スラッシュドットでも取り上げられたので、いまさら感めちゃくちゃあるけど・・・
ここ
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news045.html
について。
3年前なら、この手の話には、梅田望夫氏に同調する人も多いかもしれないけど、今、この手の話しをしてもねー。
ま、無視されず、話題になったってことで、梅田氏にとっては成功なのかもしれないけど・・・
そもそも、ネットって、手段なのよね。だから、それをどのように利用するかっていうのは、目的や社会環境によって大きく違う。
アメリカの場合、距離的に離れているので、直接話すという機会は日本よりも大変。
だから、論文を議論するとか、ネットで求人とかの話も、日本よりも活発なんでしょうね。
一方、日本の場合は、いまでこそ、さすがに隣の人がメールでいろいろ書いてきても、(それこそ論文を議論しても)おかしいと非難することは少なくなったけど(デモまだいるのよねー。そーやって非難して、時間をふりまわすやつ。家に帰ってプリントアウトしてみることもあるんだから、急用じゃなかったら、メールにしてよ!ハリウッドの法則(私を呼び出すな、必要なら私から呼び出す)ですよ)、それでも、まだ直接会うという文化は強いし、パソコンよりも紙のほうが流通も可読性も上という話が、とくに論文を議論するような、お年寄り(失礼!)のかたに、多いことはたしかだよねえ・・・
結構、お年の先生方には、パソコンで議論するっていうのは、疲れて好きじゃないって言う人も、多いみたいですね(と、他人事のように行って、若いふりをする ^^;)
日本は、まだ紙を使って、人と直接会って・・・というほうが、楽だし、さらに信用できると考える人がおおいんじゃないかしら。それなので、梅田望夫氏が表現する「上」(って、どこが上だか、よくわかんないけど)のほうは、信用第一なので、コンピューター自体の浸透がまだまだなんじゃないかしら?
日本の場合は、それより、サブカルチャ的なものでインターネットが広まりましたよね。
これは当然な話で、インターネットっていう通信形態は、結構(便利だけど)不安定な面も、昔は、あったわけで、そーなってくると、個人的に利用するほうが、多くなってくる。
梅田望夫氏や、それを支援する人たちは、ウェブ進化論によって、日本はWebが進んできたって考えてるかも知んないけど、まー、ふつー、その文化を考えると、むしろ、それ以前に、日本では、パソコン通信(NIFTY,PC-VAN,TokyoBBS)あたりから、サブカルチャ的コミュニティに通信を使うことがはやってきて、その波が、まぐまぐを経て、ホリエモンが率いていたライブドアBlogに行き(はやった理由はアダルトBlogがあったから)、それが発展した・・・っていう感じじゃないかしら。
なので、アメリカと日本では、Webに求めているものが違うし、発展形態も違うし、そもそも、広い国土で大量の書いてある文書情報から議論しなきゃいけない国と、狭い国土で、会えばわかる。以心伝心の国じゃ、通信手段や、その利用の仕方も異なるのが、当然といえる。
で、日本のWebの発展だが、それは、スティーブジョブスの講演なんかででてくる、stay foolishのfoolish的なもん(気象予報士の石原義純が、ブラックバラエティの四葉のむこうというドラマで、「ばかは嫌いじゃない」というせりふを言ったけど、その「ばか」)が発展していったかんじで、サブカル的なものが中心になった。
で、同時に、放送局の権威や面白さが軽減して言った。その結果放送局が。。。ってことで、最終的に、「スナッコまこ」を目指しているっていう話になるんだけど、そこまで書くと、さらに長くなるので、ここできります。