令和3年10月15日(金)
岡崎・大樹寺
先日(10月11日、月)の岡崎城に次いで、「岬句会」の吟行の続編です。
徳川家康の菩提寺である「大樹寺」吟行での記述です。
岡崎・大樹寺
岡崎城から北へ2km、徒歩なら20分程の所に、家康の菩提寺「大樹寺」
がある。此処には徳川氏(松平氏)歴代当主の位牌が安置されている。
1467年(応仁元年)、安城松平家当主の松平親忠が、合戦の死者を弔
う為に千人塚を築いたが地震動で崩れ、疫病が蔓延した。
1475年(文明7年)、松平親忠は戦死者供養の墓を建て、大樹寺を
建立した。 後に松平家の菩提寺とした。
1535年(天文4年)、岡崎松平家当主の松平清康により、岡崎に
大樹寺を再興され、一層方形・二層円形の多宝塔が建立された。(現在
国の重要文化財に指定)
鐘楼
1602年(慶長7年)勅願寺となる。(勅願は国によって鎮護国家の
玉体安穏のため建立した寺、東大寺、大安寺、薬師寺等がある)
徳川家康の死(1853年)後、遺言に従い、位牌がおさめられた。
以降、歴代徳川将軍の等身大の位牌が大樹寺に収められている。
歴代将軍の位牌の身長
①家康:159cm、②秀忠:160cm、➂家光:157cm
④家綱:158cm、⑤綱吉:124cm、⑥家宣」156cm
⑦家継:135cm、➇吉宗:155cm、⑨家重:151cm
⑩家治:153cm、⑪家斎:157cm、⑫家慶:154cm
⑬家定:150cm、⑭家茂:152cm
※綱吉と家継は体が弱かった所為か、身長が低いようである。
※大樹寺の三門の前に大樹寺小学校が在り、其処から真直ぐ南を
見ると、岡崎城が見える。三門を通して城が見える様に寺を築い
たのは、徳川の気概なのかも知れない。
今日の1句(俳人の名句)
淋しさに飯を食ふなり秋の風 小林 一茶
次回は、岡崎八丁味噌蔵の見学を、、、、、