遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

蕗の薹

2022-02-20 16:29:59 | 日記

令和4年2月20日(日)

蕗の薹 : 蕗の芽

蕗はキク科の多年草、早春にいち早く地中から萌黄色の花茎

を出し、その外側は大きな鱗の様な濃赤紫色の葉で幾重にも

包まれている。 これが蕗の薹である。

ほろ苦い風味と香りが在り、蕗味噌や天婦羅などで食される。

雌雄異株で雄花は黄白色、雌花は白色。

日本の方言では蕗の薹を色々な呼び名があり、青森県の津軽

地方では「ばっけ」と言い、秋田県では「ばっけ」「ばんけ」

ばっきゃ」、山形県の庄内地方では「ばんけ」という。

亦、北海道のアイヌ語では「マカヨ」と言われるそうだ。

蕗の花期は、早春の葉が地表に出ないうちに花茎が伸びだす。

これを「蕗の薹」と呼ぶ。

蕗の薹は鱗状の苞葉で包まれて居り、茎先に散房状の多数の

頭花(筒状花)を付ける。 花茎は5~10mm程。

 

今年もまた蕗の薹が届いた。

ここ数年、岐阜の山地に出掛けることはなくなったが、

今頃になると必ず友垣から「便り」が届く。

年々、少なくなる友の近況、、、懐かしくも、寂しくも在る。

 

蕗の薹は灰汁が強く、肝毒性の強いペタシテン(アルカイド

の一種)が含まれているので、下茹でをして灰汁抜きをする

必要がある。 

重曹(塩でも良い)を加えた水を沸騰させて3分程茹でる。 

湯切りをし冷水に晒す、何度も水を替える。

後は冷蔵庫に保管して、都度、和え物・煮物・天婦羅等で

いただく。ほろ苦さと春の香が堪らなく美味しい、、、、、。

お浸し

 

天婦羅

 

 

 

今日の1句

友垣の里の便りと蕗の薹   ヤギ爺