属性の書き方が決まっています
そうでないCのような言語は、関数と変数の書き方が決まっています。
Perl、BASIC、シェルスクリプトなどは、実行文を上から実行します
というように、各言語において、正書法といいますか、実行文の大体の書き方が決まっています
ので、それを覚えます。
・さらに、それらの実行文を実行するとき、
FORTRANは上から(FORMAT文が先頭に来た場合は、そこの部分はとばされるけど)実行し
STOPで止まります(プログラムの終わりにENDがはいる)
COBOLの場合は、手続き部(PROCEDURE DIVISION)の上から行い、STOP RUNでとまります
Javaは、実行時に実行するクラスを指定し、そのクラスの
public static void main(String args[])を実行します
Cははじめに、main関数を実行します
Perl、BASIC、シェルスクリプトなどは、実行文を上から実行します
というように、プログラムの一番初めに行うところを確認します。
■HelloWorldの意義
このように、言語を覚えるには、まず、
・処理の書き方(書く場所など)―まず、一例文でよい。こまかいのは、あとで
・コメントの書き方
・実行開始ポイント・終了箇所
を確認する必要があります。
でも、それをマニュアルで確認してもわかりにくいです。
そこで、上記のエッセンスをまとめて書いたものとして、HelloWorldを出力するサンプルプログラムで、上記の感触をつかむことになります。
次回は、「(2)処理で扱えるデータとその宣言の仕方について」について