遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

なんじゃもんじゃ

2022-04-25 16:27:25 | 日記

令和4年4月25日(月)

なんじゃもんじゃ : モクセイ科ヒトツバタゴ

日本では本州の一部と九州の対馬(長崎県)に隔離分布する

珍しい落葉高木。高さ20~30mにもなる。

葉は対生し、長さ4~10cmの長楕円形をしている。

5月頃、円錐花序に白い花を付ける。

 

名古屋市熱田区に在る「名古屋国際会議場」(白鳥)の西側

に在る並木路に、別名「なんじゃもんじゃ」とわれるヒトツ

バタゴの木の花が見頃を迎えた。

新緑の中、純白の花はまるで樹木に降り注いだ雪化粧、、、

付近を散策する人々の目を楽しませている。

国際会議場西側の市道凡そ1.2kmに、街路樹としてヒトツ

バタゴが植えられている。

例年より1週間程早く見頃を迎え、白と緑の対象が美しい。

ヒトツバタゴは愛知県、岐阜県と限られた地域にしか自然に

生えていない様で、他の地域では余り「なんじゃもんじゃ」は

知られていない樹木のようです。

名古屋市内には他にも名城公園、東山植物園、白鳥庭園等や、

市内各所の街路樹としてよく見られる。

白鳥庭園

名古屋城

東山植物園

若宮神社

 

港区内にも大通り(江川線)の一本西の裏通りにも在る。

なんじゃもんじゃは遠くから見ると、樹木に季節外れの雪が

積もったように見える。

「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる云われは様々、、、、

元々、ヒトツバタゴは、占いや神事等に使用された木で、

その木を直接「植物名」で呼ぶのは憚られるから、、、

亦、見慣れぬ立派な木だから「なんじゃもんじゃ」と親しみ

を込めて呼んだ。

テレビ番組で水戸の校門様が、「これは何という木じゃ」

と聞かれ、答えが判らず「何ちゅうもんじゃ」から囃して

「なんじゃもんじゃ」となったという、、、、、が?

 

ヒトツバタゴは、秋になると直径1cmほどの楕円形の果

実がなる。

 

今日の1句

亀鳴くやなんじゃもんじゃの騒ぎよる   ヤギ爺


藤の花

2022-04-24 16:48:10 | 日記

令和4年4月24日(日)

藤の花 : 藤棚、藤波、藤房

山野で他の木に巻付いて生活するマメ科フジ属の落葉蔓植物

の総称。 野田藤は茎が右巻きである。

野田藤の名前が付いたのは、豊臣秀吉が摂津の国(大阪府)

を訪れ、摂津の野田に咲く藤を愛でた事に由来するという。

藤の葉は互生し卵状から次第に尖る。

花は5月の初め頃、その年の枝の先に数10cmから1m

以上にも及ぶ長い総状花序つけ下垂する。これを藤の花房

藤房」という。

幾重にも下がるさまや風で揺れるさまを、「藤波」といい

讃えた。 花は濃淡の紫色、藤色といえば紫色である。

「万葉集」に詠まれ、「枕草子」で清少納言は「藤の花は

しなひながく、色こく咲きたる。いとめでたし。」と褒め

和歌の歌題にもなるように、色も姿も古くから人々に愛さ

れて来た。

日本史の上での藤原氏の存在の大きさや、紫式部の「源氏

物語」の藤壺や紫の上なども藤に通い、親しまれてきたの

であろう。 家紋にも上がり藤、下り藤などがある。

晩春のもの憂い気分に敵う一方、瑞々しい美しさが愛され

庭園や公園、寺社等に植えられ、藤棚が造られた。

蔓は丈夫で、物を縛ったり、籠を編んだりと工芸品にも

広く用いられる。

上記に野田藤を述べたが、山藤は茎が左巻きで花は野田藤

より大きく花序は短い。

埼玉県春日部市に在る「牛島の藤」は国の特別天然記念物

である。 全体の根回りは9,2mもある。

藤棚の枝張りは東西34m、南北14m、総面積は700

㎡の日本一の大きさといわれる。 この藤は山藤に似るが

山藤が左巻きなのに対し、この木は右巻きである。

樹齢1000~1200年といわれ、弘法大師(空海)が

御植えされたと伝えられている。

 

