令和4年12月17日(土)
冬木立 : 冬 木
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冬枯れの木・冬の木で常緑樹もいうが、葉が落ちた木の方が
冬木のか感じがある。 「寒木」はさらに語感が強まる。
「俳諧歳時記栞草」に、「夏木立は茂りたるをいひ、冬木立
は葉の脱落したるさまなどいふべし」とあるように、立ち並
んで葉の落ちた寒々とした冬木の群れをいう。
「寒林」のような広がりのある冬木の群れでもなく、「冬木」
のように一本か数本のものでもない。
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道沿いに立ち並んだり、ひと固まりをなした枝の間に空が透
けて見えるような木立の群れをいう。
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俳人の名句
斧入れて香におどろくや冬木立 与謝 蕪村
※「一見枯れたように見える木の命を詠みとった名句」と、
俳人の鈴木貞雄(若葉主催)の句評(新日本大歳時記)
ここ数日の寒波と、それに伴う空っ風は凄まじく、みるみる
公園の樹木は飛び散って、木々は見る影もなく裸木となる。
落葉は片隅に降り積もり、落葉搔きの必要はなくなった。
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公園を訪れる人影はなく,寒々として遊具も寂し気である。
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木立の下に立つと、裸木の隙間からは空が透けて見えた。
時々、鳥達が小枝に停まるが直ぐに飛び立つ。お目当ての
餌(木の実)は跡形もなく、淋し気な気配、、、、、
今日の1句
人疎ら空垣間見ゆ冬木立 ヤギ爺
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