遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

満 作

2022-02-08 16:49:11 | 日記

令和4年2月8日(火)

満 作 : 金縷梅

マンサク科の落葉小高木 高さは3~6m

各地の山に自生し早春、葉に先立って黄色い線状の

捻じれた四弁花が枝いっぱいに咲く。

早春の山野に「先ず咲く」が訛ってマンサクという。

亦、枝枝に咲き満つことから満作(マンサク)との説

もあるようだ。

紐状の黄色い花が、稲の豊年満作を思わせるからとも

いわれている。

野の趣があり、花の時期が早いので季節感を重んじる

茶花として、生けることも多いようである。

蒴果は卵状球形(楕円形)で二つに裂け、光沢の在る

黒い種子をはじき飛ばす。

葉は菱状の楕円形で、縁には波状の鋸歯がある。

葉は吐血剤として使用される。

白鳥庭園では、池の畔の雪吊を背にして満作の花が

時折の風に、黄色の花をゆらしていた。

 

 

今日の1句

満作の細やかにはためける   ヤギ爺