遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

炭 火

2022-12-12 15:54:47 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年12月12日(月)

炭 火 : 埋 火、消 炭

木炭のこと。 

炭俵、
火起こし器、


エアコンやストーブが現在のように普及していない頃には、
冬の暖房に欠かせないものであった。
機種・製法・用途によって種類は無数といってよい程ある。
硬炭・白炭など炭の性質により分けたり、雑丸・雑割・楢
丸・楢割・楓丸など原木の種類や形により分類したりする。
茶道で使う炭には、枝炭・花炭などがある。

ガスの炎などと比べると、木炭を燃やす炎には独特の趣が
ある。 炭火の色の柔らかさには風情がある。
熾きている最中の炭を「燠」(おき)という。
炭が白く灰になったのを「尉」(じょう)という。
火の着きが悪くて燻(いぶ)ったり、火が爆ぜて跳ぶのを
「跳炭」という。
ガスや石油などと違って、火の調節をし難い面もあるが、
火力を見ながら火の機嫌を伺ったり」、炭の火色そのもの
を楽しむことが出来る。

一概に情緒的とはいえないが、炭火には細かな表情がよく
見えて「温もり」が感じられる。

「囲炉裏」や「火鉢」などに日本文化独特の情感があり、
それには日本の冬の景がよく見て獲れる。
残念ながら、それらは一般家庭では見られなくなった。
我家でも、実家に帰っても囲炉裏は基より火鉢もない。

時折、冬の時節に旅をして鄙びた温泉旅館などに泊まる
と、先ず目にするのが囲炉裏端、、、、、何だかホット
した温もりがあり、湯上がりに休憩する小部屋などには
火鉢まで用意されている。
囲炉裏、
火鉢、

それらも普段利用するホテルや旅館等には見られない。

反面、居酒屋等にはブームの様に「炭火焼」を強調する
店が多く在る。

炭火を使う料理には、「焼肉」を始め、うなぎの蒲焼、
魚、鍋もの、バーべキューなど様々ある。

焼肉、

鰻の蒲焼、

焼き魚、
焼肉2,
鍋もの、


今日の1句

  

炭火爆ぜ鍋の支度を急かせらる   ヤギ爺