令和4年12月3日(土)
湯豆腐 : 湯やっこ

豆腐を賽の目に切り、昆布を敷いた湯に入れて煮立て
醤油に薬味を入れたものを浸けて食べる料理。

湯豆腐の発祥の地は京都の南禅寺周辺とされている。

梅の花(名古屋)豆腐づくし、
豆腐は水に浸した大豆を引き砕き、その搾り汁を煮て
カスを取り,苦汁(にがり)を加えて凝縮させた食品。
安価で蛋白質が豊富な庶民的、健康的食品として庶民
の間で喜ばれている。夏の暑い時期には「冷奴」とし、
冬の寒い時期には「湯豆腐」として賞味される。

湯豆腐は鍋(土鍋が良い)の底に板昆布を一枚敷いて
賽の目に切った豆腐を入れて、煮立ったところを薬味
(葱やかつを節)を入れただし汁やポン酢に漬け食す。
手軽な料理でアッサリした味は、日本的な食品として、
外国で勤務した人達が帰郷した時に最も喜ばれる食品
の一つ。
何よりも冬の寒い時に、身体の芯から温まり「湯豆腐
でチョイトと一杯」等というサラリーマンの合言葉と、
これ程親しまれる安価な食べ物は他に思いつかない。
家庭で作る湯豆腐は、豆腐と一緒に白菜や鶏肉、白滝
等を入れて煮る「水炊き」に近い調理法のものも在る。

水炊き風、
亦、予め(あらかじめ)味付けした吸い物風」のつゆ
で豆腐を温め、其処へ薬味を投じてそのつゆと共に食
べるものは「煮やっこ」という。

煮やっこ、
江戸時代の「豆腐百珍」という料理本に、湯の代りに
葛湯を使う「湯やっこ」という料理が絶品だとして、
紹介されている。

湯やっこ(葛湯で煮込む)
今冬一番の冷え込みに、「今晩久しぶりに湯豆腐に
する、?」と、カミさんの一言。
「ウンそれでいい、手間かからんしね、、、」と私、
この一言にカミさん、「何ヨそれ、手抜きだと、、」
しまった、また一言多かった、、、、
私は、何も手抜きと思って居らず、(何時も料理する
のは大変、、ご苦労様)と思っているのだが、、、
感謝の言葉が言えず、、、(言葉足らず一言多い)

今日の1句
湯豆腐の煮えたつ頃に電話かな ヤギ爺