遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

芭蕉の里

2022-12-23 16:27:34 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年12月23日(金)

芭蕉の里を訪ねる

息子の家族と伊賀上野へ出かけた折り、「芭蕉翁記念館」
を訪れた。

伊賀上野公園には、藤堂高虎が築城した「伊賀上野城」、
「俳聖堂」、「伊賀流忍者博物館」などが在る。

孫達は以前、「伊賀忍者屋敷」等に出掛けて居り今回は
爺さんの我儘を通して貰った。


芭蕉は、寛永21年(1644年)に伊賀の国で生まれ
たが13歳の時に父が他界し、19歳の時に藤堂新七郎
の嗣子、良忠に仕え俳諧への道を目指す。
然し良忠が25歳で亡くなり、藤堂家を辞し29歳の時
に江戸へ出る。32歳の時に西山宗因が主宰する句会に
参加、俳号を「桃青」とする。
37歳で深川庵に移り、門人から芭蕉の木を贈られて、
これより俳号を「芭蕉」と名乗った。
その後41歳の時「のざらし紀行」の旅で尾張から近江
を紀行する。
44歳の時には「鹿島詣」の旅に出て「笈の小文」を。
46歳の春から秋にかけ「奥の細道」の旅に出る。
48歳で、「猿蓑」を刊行した。
51歳、「奥の細道」が刊行し、9月大阪の地で病死。
芭蕉は旅の行く先々で次々と門人等が増え、芭蕉の世話
をされた方は数知れるようである。多くの紀行文や遺墨
を残されて居り、昭和34年(1959年)に生誕の地
である伊賀市丸の内の上野公園内に「芭蕉翁記念館」が
開館した。



展示室には翁の遺墨を始め,俳諧の文献や古文書が展示
され、隣接して文庫、茶室などがある。



クイズのヒント、


孫達(中1男児、小4女児)は、意外に大人しく館内を
巡り、「芭蕉クイズ」(結構難しく、時折孫から質問さ
れるが判らず、たじたじ、、、)二人で館内のヒントを
探し、見事全問正解をして、記念品を貰い大喜び。
その後、投句コーナーがあり、小4の女児が初めての
俳句作りに挑戦し、「投函」をした。
その後、伊賀上野城へ向かった、、、、、。
芭蕉の生家(上野赤坂町)
芭蕉の肖像画、


今日の1句(俳人の名句)

旧里や臍の緒に泣きとしの暮  松尾 芭蕉