令和4年2月3日(木)
節 分 : 豆撒き
本来は、二十四節気の気候の移り変る立春・立夏・立秋・立冬
の前日の総称である。
それが次第に立春の前日の年越しの夜を指す様になった。
立春の前日に冬と春との分かれ目、旧年中の厄払いをする。
豆を撒く年越し行事は、文武天皇の御代からはじまる。
二十四節気は立春から始まり、「大寒」を以って一巡するが、
その大寒の最終日が「節分」で、翌日が立春なので待ちに待っ
た新しい春を迎える喜びに浮き立つ気分がある。
この夜、邪気を追放させるために家々では戸口や窓に、焼いた
鰯の頭と柊の枝を挿したり、鬼打ち豆と称して炒った豆を撒き
亦、自分の年の数だけ豆を食べる習慣がある。
豆撒きは、宮中で行われた「追儺式」に起源を持つと言われる。
追儺式では、殿上人が鬼に扮した舎人を追い回し、桃の弓に葦
の矢を番えて射たという。大晦日に行われていたが、いつの頃
からか追儺式と節分の豆撒きが一体化して、今日の形になった
という。
今年の恵方は北北西、尾張四観音の一つ「甚目寺観音」となる。
この豆撒きは近年、神社仏閣が大々的に取上げて、人気力士や
役者などが年男となって裃を着け、参拝客に撒く様になった。
立春に祝福の神々を招こうとするのである。
大須観音
大須観音、七福神行列はコロナで中止(3年前の画像)
亦、最近では「恵方巻」が全国区として定着してきた様である。
ここ数年、名古屋の「ド派手な恵方巻」が話題になっている。
各デパートや洋菓子やまでが参戦し、挙っている。
今年の恵方巻の幾つかを紹介します。
黄金海苔巻き
海老姿巻き
ケーキ・ノワール
サンドイッチ巻
特に目に付いたのが、「黄金海苔巻」「海老の姿巻」洋菓子の
「ケーキ・ノワール」(洋菓子のケーキその物)、 その他に
「サンドイッチ巻」「超海鮮巻」等々、、、、、
我家もミーハー(私も)で、この日太巻きを食べる様に、、、
我家では、あり触れたごく普通の太巻きを買ってくる、、、、
我家の海鮮巻
我家のサラダ巻
然し、何時も思うのだがこんなどデカイのを、恵方に向かって
かぶりつくなんて、、、? 老二人小さく切って分けて食べる。
(ご利益なんて、、、あるとは思えないが、、、、、)
今日の1句
太巻きを咀嚼できずに只眺む ヤギ爺
※咀嚼 : そしゃく、噛みくだいてあじわうこと。