遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

三椏の花

2022-02-26 16:43:34 | 日記

令和4年2月26日(土)

三椏の花 : 結香の花

中国原産で古くから日本に渡来している。

三椏の栽培は室町時代頃からといわれ、和紙の原料とし

ては「コウゾ」「ガンビ」が使われ、江戸の頃から三椏

が広く使われるようになった。

ジンチョウゲ科の落葉低木で、高さは約2m

葉は8~15cmの長楕円形

晩秋に落葉した後に枝ごとに一団の蕾を下向きに付ける。

翌年の2~4月頃になると葉より先に黄色の筒状の花を

咲かせる。

花は切花にし、枝皮は上質の和紙の原料となる。

枝が三叉する(みつまたとなる)のが特徴でこの名が在る。

12月頃から蕾を生い、小型の蜂の巣のような蕾のままに

越冬し、気温が高くなると開花が始まる。

花は花弁のない萼片が筒状に発達した無弁花で、先端は四

裂して、外面に白い綿毛が密生する。

アカハナ三椏の花

 

山野に自生し、日当たりの良い所より少し日陰になる木の下

辺りを好む。

花の少ない時期に咲き、庭木としても楽しまれる。

漢名は、「黄瑞香」(おおずいこう)といい、黄色い花咲く

沈丁花を意味する。

 

今日の1句

雨粒を貯め三椏の花かしぐ   ヤギ爺