goo blog サービス終了のお知らせ 

遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ナナカマド

2021-10-20 16:41:47 | 日記

令和3年10月20日(水)

七 竈 : ナナカマド

バラ科の落葉高木で山地に自生する。 高さ10m。

初夏5月から7月頃にかけ小さな白い花が多数咲く。

葉は互生し、羽状複葉で5~7対の細長い小葉が向き合う。

葉の長さは15~25cm、幅は1~2.5cmの長楕円

状波針形で先は尖り、小葉には細かい棘がある。

果実は直径5~6mmの球形の実は、晩秋になると葉と伴に

次第に赤く色づく。

晩秋の紅葉は美しいがそれ以上に真っ赤な実は、ハッとする

程美しく見事である。小豆粒位の実の一つ一つがふさふさと

集まって、重そうに垂れ下がる。

実が赤く熟すると、ツグミなどの鳥が啄みにやってくる。

果実にはシアン化合物が多く含まれ、鳥には大丈夫の様だが

有毒で、多量に食すると人には有害となる。

(北海道等の一部では、ジャムとして加工されている。)

ナナカマドの語源は、「七度カマドに入れも燃えにくい」と

いう説からといわれるが、実際にはナナカマドの薪はよく燃

えるとも言われる。

他に、ナナカマドの木炭は火力が強く、これを作るのには、

七日間炭焼きのカマドに入れて置く必要が在った事から「七

日カマド」と、言われたとの説も在る。

七竈の木は、木材は堅く細工物に、樹皮は染料に、実は果実

酒や、ジャム等に加工される。

 

鶴舞公園のナナカマドの実や葉が、早くも色付き始めた。

散策する人が増え、葉の色つくのを眺め、少しではあるが

落葉を踏みしめてゆっくり晩秋を楽しんでいる、、、、、

 

今日の1句

七かまど実も葉も少し赤ら貌   ヤギ爺