昔Linux Japanという雑誌を出していて、社長の窪田氏が、LASER5 Linuxのディストリビューションをやっていた(今はLaser5という会社自体ないが)、五橋研究所が、
CRM市場に参戦するそうだ(-_-;)
五橋研究所、オープンソースのCRM/SFAソフト「vtiger」のサービスを開始
http://sourceforge.jp/magazine/09/09/17/1114225
CRM市場は、まさに、飽和状態といえよう。
商用のsalesforceがあって、フリーのSugarCRM(ただし、コミュニティ版がフリーなだけだけど)があるだけで、十分かと思うけど、ここにオラクルが参戦したり、マイクロソフトもDynamicsとかいうCRMを抱えていたりと・・・
ここまでCRMを押してるところが多いのも、この手が、ASP化、SaaS,クラウドの話題に絡め易いということにあると思う(ただ、欠点として、CRM入れたら、それだけの利益が出るかと冷徹に考えると・・・)。
でもね、この市場、瞬間蒸発する可能性もあるのよ。
つまり、前に書いたかなあ?アプリケーションは、多くは
・非定型業務- 検索・データ分析
・定型業務 - 業務
マスタメンテ
の3つにわかれる。そして、業務以外は、テンプレート化できる。
業務もいろいろに分かれているが、
顧客管理
仕入先管理
従業員管理-労務管理
販売管理-受注、入金、納品、請求、在庫(:入出庫商品管理?)、
発注(仕入管理?)
商品管理
財務管理
に商業の場合、分かれ(製造業はこれに製品管理が入る)、さらに、それを詳細にわけると、ひな形が作れる(実は、マスタメンテのカスタマイズ化にすぎない)。
ということは、
それらのひな形を提供し、
そこから選んで、多少のカスタマイズができる機能と
マスタメンテ作成、データ分析作成機能
を提供してしまうと、すべての業務を提供するERPソフトが、SaaSでも(ASPでも)アプリでも提供できることになる。
これが出てくると、CRMは、たんなるこれのサブセットになってしまう。
たぶん、CRMという項目を選択すると、いくつかの機能がグループ的に入ってきて、そっから、どれを選ぶという世界
ただ、こういう製品を作るには、
ある程度の理論的背景と
それにお墨付きをつける機能
が必要になってくる。
Accessにも確かにテンプレートはあるけど、これの理論的背景がないし、お墨付きも付いていない。なので、カスタマイズの余地は、どこまであって、どーするのがいいのかが、恣意的になってしまうし、売っていくにはマーケティング的によわい。
このうち、理論的背景は、実は、業務フローの分析から出てくる
ということは、ご想像がつくと思うが、UML等各種ダイアグラムのエラーチェック体系化(その32:業務流れ図→プログラム)の後に続いてくる話になってくる。
で、問題は、どーいうテンプレート、つまり、
顧客管理
仕入先管理
従業員管理-労務管理
販売管理-受注、入金、入出庫、発注、納品、請求
商品管理
財務管理
について、提供していき、それに、お墨付きをつけるかだが、
一番簡単なのは、いまのパッケージがそのまま、SaaSになるパターン(PCAとか、奉行シリーズとか)っていうのと、
もう一つは、たとえば、 中央総合研究所(中小企業診断協会 東京支部 中央支会中心の診断士のあつまり)あたりが、そーいうのを出すということがかんがえれる。
ま、ウィリアムのいたずらがブログに書いても、それを元に本を出版しようなんて言う奇特な出版社はあるわけないので、お墨付きはつかない(ただ、それをみて、どっかの大手SIerが、しらっと出してきた場合は、そのSIerのブランドでお墨付きがつくということはあるが。。。たとえば、NTTデータや富士通、NECなどが出した場合)
この手の話が、今後このブログで展開されていき、公知のものとなり、ERPのSaaS化っていう話が出てきてしまうと
・・・CRM市場は吸収されてしまう。
その市場を狙っていっても・・・どーなんだろーねー