令和4年2月8日(火)
満 作 : 金縷梅
マンサク科の落葉小高木 高さは3~6m
各地の山に自生し早春、葉に先立って黄色い線状の
捻じれた四弁花が枝いっぱいに咲く。
早春の山野に「先ず咲く」が訛ってマンサクという。
亦、枝枝に咲き満つことから満作(マンサク)との説
もあるようだ。
紐状の黄色い花が、稲の豊年満作を思わせるからとも
いわれている。
野の趣があり、花の時期が早いので季節感を重んじる
茶花として、生けることも多いようである。
蒴果は卵状球形(楕円形)で二つに裂け、光沢の在る
黒い種子をはじき飛ばす。
葉は菱状の楕円形で、縁には波状の鋸歯がある。
葉は吐血剤として使用される。
白鳥庭園では、池の畔の雪吊を背にして満作の花が
時折の風に、黄色の花をゆらしていた。
今日の1句
満作の細やかにはためける ヤギ爺