遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

白 梅

2022-02-12 16:45:20 | 日記

令和4年2月12日(土)

梅 : 白 梅

バラ科の落葉低木、中国原産で日本へは8世紀頃渡来した。

多数の園芸品種があるが早春、葉に先立って前年の枝の葉腋

に1~3個ずつ花を付ける。

梅には様々な品種があるが、白梅の方が紅梅より早く、毎年

1~3月頃に開花する。

 

五弁の花は香気が高く、平安時代に以降には特に花の香りを

賞で、詩歌にも詠まれるようになった。

万葉集では、梅の歌は萩に次いで人気が高く、春の花を代表

するものとなった。

詠み方も細やかで殊に匂いを多く詠む様になる。

花の色は白、薄紅、紅など、一重、八重咲き等と多種ある。

梅の中でも白色、一重の花を付ける野梅は最も多く分布して

居り、今でも多くの庭園、梅園などに植えられている。

 

梅一倫一輪ほどの暖かさ   服部 嵐雪

と、梅の咲き出す頃の季節感がよく詠みこまれたこの句は

梅の咲き初める頃を表し、親しまれる名句である。

 

ご近所のなどにも白梅が芳香を漂わせ、時折、小鳥の姿も

見られるようになった。

娘の家(一宮)の庭先にある、梅の老木にも白梅が、、、

 

名古屋城の東門(地下鉄名城線・市役所駅下車)を入ると

直ぐに二の丸庭園が在り、その前の径の左手に梅園が続く。

此処は、白梅が主で数は多くはないが今、咲き盛っている。

城内の彼方此方に、白梅、紅梅、枝垂れ、盆梅などが在り、

これから順に、春の馥郁とした香と花を楽しむ事が出来る。

(梅まつりは、コロナの影響で行われていない)

そろそろ(3月)、平針農業センターの「枝垂れ梅」も見頃

を迎える。

 

今日の1句

枝先にふるへ咲き初む梅二月   ヤギ爺