日本全国に藤の名所が多くあるが、この地方(愛知県下)

にも、各所に存在し「藤まつり」が開催される。

名城二の丸庭園

津島天王川公園

江南曼荼羅寺

名古屋城の二の丸庭園、津島天王川公園、江南曼荼羅寺

など、今年は1週間程早くに見頃を迎えている。

 

今日の1句

藤波の天守従へ見得を切り   ヤギ爺


松の芯

2022-04-23 16:43:49 | 日記

令和4年4月23日(土)

松の芯 : 若緑、緑立つ

松は、マツ科マツ属の常緑針葉高木の総称である。

北半球の温帯を中心に、約100種が分布する。

明るく乾燥した地に生える。

「若緑」とは、晩春に松の枝から出る松の新芽をいう。

細長い緑の芽が10cm以上も伸びて、真直ぐに天を

指している様は明るく勢いがある。松の若葉をいう。

「緑立つ」とは、春になって木々の新芽が出る事だが、

多くは松の新芽のことをいう。

いかにもすくすくとして旺盛な感じがしている。

「松の芯」とは、芯のように立って芽吹く松の新芽の

ことをいう。

 

町内会の新年度が始まった。

町内の三役人事は若返り、すべてが女性となった。

ここ数年、過っての名士といわれた人達が役員に立とうと

せず、OBが町内に頭を下げて回るが会長の成り手がなく

止むを得ず、町内組長(全16名)の中から互選で決める

事とした。 が、毎年籤が当たっても断る方は多く、抽選

を4,5度繰り返し何とか1年頑張って貰う事とした。

(従来、私は前任者を引き継ぎ3年余続けたが、その任期

は1年として貰いたい、1年なら我慢できるとの事)

その間、我々(OB)が援助する事とし、お引き受け願う。

幸いというか、この2年(コロナの影響で)町内行事の

主なものはすべて中止され、日常作業のみで無事終了、、

それでも引継ぎには手こずる。

今年も暇な高齢者(私も)男性は辞退者ばかりで、抽選

4度目に当たった女性の方(50代前半)がお引き受け下

さった。副会長(40代)、会計(30代)も女性の方が

引き受ける。 とても若返り感謝しています。

今年は、町内旅行の年(隔年)だが、コロナで中止。

夏祭り、運動会、餅搗き大会は行う方向の様である。

最初の通常業務の廃品回収、公園の草取りは順調に終了。

若い女性三役、皆さん張り切ってお見えだ、、、、。

 

今日の1句

緑立つ町内会の始まりぬ   ヤギ爺


アース・デー

2022-04-22 16:39:06 | 日記

令和4年4月22日(金)

アース・デー : 地球環境の日

今日4月22日は、アース・デーです。

1969年、ユネスコ(国際連合教育科学文機関)の環境

関連会議の場で、米ソ宇宙協力平和運動について、国連の

ウ・タント事務総長がこの提案を支持し、「アース・デー」

として3月2日を設定し、継続することとなった。

1990年には米国・ソ連・中国が協力して、エベレストに

登山する「アースデイ20国際平和クライム」が行われた。

その後の2009年の国連総会で4月22日を「国際母なる

地球デー」とすることが採択され、翌年の2010年から実

施されている。

日本では」1990年から2000年までを一区切りとし、

毎年4月に「アースデー」に関するイベントが行われる。

2001年以降は「TOKYOアースデー」が代々木公園等

で実施された。

毎年この日は世界各国、日本の各地様々なイベントが開かれ、

地球環境、特に「気候変動・地球温暖化について」の様々な

問題を考える日でもある。

今年は、「アースデー気候会議」プロジェクトが行われた。

世界の気候危機概要、日本の気候危機概要報告を行った。

二部ではパネル・デスカッションが行われ、世界気候市民

会議の現状、日本の現状、若者会議の報告等を行い、その後

議論を展開した。

「私達は気候変動に対して大胆に行われ、幅広く革新し、

公平に実行する責務が在る。全ては地球のために全員が責任

を負う必要がある。 私達の子供やその未来のために自然を

回復し、健康な地球を築かねばならない。

そのために残される時間は、とても短いのです。」

 

