遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

賀状書く

2022-12-16 16:15:54 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年12月16日(金)

年賀状を書く 


賀状は新年の季題であるが、賀状書くは冬の季題である。
「新年の御慶めでたく申し納め候」と書いていたが、年賀
郵便が普及した明治末には、葉書向きの「謹賀新年」等に
なった。


11月になると「お歳玉付年賀ハガキ」が売る出されて、
暮れの忙しい中で暇を見て書き続けていく賀状の一枚一枚
には、様々な思いがこもるものである。

師走も早半ば過ぎ、今年もまた年賀状を書く時期が来た。
何をするでもなく、ボンヤリと窓の外を眺めて居ると、、
色々な声(音)が聴こえてくる。
遠いスピーカーから発せられる「〇〇商店街でーす、只今
歳末大売出し、xx旅行が当たる福引セール中でーす」
消防団は、「空気が乾燥しております。火の基には十分に
注意してください、」さらにけN警察署は、「何々詐欺に
ご注意ください、空き巣被害、自転車の盗難も増えてます」
そしていつものメロデーが、「毎度お騒がせします、此方
は灯油販売車です、灯油18リットル1990円、、、、」
本当に種々雑多、、何となく気忙しい、歳末真っ只中。

机の上には、昨年の賀状の山(其れほどでもないが)それ
と喪中ハガキ、、、一枚一枚、アレコレ思案を巡らす、、
取り敢えず、PCの賀状編集画面を呼び出す。



年々減り行く賀状の数、、友や親類の中にも喪中は増え、
最近ではスマホのメールやLINEのやり取りで、挨拶を済ま
せてしまう方が多いようである。(私も寓にメールで、)
以前なら、電話もなかなか使用できず、お目に掛かる事も
叶わぬ時代は、年賀状がせめてもの年に一度のご挨拶。
今では、目が不自由でご無礼を、、との断り状も届く。
来年は「卯年」、ウサギのイラストをあれこれ、、、




今日の1句

忙しなや売出しの声賀状書く   ヤギ爺