遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

秋 思

2021-10-18 16:30:18 | 日記

令和3年10月18日(月)

秋 思 : 秋さびし

秋の頃の思いである。 

秋になるとそれ迄の勢いよく茂っていた草木も少しずつ凋落の

色を見せ始め、木立の中を歩くと秋風が吹き人恋しげに纏わり

つく。 憂いを含んだ淋しい思いがする。

大気は冷え、人故知らぬもの悲しさに駆られてくるようだ。

秋思は春愁に対する季語であるが、現代人の心理がより微妙な

陰翳を深める。 その心情を託す季語といわれている。

菅原道真公が配流の地、大宰府で詠んだ詩が「秋思」の解説書

に記述されている。

「去年の今夜清涼に侍す、秋思の詩篇独り腸(はらわた)を断つ」

語訳:『去年の今夜は清涼殿の宴で、お傍にはべらせて頂きました。

秋思というお題で私が詩を詠んだこと、、思い出すとはらわたが

引きちぎられそうです。あの時いただいた御衣は今もここに御座

居ます。毎日捧げもっては、あの時の残り香を拝しております。』

大阪の「天満宮」で、毎年陰暦の8月15日に「秋思祭」が行われ

るが、この菅原道真の詩句により名前が付いたと言われている。

 

今朝の列島は、一足早く真冬並みの寒さであった。

朝刊を取りに玄関の戸を開けると、一気に冷気が入り込み、、

慌てて布団に潜りこむ。

紙面は早くも衆院選の大見出し、、、与野党伯仲、自民苦戦、

ばら撒き選挙等と囃し立ている。(安倍、菅隠しとも、、)

亦、「本日、眞子様の相手の小室圭さんが秋篠宮家にご結婚の

挨拶へ、」というニュースも在る。(駆落ち婚に挨拶かア?)

ロシアでは、一日のコロナ感染者数が3万人を超えたようで、

そんな中、日本では429人で、ウチ東京40人、大阪71人、

名古屋29人と減少、、先ほど今日の東京は29人との発表。

日本ではコロナワクチンの効果が表れ始めたようで、アメリカ

やロシアではコロナワクチンを拒否する人が多いと聞くが、、、

そんな中、冬場を迎えインフルエンザの流行の恐れが在るとの

ニュースがある、、、、。

秋は、、これから冬を迎えるにあたり、暗く寂しい思いがある。

人それぞれであるのだが、、、、、

 

今日の1句

秋寒や物音絶えし妻の留守   ヤギ爺