説明しなきゃなんないので、まとめてみる。
■手順
1.文章の、名詞、動詞を切り分ける
2.名詞のものについて、クラス、属性等振り分ける
3.足りない名詞を補う
4.動詞からメソッドを作る
5.クラス図に書く
■1.文章の、名詞、動詞を切り分ける
与えられた文章の、名詞に緑、動詞にピンクなどという具合に色をつける。
■2.名詞のものについて、クラス、属性等振り分ける
まず、色をつけた名詞について、
1ヶ月、1リットルのように、量を示すものは除く
それ以外のものは、とりあえず、以下のようにあげていく
ただし、重複しなくてよい。
種別については、
・クラス
・属性
・オブジェクト
・複合概念
がありえる。
クラスは、事物として存在するもので、たいてい属性があり、なかったとしても、IDをふって、管理することが可能である(管理する必要がないなら、メソッドか、計算式で求まらないか?と疑う)
属性は、値を示すもので、数字、文字など基本型で表現できる、
オブジェクトはクラスに対して具体的な値が入ったものである(携帯電話会社はクラス、ソフトバンクはオブジェクト)
複合概念は、「親子関係」とか、「会社従業員」とかいくつかの概念(クラス、属性、オブジェクト)が一緒に混ざってしまったようなものである。
これらもまとめていく。
■3.足りない名詞を補う
そうすると、以下の網掛けのところのように、属性や、オブジェクトに対する
クラスがなかったりするので、追加する。
これでクラスはとりあえず完成
■4.動詞からメソッドを作る
「1.文章の、名詞、動詞を切り分ける」で色をつけた、動詞をならべる。
このとき、以下のように、対応するクラスも書く。動詞そのものをメソッド名
にしたくないときは、メソッド名も書く
クラスは、動詞の主語、ないしは目的語など、関連したものになる
(使用する→携帯電話を使用する→携帯電話がクラス)
ただし、
・適当なクラスがない
・その動詞を名詞化することができる
・永続性が求められる
→なんらかの紙(ただし作業用の紙でない)を出力する場合
例:注文(注文書)、請求(請求書)
動詞を名詞化したものをクラスにして、そのなかにメソッドを定義する
請求する→請求クラスの中に、請求する(ないしは実行する)をつくる
この場合、3で作成したクラスの中に、追加する。
また、「構成する」「ある」「である」など、構成等を示す動詞(何かが動くものではないもの)は、この時点で、メソッドのところにXをつけて、はずす。
■5.クラス図に書く
3で出来たものの、クラスを図にする。
クラスの中に3の属性や、4のメソッドを追加する。
このとき、AクラスのID(相当)が、Cクラスの中にも存在する場合は、
Cクラスと、Aクラスの間に関係を引き、ロール(本来、属性名にしたかったもの)を書く。
AクラスのB属性が、Cクラスにも出てくる場合、そもそも、Bは、独立したクラスではないかと
疑ってみる(そうじゃないことも多々ある。念のためにチェック)
こんなかんじでいいかな?