今、現実に起きている地球温暖化による自然災害(人災も)

は数限りなく、そのすべてが巨大化しています。

地球温暖化により北極、南極の氷解が進み動植物の危機や

太平洋上の島国は水面上昇により水没の危機が迫る。

バッタなどの異状発生により穀倉地帯は壊滅状態、食料危機。

干ばつや森林火災も世界規模で巨大化している。

比較的温暖なカナダや北欧なで、超熱波発生(≒50度)

シベリヤなどツンドラ地域の永久凍土が溶け雪崩続出、、

アメリカやヨーロッパ、アジアで竜巻の超巨大化の被害。

毎年繰り返す超大型の台風、ハリケーン、ゲリラ豪雨等々、

それらの自然災害は超巨大化し続け、放置すれば人類破滅

の道を辿る、、、、、。

今、大国は覇権主義でぶつかり、その欲望は限りなく果て

しない。ある国は武力で一方的に攻め入り他の国を破壊し

続け、容赦なく弱者(老人、子供、女性等)を殺戮する。

他の大国は、煽るだけ煽り自分では決して手出しせず金

で解決しようとその財力(武器)を注ぎ、同盟国にも

犠牲を要求する。(資源のない国もそれに従わざるを得

ないようである)

 

今日の1句(俳人の名句)

ジンギスカン走りし日より霾れり   有馬 朗人

霾る : モンゴルや中国北部の黄土地帯の砂塵が舞い上が

     り、遠く日本まで及ぶ現象


公園の草刈り

2022-04-21 16:46:20 | 日記

令和4年4月21日(木)

公園の草刈り

「摘み草」は、行楽と実益を兼ねた日本の伝統的な行事で、

野や堤に出て、蓬や土筆、蕨、薇など食用となる山菜摘み。

そして蒲公英やスミレ、シロツメクサ等の野草摘みをいう。

一方で「草刈」は、農家などが家畜の飼料にしたり、葭等

を刈って屋根を葺いたり、葦簀(ヨシズ)等の材料にする。

或いは雑草を刈って、庭や公園等を綺麗に手入れするする

ための作業をいう。

今年も町内恒例の、公園の草刈りが始まった。

毎年4月から12月までの間(1~3月は草がなく休止)

雑草を刈ったり、落葉掻きをする行事である。

4月に入り、気温上昇と伴に一気に草木が成長し緑一色

となった。樹木が青々とする中、公園のベンチや遊具の

周辺、フェンス際などに見る見る雑草が生い茂る、、、。

早朝8時、今年度の町内役員と公園愛護会(OB会)が

集り草刈が始まった。

昨年の役員から、「除草剤を撒いたら、?」との提案が

あったが、この公園には近くに幼稚園、保育園等が在り

平日には園児らが保育士と伴にやって来る。母親に連れ

られた幼い子もやって来る。休日になると学童保育所の

子等や、子供達がやってきてサッカー、野球、ゲーム等

を楽しんで居る。

「やはり、子等の安全を考え除草剤は止めよう。草刈り

は我々のコミニュケーションの場でもあるし、、、、」

仲には不満を漏らす人も居たが、渋々承知した。

小1時間、黙々草刈りが始まる、、、 

雑草の間からスミレ、タンポポ、クローバー(白詰草)等

の可憐な花が顔を出す。

暫く手を休める(腰をさすり茶を、、、)

これから、毎月の草刈り、、草木は待ってはくれない。

 

今日の1句

手を休め暫し野草と戯れる   ヤギ爺