令和4年2月22日(火)
楤の芽 : うどもどき、鳥止まらず
楤は林道脇などの日当たりの良い山野に自生するウコギ科の
の落葉低木。
木の高さは2~5m、幹はあまり枝分かれせず真直ぐに立つ。
葉や茎に棘が在るので別名に「鳥止まらず」の異名がある。
春先に新芽が付く。 これを「タラの芽」という。
地方では、「タランボ」「オニノカナボウ」「タラッペ」など
と呼ばれている・
若芽は美味なので、昨今ではタラの木を栽培してその若芽を
全国に販売して居り、スーパー等で簡単に手に入る様である。
タラの芽の野生種は棘が多いが風味、香りが佳く美味である。
タラの芽の天婦羅
栽培種は棘の少ないものがあり、芽が大きく多く収穫出来る
が風味は、野生種に比し落ちる様だが安価で手に入り易い。
楤の木は、夏(8月頃)に枝先に長さ30~50cm程ある
複総状の花序をつけ、多数の白い小さな花を咲かせる。
花が落ちると、黒色球状の果実となる。
タラの木の樹皮は生薬として利用されている。
皮を煎じて飲むと、血糖値降下、健胃、整腸、糖尿病、腎臓
病などに効能が在ると言われる。
幹は、山椒のように「擂粉木」として利用される。
東山植物園、東谷山フルーツパークなどを散策していると
山林の日当たりの良い場所で、タラの芽を見つける事があり、
吟行仲間から歓声があがる、、、、、。
今日の1句
楤の芽に句どちの眼輝けり ヤギ爺